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 ニュージーランド代表(オールブラックス)とオーストラリア代表(ワラビーズ)の対戦=キヤノン・ブロディスローカップ2018が10月27日に迫りました。

 ほとんど常に世界ランキング1位のオールブラックスと、その永遠のライバル・ワラビーズの対決は、世界ラグビー界注目のゲームでしょうし、それが来年に迫った、ワールドカップの決勝会場に予定されている神奈川・日産スタジアムで開催されるのですから、遠路はるばるやってきた両チームにとっても、色々と得るものが有ることになります。

 さて、お金の話で恐縮ですが、このゲームのチケット価格が興味深いと感じます。

 いずれも前売り価格ですが、カテゴリー1指定席が1枚30,000円、同2指定席が21,000円、同3指定席が15,000円、同4指定席-大人7,000円・子供3,500円、車椅子エリアが7,000円となっています。

 通常の我が国で開催されるスポーツイベントのチケット価格に比して、「高い」というイメージなのでしょうか。

 「公式戦ではなく親善試合」という点から見れば高いのでしょうし、「世界最高水準のチーム同士の対戦」という視点からは、相応、あるいは安いというご意見も有りそうです。

 私の感覚では「相応」というところでしょうか。

 昔の話で恐縮ですが、25年程前のNFLのニューヨーク対決のチケット、試合前日に宿泊先ホテルのコンシェルジュに依頼して用意してもらったチケットが1枚1,000ドル(現在のレートなら約110,000円)であったことや、新しいヤンキースタジアムのネット裏席のチケットが1枚440ドル(同約48,400円)、MLBの公式戦が東京ドームで開催された時のネット裏席が25,000円、であった等々の事例から見れば、オールブラックスVSワラビーズの親善試合の最も高価な席のチケットが30,000円というのは、良いバランスのように感じられるのです。

 ひょっとすると、日本のプロスポーツのチケット価格は、その他の物価と比べて、やや低いのかもしれないと考えてしまいます。
 もちろん、現代日本の需要と供給からチケット価格が決まっていることは当然のことですから、無暗に上げれば良いというものではありません。

 つまり、「日本のチケット代が安い」とすれば、安い理由が有ると考えるのが自然です。

 もちろんチケット価格は、選手の年俸やスタジアムの環境等、そのスポーツ全般に大きな影響を与えるものですから、その国のそのスポーツの維持・発展に、本質的な影響を与えるものであることは、言うまでも無いことでしょう。

 そして、スタジアムでの観戦、自分の眼でプレーを観、自分の五感でゲームを感じるというのは、テレビ観戦やパソコン観戦では到底得ることが出来ない「素晴らしい物」であることも、言うまでも無いことでしょう。
 現場での観戦は、画面で観るものとは「全くの別物」なのです。
 そして、その価値が、チケット価格に反映されるものなのでしょう。

 プロスポーツを主催する側としては、この「素晴らしい物・価値」をキッチリとお客様やお客様予備軍にアピールする努力が必要なのでしょうし、観戦する側としては、この「素晴らしい物・価値」を把握し感じる感性と知識・情報を、身に付けて行く必要があるのでしょう。
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