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HOME   »   サッカー  »  [ワールドカップ2018-57] フランスチーム 「2回目」の優勝!
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[7月15日・決勝]
フランス4-2クロアチア

 点の取り合いになると予想していましたが、合わせて6点も入るとは思いませんでした。

 決勝トーナメントTに入って、3試合連続で120分戦ってきたクロアチアチームに、さすがに疲労が観えて、これまでの運動量が発揮されませんでした。
 その隙をついてフランスチームが3点目・4点目を挙げて、押し切ったゲームだと思います。

 試合開始前のセレモニーにおける国歌演奏、フランスのデシャン監督は力いっぱい歌っていました。このゲームに対する決意を感じさせる姿でした。

 クロアチアチームは紅白の正ユニフォーム。決勝Tでは、黒と紺の副ユニフォームが多かったので、新鮮な印象でした。

 試合の入りは、まずクロアチアチームが攻勢に出ました。フランスチームが受ける形。
 前半11分頃までは、クロアチアが点を取りに行ったのです。

 しかし、前半18分に、フランスチームがフリーキックFKを獲得します。この試合最初のセットプレー。
 クロアチアゴールに向かって右側からのFKですが、これをグリーズマン選手が蹴り込みました。ボールは一直線にクロアチアゴールに飛び、これをゴール前で守っていたマンジュキッチ選手がすらしましたが、そのままゴールイン。

 フランスはクロアチアのオウンゴールで先制したのです。

 前半20分、突然雨が降ってきました。相当強い雨でした。雨中の戦いとなったのです。

 前半27分、フランスのカンテ選手にイエローカードが出されました。
 マンジュキッチ選手をマークしていたカンテ選手にイエローが出されたことは、その後の展開に影響が有ると思われました。

 そして前半28分、クロアチアがFKを得ます。これを蹴るのはモドリッチ選手。
 モドリッチ選手は右サイドに蹴り、これをヘッディングでゴール前に折り返し、さらにパスしたボールをペリシッチ選手がシュート。これが見事に決まりました。

 試合は1-1の振り出しに戻ったのです。

 準備されたシステマティックなプレーをキッチリと実行したものでしょう。
 「逆転のクロアチア」の面目躍如たるプレーでした。

 しかし、前半33分、クロアチアゴール前のコーナーキックCKからのプレーでペリシッチ選手の手にポールが当たりました。
 当初主審はノーファールの判断でしたが、VARから連絡が入り、主審はVAR画面で確認することとなりました。
 そして3分後、ペナルティーキックPKが宣せられました。手に当たったことが偶然か故意かは分かりませんが、偶然であろうと故意であろうと「手を使えば反則」なのです。
 「疑わしい行為」が、PKと判定されました。

 このPKをグリーズマン選手がしっかりと決めました。

 前半はフランスチームが2-1とリードして終えました。
 前半の3ゴールは、いずれもセットプレーからのものでした。

 クロアチアチームにとっては、PKによる2失点目が痛かったと感じます。

 後半も開始直後はクロアチアチームが攻勢に出ました。早期の同点を目指して攻めたのです。これをフランスチームは、前半と同様に丁寧に対応しました。

 後半9分、意外な選手交替が行われました。
 フランスチームのカンテ選手がヌゾンジ選手に代わったのです。
 フランスチームの守備の要であり、このゲームでもクロアチアチームのエース・モドリッチ選手の動きを封じていたカンテ選手を下げたことは、クロアチアチームに有利な交替のようにも感じられました。

 しかし、この交替がデシャン監督からの「攻撃開始指令」だったのです。

 後半14分ポグバ選手、後半20分エムバペ選手と、フランスは立て続けに得点を挙げました。
 共にクロアチアゴールのペナルティーエリア近辺から放たれたミドルシュートでした。
 「前がかり」に攻勢に出ていたクロアチアチームのゴール前の守備DFは、やや薄くなっていましたので、シュートコースが広いのです。
 こうした状況で「正確なシュート」を打たれる(それは難しいことなのですが)と、ゴールキーパーGKが止めることは困難なのですが、ポグバ選手とエムバペ選手は、とても上質なシュートを打ち、これが見事にゴールに突き刺さりました。

 また、これまでなら、中盤のプレーヤーが戻ってきて守備に加わっていたものが、エムバペ選手のシュートシーンでは観られませんでした。疲労が重なり、クロアチアのプレーヤーの運動量が落ちていたのでしょう。「どこにでも顔を出してきた」モドリッチ選手の姿も、ありませんでした。

 フランスチームが4-1とリードして、ゲームは決しました。

 後半24分には、マンジュキッチ選手がGKロリス選手の軽率なプレーをついて2点目を挙げましたが、クロアチアの反撃もここまで。
 守備を固めたフランス陣を、この後抉じ開けることは出来ませんでした。

 初の決勝に挑んだクロアチアチームは、これまで観られなかったような「フルパワーの攻勢」を前半と後半の始めに繰り出しました。得点を取りに行ったのです。
 今思えば、これは「疲れていて、長い間はこれまでの様には動けない」ことをチームとして認識していたので、「先行逃げ切り」のゲームを目指したのでしょう。
 しかし、フランスチームも体力十分な時間帯では、この攻撃は不発でした。
 「得点されても、いつものように粘り強く攻撃を繰り返す」という、今大会のクロアチアスタイルを実行することは出来なかったのです。
 相当、疲労が残っていたものと考えます。

 フランスチームは、エムバペ選手のスピードを存分に活用しました。
 エムバペ選手の「突進」は、圧倒的な威力でクロアチアゴールを脅かし続けました。
 クロアチアDFはエムバペ選手を止めることが出来なかったのです。
 19歳のスーパープレーヤーは、今後の世界サッカー界を牽引して行く存在でしょう。

 フランスチームは20年振り「2回目」の優勝を果たしました。
 ワールドカップの「複数回優勝チーム」の仲間入りを果たしたのです。
 ブラジル(5回)、イタリア(4回)、ドイツ(4回)、ウルグアイ(2回)、アルゼンチン(2回に続くものです。
 加えて「自国開催以外の大会での優勝」も実現しました。

 ロシア大会は、フランスが真のサッカー強豪国になった大会、と言っても良いのかもしれません。

 フランスは「とても若いチーム」です。
 チームリーダー格のグリーズマン選手でさえ、まだ27歳なのです。
 多くのプレーヤーが20歳代前半、10歳代のエムバペ選手も居ますから、今後2度のワールドカップは現行のメンバー主体で戦うことができます。

 当分の間、世界サッカー界におけるナショナルチーム同士の戦いは、フランスチームを中心に動いて行くのでしょう。
 
 フランスは「とても強いチーム」になりました。

 試合後の表彰式、雨が強くなりました。どしゃぶりです。
 その雨の中で、ワールドカップが輝きました。
 「フランス時代の到来」を告げる、鮮やかな黄金色でした。
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