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HOME   »   高校野球  »  [明治神宮野球大会2018・高校の部] 札幌大谷高校 初出場・初優勝!
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 神宮の秋を彩る明治神宮野球大会2018高校の部の決勝が11月13日に行われ、北海道地区代表の札幌大谷高校が、北信越地区代表の星稜高校を2-1で下して、初優勝を飾りました。

 今大会の札幌大谷高校チームの勝ち上がりは以下の通り。
・11月9日・1回戦 札幌大谷6-5龍谷大平安(近畿地区代表)
・11月11日・2回戦 札幌大谷7-3国士舘(東京地区代表)
・11月12日・準決勝 札幌大谷5-2筑陽学園(九州地区代表)
・11月13日・決勝 札幌大谷2-1星稜

 この大会の宿命ですが「5日間で4試合」というハードスケジュールを乗り越えて、札幌大谷高チームは栄冠を手にしました。
 勝ち上がりを観ると、やはり緒戦の龍谷大平安戦の勝利が大きいと感じます。
 強豪犇めく近畿地区から出場した龍谷大平安高チームは、優勝候補の一角でした。
 この試合を6-5という競り合いで制して、札幌大谷高チームは一気に勢いに乗ったのでしょう。

 2回戦以降も強豪チームを連破し、決勝では「優勝候補筆頭」の呼び声も高い星稜高チームを逆転で破ったのです。

 もちろん、この勝ち上がりを観る限り、札幌大谷高チームのチーム力が非常に高いことが伺われます。
 まずは打力。準決勝までの3試合で5得点以上を挙げていますから、打線が強力な上に、決勝の7回2死からの北本選手のタイムリーに代表される「勝負強さ」も評価されなくてはなりません。

 続いては投手力。決勝の2年生・西原投手の好投、強打で鳴る星稜打線を1点に抑え込んだ投球は、まさに秀逸。
 ハードスケジュールの中では投手陣の頑張りが不可欠ですが、札幌大谷チームは投手の層も厚いのです。

 甲子園大会に出場経験の無い札幌大谷高チームが、明治神宮大会という全国大会を制覇したのは、見事の一語です。

 一方で、このところ言われている「甲子園常連校の変化」、かつての「殴る蹴るの指導方」(そのタイプの指導方がどれくらい広まっていたのかは分かりませんけれども)が使えなくなったために、「甲子園常連校チームが普通のチームになってしまった」という、やや乱暴な意見が、再び叫ばれる可能性もありそうです。(全ての常連校チームが「殴る蹴るの指導方」を取っていたとは思いませんが)

 「とても厳しい指導を経てきた伝統校チームの選手には『一種の凄み』があるので、相手チームの選手は、試合前の挨拶の時から『あいつら命賭けてるし、勝ってはいけないのかな』と感じてしまう」、それが伝統校チームの強さの一部だったという、ある意味では不思議な理屈が展開されることがあるのです。

 もし、こうした理屈が存在するのであれば、スポーツの指導局面で暴力を使うことがとても難しい時代となった現在、「一種の凄み」を身に纏ったチームはどんどん減り、消滅して行くのでしょう。

 日本の高校野球に「新しい伝統」が構築される時代が、来ているのかもしれません。

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