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HOME   »   MLB  »  [MLB2018] 8勝8敗のサイ・ヤング賞候補 ジェイコブ・デグロム投手
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 9月10日の日本経済新聞配信、メジャーリポート・杉浦大輔氏の記事「勝ち星恵まれぬデグロム 異例の最優秀投手候補」をとても楽しませていただきました。

 少し前から感じていたことを、杉浦氏はきっちりと記事にしてくれたのです。

 ニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロム投手(30歳)は、チームのエースにして、MLB屈指の好投手・剛球投手です。
 そのデグロム投手は、今シーズンも素晴らしいパフォーマンスを示しているのですが、不思議なほどに勝ち星に恵まれていません。9月11日時点で8勝8敗なのです。

 デグロム投手の防御率はというと1.68でMLBトップ、それも2番手のクリス・セール投手(ボストン・レッドソックス)の1.97を引き離しての断トツのトップなのです。

 登板試合数はというと、デグロム投手は28、セール投手は23、しかし勝敗はセール投手が12勝4敗と大きく上回っています。
 
 現時点のMLB最多勝である、ブレイク・スネル投手(タンパベイ・レイズ、18勝5敗、防御率2.06、27登板)やコーリー・クルバー投手(クリーブランド・インディアンズ、18勝7敗、防御率2.91、30登板)と比較しても、いかにデグロム投手が勝ち星に恵まれていないか分かります。

 9月3日のロサンゼルス・ドジャースとのゲームでも、6イニングを投げて被安打2・失点1の好投を魅せ、おまけに5回には自ら同点タイムリーヒットを放ちながらも、結局勝ち投手にはなれませんでした。

 とにかく、今季のメッツ打線は打てないのです。

 自責点1以下に抑えた12ゲームで勝利投手になっていないというのですから、MLBのゲーム・シーズンとしては「異常な状況」と言って良いでしょう。

 勝ち数が投手の能力や貢献度を、必ずしも正確に示すものでは無いということは、従来から指摘されてきたことですが、今季のデグロム選手の例は、極めて極端なものになっていますから、MLBナショナルリーグNLにおける最優秀選手賞=サイ・ヤング賞の選考は「とても難しいものとなる」と予想されているのです。

 8月9日のワシントン・ポスト紙には「今季のデグロム(の投球)は勝ち星がいかにばかげたデータであるかを示している」という、強烈な見出しの記事を掲げました。

 とはいえ、一方で「勝ち星は投手のチームに対する貢献度合いを測る上で重要」であるという見方が有るのは当然のことで、様々な意見が出されているのです。

 「いつも打線の援護に恵まれる投手」と「恵まれない投手」の違いが、どこにあるのか、シーズン毎に異なるのか、投球のテンポやアウトカウントの内容等が関係するのか、チーム内のコミュニケーションの影響は有るのか、いつの時代にも様々な形で議論になるところですけれども、それにしても今シーズンのデグロム投手の成績は「極端」です。

 2018年シーズン、NLのサイ・ヤング賞の行方が注目されます。
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MLB2018・デグロム投手はサイヤング賞を取れるのか  
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