FC2ブログ
HOME   »   競馬  »  [競馬コラム223] クラシックレースに勝つためには朝日杯フューチュリティステークスに勝ってはいけないのか?
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 朝日杯フューチュリティステークスFSは、阪神ジュベナイルフィリーズJFと共に2001年から行われています。
 2000年まで行われてきた「朝日杯3歳ステークス」からの呼称変更(馬齢表示の国際基準への変更に伴って)により誕生したのです。

 朝日杯FSは、2003年までは「2歳最強牡馬」を決めるレースでした。2004年以降は牝馬も出走できるようになりましたから「2歳最強馬」を決めるものとなりましたが、現実には勝ち馬は牡馬ばかりですので、現在でも「2歳最強牡馬」決定戦という色合いが強いレースだと思います。

 さて、2001年から2017年までの「2歳最強牡馬」17頭の翌年のクラシックレースの成績を見てみましょう。
 朝日杯FSの勝ち馬で、翌年のクラシックレースに優勝したのは、以下の通りです。

① 2012年 ロゴタイプ 皐月賞

 なんと1頭しか居ないのです。
 全体的に観て、朝日杯FSの勝ち馬は、皐月賞や日本ダービーに勝利する以前に、出走すること自体が、なかなか難しい様子です。

 前回の記事で「阪神JFとクラシックレースの関係」を見て、「17頭の内5頭しか」クラシックレースに勝てていないことを書きましたが、朝日杯FSは「17頭の内1頭」しか勝てていないのです。

 これは明確に「朝日杯FSの勝ち馬と皐月賞・日本ダービーの勝ち馬に相関関係は無い」と言って良いでしょう。

 別の言い方をすれば「朝日杯FSの勝ち馬」と「クラシックレースの勝ち馬」は、「別のタイプ」ということになります。

 それにしても、「2歳最強牡馬」がレースを積み、調教を重ねても、3歳時のクラシックレースに歯が立たないというのは、やはり不思議な感じがします。

 朝日杯の勝ち馬は「早熟馬」ということになるのでしょうか。

 20世紀においても、1993年の朝日杯3歳ステークスに優勝したナリタブライアンが「三冠馬」になった例は有っても、シンザンやミスターシービー、シンボリルドルフ、ディープインパクトは、朝日杯FSに相当するレースに勝ってはいません。というか、出走していないと言った方が正確でしょう。
 従って、20世紀においても「2歳時に強い馬と3歳時に強い馬は別」という傾向はあったのです。

 21世紀になって、その傾向が一層顕著になったということになります。

 「17頭の内1頭・51冠の内1冠」となれば、変な書き方で恐縮ですが「クラシックレース=皐月賞・日本ダービー・菊花賞に勝ちたければ、朝日杯FSには勝ってはならない」ということになります。

 とはいえ、やはり「2歳時に強かった馬」が「3歳時にはパッとしない」というシーンばかりを見続けるというのも、競馬ファンとしてはいかがなものかと感じます。
 血統や連勝、不敗馬、ライバル対決といった視点から、サラブレッドの競馬においては「連続性」がとても重要なものでしょう。
 2歳と3歳の間に「大断層」が存在するというのは、競馬の本質から離れすぎているという見方もありそうです。

 数年に一度位は「朝日杯FSとクラシックレースの両方に勝利するサラブレッド」の誕生を見てみたいものだと思うのです。

(2015年12月16日付の記事「[競馬コラム159] 朝日杯フューチュリティステークスと日本ダービー」と同じような趣旨の記事になってしまいました。[競馬コラム159]と似ていることは、本記事を書いた後に気が付きました。この趣旨についての思いが強いことをご了解いただき、ご容赦くださればと思います。)
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[GPファイナル2018女子] 紀平選手の演技に対するロシア関係者の「冷静・公平」なコメント
NEW Topics
[温故知新2020-陸上競技9] 男子200m競走 金メダリストの記録
[温故知新2020-自転車] 男子団体追い抜き オリンピックのメダル獲得チーム
[Jリーグ2020(無観客)] J1再開 アウェイチーム優勢の不思議
[ラグビートップリーグ2021] ボーデン・バレット選手 サントリー・サンゴリアス入り
[NPB2020(無観客)] 菅野智之投手 1安打完封勝利!
[NFL2020~21] ペイトリオッツのQBは?
[温故知新2020-女子テニス6] 「豪打」と「悲劇」 モニカ・セレシュ選手
[温故知新2020-陸上競技8] 男子円盤投げ オリンピック金メダリストの記録
[PGAツアー2019~20(無観客)] ダスティン・ジョンソン選手 今期初優勝
[NPB2020(無観客)] ロッテマリーンズ 8連勝!
[競馬コラム271・宝塚記念2020] 「重巧者」 クロノジェネシス 圧勝!
[温故知新2020-男子水球] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[NPB2020(無観客)] 山川穂高選手の逆転3ランホームラン
[温故知新2020-競泳6] 女子200m平泳ぎ 日本チーム「伝統」の種目
[競馬(無観客)] 宝塚記念2020の注目馬
[セリエA2019~20(無観客)] 再開!
[プレミアリーグ2019~20(無観客)] 再開!
[PGAツアー2019~20(無観客)] ベテランの戦い
[NPB2020(無観客)] 開幕3連戦の結果
[温故知新2020-陸上競技7] 女子円盤投げ オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳5] 男子4×200mフリーリレー 日本チームの復活
[温故知新2020-男子ホッケー] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[NPB2020(無観客)] 6月19日 歴史的な開幕
[競馬コラム270-日本馬の海外挑戦13] 2010年 ブエナビスタとナカヤマフェスタ
[温故知新2020-女子テニス5] 「強烈無比なフォアハンド」 シュテフィ・グラフ選手
[温故知新2020-男子テニス6] 初代「ザ・オールラウンダー」 ピート・サンプラス選手
[温故知新2020-女子バレーボール] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[リーガ・エスパニョーラ2019~20(無観客)] 再開!
[PGAツアー2019~20(無観客)] トーナメントの再開!
[温故知新2020-陸上競技6] 男子砲丸投げ オリンピック金メダリストの記録
[ラグビー日本選手権2006・2回戦] 早稲田大学チーム トヨタ自動車チームを破る
[温故知新2020-競泳4] 男子200m平泳ぎ 日本チームの「お家芸」
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] バイエルン 圧倒的な攻撃力
[温故知新2020-女子テニス4] WTAツアー歴代最多勝 マルチナ・ナブラチロバ選手
[温故知新2020-陸上競技5] 女子走り高跳び オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-男子バレーボール] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 長谷部誠選手 309試合出場!
[温故知新2020-男子テニス5] 「フラットの強打」 ジミー・コナーズ選手
[UEFA-EURO2000準決勝] フランス ポルトガルとの死闘を制す
[温故知新2020-競泳3] 男子100m背泳ぎ 日本チームのメダル独占
[競馬(無観客)] 安田記念2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
Entry TAG
競馬コラム223・朝日杯FSとクラシックレース  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031