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HOME   »   サッカー  »  [ワールドカップ2018-49] クロアチアチーム 2試合連続PK戦勝利
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[7月7日・準々決勝]
クロアチア2-2(PK戦4-3)ロシア

 クロアチアチームが2戦連続のPK戦勝利を成し遂げました。
 チーム全体に疲労感が漂う中で、120分を戦い切り、PK戦も押し切った、見事な勝利でした。

 ロシアチームは大健闘でした。
 地元サポーターの大声援を背に、一歩も引かないゲームを繰り広げました。特に、1-2からの同点のシーンは、今大会のロシアチームの強さを示す、素晴らしいものでした。

 ゲームは前半31分、ロシアのデニス・チェリシェフ選手のミドルシュートから動きました。
 カウンターからのシュートでしたが、これが極めて上質のシュートで、クロアチアのゴールキーパーGKダニエル・スパシッチ選手が「一歩も動けない」程の強烈なものでした。当たり前のことで恐縮ですが、「正確で強いシュート」は決まるのです。

 この先制点がゲームに大きな影響を与えました。
 今大会他のゲームでも観られるのですが、先制点はとても重いのです。
 奪われた相手チームは、追い付くのに相当のエネルギーを使わなくてはなりません。
 これも当たり前のことで恐縮ですが、「サッカー競技においては先制点がとても重要」であることを再認識させられるゲームが多いと思います。

 先制を許したクロアチアチームは、しかし、慌てずに反撃し、8分後の前半39分、流れの中からアンドレイ・クラマリッチ選手がヘディングシュートを決めました。ロシア守備陣を完全に崩してのゴールは、見事なものでしたし、クロアチアにとっては「先制点の重圧を早々にクリアした」大きなゴールでもありました。

 後半も、クロアチアが攻め、ロシアはカウンターで対抗するという構図は不変でしたが、両チームともにゴールを挙げることが出来ず、ゲームは延長に入りました。

 その延長前半11分、クロアチアのドマゴイ・ビダ選手がCKからのヘディングシュートを決めました。ロシアゴール右隅に飛び込んだゴールでしたが、ゴール前の混戦から、ロシアのGKイゴール・アキンフェエフ選手からは見え難いものだったかもしれません。
 ビダ選手は、自らのプレーでCKを獲得し、これをゴールに結びつけるという、見事な活躍でした。

 これでクロアチアが優勢となり、このまま押し切るかに観えました。
 疲労感漂うクロアチアチームとしても、「守り切る」という明確なプレー方針が出ましたので、これで行けると感じたことでしょう。

 ところが、ロシアチームは全く諦めてはいなかったのです。
 試合時間も残り5分、延長後半の10分、クロアチアゴール右側のペナルティーエリアの少し外、ロシアは「ハンド」の反則からフリーキックFKを得ます。
 このFKからマリオ・フェルナンデス選手がヘディングシュートを決めたのです。
 気迫溢れるアタックでした。

 ロシアサポーターは総立ち。泣いている人も居ます。
 今大会のロシアチームの気迫を明確に表現するゴールでした。

 この後も、両チームは攻め合いましたし、チャンスも有りましたが、ゲームは2-2でPK戦に突入しました。
 両チームともに、ラウンド16の試合をPK戦で勝ち上がって来たのですから、2試合240分を戦ってのPK戦です。不撓不屈の2チームです。

 クロアチアのGKスパシッチ選手は、ラウンド16・デンマーク戦のPK戦でも5本中3本を止めました。そして、この試合でも2本を失敗に追い込んだのです。
 「PK戦が得意なGK」というのは、普通に考えれば存在しないのでしょうが、これだけの事実を見せられると、スパシッチ選手は「滅多に居ないタイプのGK」なのかもしれません。

 PK戦後攻のクロアチアの5人目イバン・ラキティッチ選手が左サイドにグラウンダーのキックを綺麗に決めて、クロアチアの準決勝進出が決まりました。
 ラキティッチ選手はデンマーク戦でも5人目で登場し、同じように左サイドに決めています。「今度は右側に蹴るかな」と思って観ていました。GKアキンフェエフ選手も、そちら側に動きました。しかしキックは、同じサイドでした。「裏の裏をかいた」ということなのでしょうか。

 クロアチアチームは、ベスト4進出を決めました。

 1998年フランス大会以来の20年振りの準決勝進出を果たしたのです。

 1998年のチームは、ダヴォール・シューケル選手を中心とした、クロアチアにおいては「伝説的なチーム」です。
 シューケル選手はフランス大会の得点王に輝き、チームは準決勝でフランスに敗れたものの、3位決定戦ではオランダに2-1で勝利して、「ワールドカップ初出場で3位」という快挙を成し遂げました。

 「マンジュキッチ世代」のクロアチアチームは、「シューケルのチーム」と同じ準決勝進出を示現しました。

 「疲労」は残っているのでしょうけれども、そろそろ「疲労にも慣れる」時期であり、チームのコンディションが上向くという見方もあります。

 イングランドチームとの準決勝は、素晴らしいゲームとなりそうです。
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