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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム214] 過去10年間の菊花賞勝馬「ふたつのタイプ」
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 とても暑かった2018年の夏がようやく終り、秋競馬が本格化しています。

 G1レースが目白押しの秋競馬ですが、3歳のレースとなればやはり「菊」でしょう。
 クラシックレースの中で「一番強い馬が勝つ」と言われるレースです。

 「菊花賞」の過去10年の勝ち馬を改めて観てみました。

 少し驚かされました。

 勝ち馬が「ふたつのタイプ」に明確に分類されるように観えるのです。

① タイプ1→「菊花賞を勝つために生まれてきたサラブレッド」型

・2008年オウケンブルースリ→3歳の4月デビューで重賞初挑戦が菊花賞。それを勝利しました。その後、重賞をひとつ勝っていますが、その1勝のみ。通算27戦5勝。

・2009年スリーロールス→重賞初挑戦が菊花賞。これを勝利しましたが、その後は0勝。通算12戦4勝。

・2010年ビッグウィーク→重賞2戦目が菊花賞。これを勝利し重賞初制覇。その後、中京の障害未勝利を勝っていますが、平場では0勝。通算26戦5勝。

 2008年~2010年は、皐月賞や日本ダービーとは無縁で、菊花賞に勝つために走っていたように観えるサラブレッドの優勝が続きました。
 菊花賞勝利後は、オウケンブルースリが重賞をひとつ勝っていますが、オウケンブルースリにしてもその1勝のみでした。

・2014年トーホウジャッカル→3歳の5月デビューで重賞2戦目の菊花賞に勝利(重賞初勝利)。その後は0勝。通算13戦3勝。

・2017年キセキ→重賞3戦目の菊花賞を勝ち、重賞初勝利を挙げました。現役ですので、こちらのタイプと決めてしまうのは少し早いのかもしれませんが、春のクラシックレースに縁が無かったというところは共通しています。
 現時点で、菊花賞後は0勝、通算11戦4勝。

 上記の5頭は、春のクラシック路線には間に合わず(あるいは本格化前)、秋の上り馬として菊花賞に臨み、見事に優勝しました。
 そして、「菊」で燃え尽きてしまったかのように、その後は「菊花賞馬に相応しい」好成績を挙げることが出来ませんでした。(キセキはこれから好成績を挙げるかもしれません。凱旋門賞2018への登録も報じられました)

② タイプ2→「日本競馬を代表する強豪馬」型

 春のクラシックでも活躍し、同期で「一番強い馬が勝つ」と言われる菊花賞を勝ち、我が国の競馬を代表する強豪馬として活躍したサラブレッド達です。

・2011年オルフェーヴル→言わずと知れた三冠馬。有馬記念2勝、宝塚記念優勝など、素晴らしい成績を残しました。
・2012年コールドシップ→皐月賞と菊花賞の二冠馬。有馬記念、宝塚記念、天皇賞(春)にも勝利しています。
・2013年エピファネイア→皐月賞と日本ダービーが2着。菊花賞勝利後、ジャパンカップにも優勝しています。

 2011年~13年は「強い菊花賞馬」が続きました。

・2015年キタサンブラック→皐月賞3着、日本ダービー14着でしたが、秋に本格化して「菊」を勝ち、その後は、天皇賞(春)(秋)、ジャパンカップ、有馬記念とG1制覇を続けました。
・2016年サトノダイヤモンド→皐月賞3着、日本ダービー2着ときて菊花賞優勝。その勢いで3歳にして有馬記念も制しました。

 これらのサラブレッドには「国際舞台での活躍」も観られます。日本を代表する競走馬として、毎年のように国際重賞レースに挑戦してきたのです。(ゴールドシップやキタサンブラックは海外で走ってはいませんが、海外の大レース挑戦の計画が有ったものの、コンディション等の関係で遠征しなかった形です)
 オルフェーヴルの2012年・13年のG2フォア賞2勝からの凱旋門賞2着2回は、まさに日本馬海外挑戦のエポックでしょう。

 さて、過去10年間の菊花賞馬をざっと見てきました。
 やはり、「ふたつのタイプ」に分けられると感じます。

 その中間タイプは存在しないように観えるのです。
 加えて「5頭ずつ」の同数で分けられるのですから、ある意味では不思議なことでしょう。

 2018年は、どちらのタイプが勝つのでしょうか。
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