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HOME   »   サッカー  »  [ワールドカップ2018-54] クロアチアチーム 逆転勝ちで決勝進出
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[7月11日・準決勝]
クロアチア2-1(延長)イングランド

 試合開始早々にイングランドチームが先制しましたが、クロアチアチームは粘り強い戦いを続け、後半23分に同点として、ゲームは延長に入りました。
 両チームとも疲労の色が濃い延長の戦いでしたが、後半4分にクロアチアがついに勝ち越し、イングランドの反撃を抑えて勝利。
 ワールドカップにおいて初めての決勝進出を実現しました。

 終始、イングランドゴールへの攻勢を継続したクロアチアチームの見事な勝利でした。
 加えて、ゴール前での「シュート精度の高さ」も印象的でした。

 前半5分、イングランドチームはクロアチアゴール正面でフリーキックFKを獲得、これをキーラン・トリッピアー選手が鮮やかに蹴り込みました。
 クロアチアチームの「壁」を超えて、ゴールに運ぶ、見事なキックでした。
 これでイングランドは、大会通算12得点の内9得点をセットプレーで挙げたということになります。セットプレーの強さが際立ちました。

 1-0とリードしたイングランドチームに「この1点を死守しよう」という気分が生じたとしても無理のないところでしょう。
 前日フランスチームが1-0でベルギーチームを破っていますし、ワールドカップにおける「1点はとても重い」のですから・・・。

 とはいえ、前半早々にイングランドチームが「やや守備的」になったことは、ゲーム展開に大きな影響を与えたと感じます。

 ラウンド16、準々決勝と120分+PK戦の激闘を戦ってきたクロアチアチームに疲労が無かったはずは無く、このゲームが「攻守が目まぐるしく入れ替わる」展開となれば、クロアチアチームにとっては容易ならざる事態になったと考えられますが、「やや守備的」になったイングランドチームの運動量が少し落ちたことは、クロアチアにとっては助かったのではないでしょうか。

 疲労が残っている状況下、「リードされることに慣れている」クロアチアチームは、ある意味では「淡々と」攻撃を続けました。「いつものようにプレーした」と感じます。

 一方のイングランドは、1-0の展開が長く続き、前半をリードしたまま終えて、後半も20分を過ぎました。
 決勝進出まであと25分、イングランドチームのドライブが進みました。

 その後半23分、イングランドの守備陣が少し前に上がった刹那、クロアチアのシメ・ブルサリコ選手から鋭いクロスがゴール前に配され、これをイバン・ベリシッチ選手がワンタッチの技ありボレーシュート。
 さすがのゴールキーパーGKジョーダン・ピックフォード選手も反応できず、イングランドゴール左隅に飛び込みました。
 イングランドゴール前にスペースが生じた一瞬の出来事であり、ペリシッチ選手のポジショニングと高度なシュート技術が際立ったプレーでした。

 「1-0で勝ち切る」というゲームプランが頓挫してしまったイングランドは、一転攻勢に出ますが、同点として元気を増したクロアチアの動きが勝り、ゲームはクロアチアが押し気味の展開が続きました。

 とはいえ、イングランドも懸命に守り、時折獲得するセットプレーで状況を打開しようとする展開が続き、1-1のまま90分の戦いを終え、延長に入りました。
 延長に入っても、流れの中の攻め合いとなれば依然クロアチアが押していました。

 そして延長後半4分、イングランドゴール前にイバン・ペリシッチ選手がヘディングでボールを流し込むと、マリオ・マンジュキッチ選手がグラウンダーのシュート。これがゴール右サイドに突き刺さりました。
 何度もイングランドゴール前への進出・シュートをくり返してきたマンジュキッチ選手が、ついに決めた、とても高度で値千金のゴールでした。

 2-1とリードしたクロアチアでしたが、その後も守備的になったようには観えませんでした。強いて言えば「人数が揃っていない無理なカウンター攻撃」は行わなくなったところが、勝利に向けての、チームとしての対応だったのでしょうか。

 リードを許したイングランドは懸命の攻撃を行いますが、攻撃の形がなかなか創れませんでした。
 セットプレーに依存した攻撃の弱点が、ここに来て出たということかもしれません。

 52年ぶりの決勝進出を目指したイングランドチームにとっては、残念な結果となりましたが、若き「新生」イングランドチームは、まだまだ発展途上にあります。発展途上の段階でワールドカップの準決勝進出というのは、本当に見事な活躍でしょう。
 2022年大会に向かって、イングランド代表の活躍・成長が期待されます。

 クロアチアチームは、決勝トーナメント3試合連続で120分を戦い切って、ついに決勝に進出しました。

 以前も書きましたが、グループリーグを突破し決勝トーナメント進出チームが決まった時点では、最も強い=優勝候補筆頭という印象でした。現代サッカーを代表するプレーを、クロアチアチームが提示していると感じたのです。

 その「クロアチアのサッカー」がワールドカップの決勝で披露されることとなったのは、素晴らしいことですし、「ワールドカップ新時代到来」を明示するものでしょう。

 フランスVSクロアチア、何と新鮮な決勝カードでしょう。
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