FC2ブログ
HOME   »   日本プロ野球  »  [NPB] 山本昌とジェイミー・モイアー
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 2013年4月9日、中日ドラゴンズとヤクルトスワローズのゲームに先発した、中日の山本昌投手は、6回を投げ被安打1、失点0と好投、チームの5対0の勝利に貢献し、今季初勝利を挙げました。
 この時、山本昌は47歳7か月でしたから、自身の日本プロ野球NPB最年長先発登板記録とセントラル・リーグの最年長登板・最年長勝利投手記録を更新しました。

 そもそも山本昌投手は、野手も含めて、現時点の日本プロ野球全選手の中で最年長です。今季今後の登板で活躍する度に、新記録が生まれることになります。
 
 山本昌投手は、1965年8月東京都大田区生まれ。186㎝、87㎏の左投げ左打ち、日大藤沢高校から1983年にドラフト5位で中日に入団、現在に至るまで中日ドラゴンズ一筋のプレーヤーです。
 持ち球は、ストレート、カーブそしてスクリューボール。特に、外角低めに沈めるスクリューは威力十分です。1993年、94年、97年には、リーグ最多勝のタイトルを獲得していますし、特に1994年には最高の投手に与えられる沢村賞も手にしました。まさに、1990年台には、セントラル・リーグを代表する投手だったのです。
 2012年シーズン終了時点の成績は、213勝162敗です。

 ところで、アメリカのメジャーリーグにも、山本昌投手と同じように投手の最年長先発記録を更新し続けているピッチャーが居ます。それが、ジェイミー・モイアー投手です。
 山本昌投手とジェイミー・モイアー投手には、いくつかの共通点があります。興味深いところです。

 モイアー投手は、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身、184㎝、84㎏の左投げ左打ち。聖ヨゼフ大学から1984年にドラフト6順目でシカゴ・カブスから指名を受け入団、こちらは、その後7つの球団を渡り歩き、2012年にはコロラド・ロッキーズに所属していました。
 そして、2012年4月17日の対サンディエゴ・パドレス戦に先発し勝ち投手となりました。この時、49歳151日でした。これも、自身のMLB最年長勝利投手記録を更新したのです。

 持ち球は、ストレートとカットボール。特に、外角低めにコントロールされたカットボールの威力は十分で、これで打者を翻弄します。
 MLBのナショナルリーグ・アメリカンリーグ両リーグの計8球団に所属していたこともあって、MLB30球団全てから勝ち星を挙げています。(MLB史上6人目の記録です。30球団すべてから勝ち星を挙げるという、凄い記録の保持者が6人もいるというのも凄いことで、MLBのプレーヤーの多くが、移籍を繰り返す選手生活を送ることを示していると思います)

 モイアーの2012年時点の成績は、269勝209敗です。今シーズンは50歳になっている筈ですが、引退したという話は聞きませんので、使ってくれる球団を探しているのだと思います。これまた、凄いことです。

 山本昌とジェイミー・モイアーの共通点を観てみると

① 左投げ左打ちであること。偶然とは思えませんので、左ピッチャーの方が、選手寿命が長いということなのかもしれません。

② ドラフト上位指名ではないこと。NPBとMLBでは、ドラフトにおいて指名される選手の数が異なる(MLBの方が遥かに多い)ので、一概には比較できませんが、山本昌が5位、モイアーが6順目ですから、ともに当該世代のトップクラスのプレーヤーとして注目される存在では無かったことになるのでしょう。

③ 外角低めの投球が生命線であること。球種は、山本昌がスクリュー、モイアーがカットボールと異なりますが、テレビ映像で見る限り、とてもよく似た球筋だと思います。とても打つのは難しいボールに観えるのですが、不思議と打者が手を出して凡退します。球に威力がある上に、配球が上手なのだろうと思いますが、逆に言えば「こうした決め球を持っている」からこそ、40代の後半になっても、先発・勝利投手になれるのでしょう。

④ 故障・怪我が少なかったこと。これは、鶏と卵の話の様ではありますが、厳しい自己管理を継続していることと、無理な投げ方をしていないと想定される点で、評価できるものと考えます。

 加えて、体格がほぼ同じという点もありますが、山本昌の身長186㎝というのは同世代のNPBの投手の中では大柄な方になるのに対して、モイアーの184㎝は同世代のMLBの投手としては標準的、あるいはやや小柄な方に属すると思いますので、これは共通点とはしませんでした。

 NPBとMLBという太平洋を挟んだプロリーグに、山本昌投手が1983年、ジェイミー・モイアー投手が1984年と、ほぼ同時期にプレーヤーとなり、現在まで現役を続行しているというのは、不思議な一致であり、驚くべきことでもあると思います。

 山本昌投手には是非、モイアー投手に負けない最年長記録(おそらく世界記録)を樹立していただきたいと思いますし、先日の零封投球を観ると、あながち不可能なことではないとも感じるのです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬] 第147回天皇賞(春) 注目馬
NEW Topics
Entry TAG
最年長先発勝利投手記録   山本昌   ジェイミー・モイアー  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031