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HOME   »   サッカー  »  [ワールドカップ2018-52] 西野ジャパン2 「1勝2敗1引分」
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 ロシア大会における西野ジャパンの成績は、勝ち負けで観れば1勝2敗1引分でした。

 この数字だけを観ると、「あまり良くない」という印象を与えるかもしれませんが、西野ジャパンの戦い振りには、世界中から称賛が寄せられています。

 グループリーグGL緒戦のコロンビア戦を2-1で勝利し、第2戦のセネガル戦で2-2の引分、第3戦のポーランド戦は0-1で敗れ、決勝トーナメントT1回戦・第4戦のベルギー戦は2-3で敗れたのですが、第2戦は「追いついて」の引分、第3戦は「戦術的な敗戦」、第4戦は2-0とリードを奪いながら、2-3と大逆転負け、ということで、その「エキサイティングなゲーム内容」が、高く評価されているのでしょう。

 西野ジャパンの、特に攻撃面では「日本サッカーの長所」が随所に見られたのです。
 何より、4試合で6得点と、これまでの代表チームと比べて得点力が上がっていますし、その得点も、「乾選手の素晴らしいシュート2発」や「原口選手の決勝トーナメントにおける日本チーム初ゴール」、「大迫選手の右ポストを叩くヘディングシュート」、そして「本田選手の狙い澄ました、3大会連続ゴール」と、劇的なシュートが続きました。

 原口選手や乾選手のシュートは、大会全体を観ても高品質なゴールでしょう。

 そして、シュートに持っていく形、香川選手や柴崎選手のパスプレーも、眼の肥えた、世界中のサッカー関係者・ファンを唸らせるものだったのです。

 西野ジャパンのロシア大会における活躍は、見事なものでした。

 ところが、日本国内には「1勝2敗1引分」では悪い結果であり、評価できないという声があると報じられています。

 「サッカーを知らない人」の意見であろうと思います。

 ワールドカップのGLは1試合ごとに、ゲーム前に様々な要素・要因を分析し、試合の流れを把握し、同組他チームの様子を考慮しながら、戦いを進めて行かなくてはならないのは、当然のことです。
 戦術的な引分や敗戦があっても、何の不思議もないというか、歴史的にも世界中のチームに多くの事例が存在します。

 出場チーム数が13であった時代、16であった時代(最も長い時代です)、24であった時代、32の時代。
 1次リーグと決勝リーグだった時代、1次リーグと2次リーグが存在した時代、GLとトーナメントの時代・・・。

 また、1勝の勝点が2だった時代が長く続きましたが、1994年アメリカ大会から「1勝は勝点3」となりました。出場チームのGLの戦い方が全く違うものとなったのは、自然なことです。

 時代を経て、様々なレギュレーションが登場し、出場チームはそれぞれの大会で「新しいレギュレーション」を研究し、全力で対応してきたのです。世界最大のサッカー大会、世界中のサッカー関係者憧れの大会に臨むプレーヤー、スタッフであれば、至極当然のことでしょう。
 そして2018年ロシア大会には「フェアプレーポイント」が新設されたのです。

 どのチームも、「フェアプレーポイント」の存在を十分に認識してゲームに臨んだことは、言うまでもないでしょう。
 そうした中で、日本チームはポーランドに「0-1で敗れ切る」道を、ゲーム中に選択したのです。難しい選択ですが、十分に有り得る選択であったことは、言うまでもありません。

 こうしたワールドカップの常識・歴史を知らない人、あるいは知っていても実際の大会結果に応用する力が無く、「1勝2敗1引分」は悪い結果と評する人は、「サッカーを知らない・理解していない」と言われても仕方がないでしょう。

 大会前は下火になっていた印象もある「我が国のサッカー熱」を、これほどまでに高めてくれた西野ジャパンの戦い振りは、高く評価されるべきであろうと思います。
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