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HOME   »   NFL  »  [NFL2018~19・第14節] ドルフィンズ「100年に一度」の大逆転でペイトリオッツを破る!
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[12月9日・第14節・マイアミガーデン]
マイアミ・ドルフィンズ34-33ニューイングランド・ペイトリオッツ

 言葉が見つからないので「奇跡の大逆転」という平凡な?表現しかありませんが、普通の「奇跡的逆転劇」(妙な書き方で恐縮です)を遥かに超える、おそらくは「100年に一度のプレー」で、ドルフィンズがペイトリオッツを破りました。

 普通の「奇跡的逆転劇」を超えると感じる理由

① 残り時間「0秒」での「69ヤードのタッチダウンTD」

 AFL(アメリカンフットボールリーグ)とNFL(ナショナルフットボールリーグ)が合併し、現在のNFLが誕生して以降の「残り時間0秒=ゲームのラストプレー」のTDとして、史上最長のプレーでした。
 実質的に、NFL史上初のプレーだったのです。

② ラテラル・パスが2度行われたプレー

 ご存知のように、アメリカンフットボールは「前方に一度だけパスを投げることが出来ます」が、後方もしくは真横へのパス=ラテラル・パスは何度でも可能です。
 まさに、アメリカンフットボールがラグビーフットボールから生まれたとされる由縁です。

 とはいえ、実際の試合においては、ラテラル・パスを見ることは少なく、そうした中では、ラストプレーで時折眼にするだけのものなのです。
 ましてや、ラテラル・パスが大成功というのは、滅多に観られません。

 このゲームのラストプレーでは、試合時間残り7秒、自陣31ヤード地点から、まずドルフィンズのクオーターバックQBライアン・タネヒル選手からワイドレシーバーWRケニー・スティルズ選手に14ヤードのパス(前方へのパス)が決まりました。

 そこでスティルズ選手は右横に居たWRディパンティ・パーカー選手にラテラル・パス。

 さらに、パーカー選手は右サイドライン沿いを疾走してきた、ランニングバックRBケニアン・ドレイク選手に再びラテラル・パスを投げたのです。
 
 ドレイク選手は、味方選手の見事なブロックにも助けられ、右に左に走りながら、最後はペイトリオッツ守備陣を振り切ってTD。
 何か、信じられないような幕切れでした。

 「100年に一度のプレー」ですから、既に固有名詞「DRAKE ESCAPE」(ドレイクの脱出)が固まりつつあるそうです。

 1本の前方へのパスと2本のラテラル・パスの計3本のパスに彩られた69ヤードのTDプレーというのは、おそらく今後、観られないでしょう。
 そうした3本のパスが使われるプレーが出現したとしても、そのプレーがTDに結びつくことが考えられないからです。
 攻撃側の意図は全て実現し、守備側の意図は悉く失敗し、プレーの成否に大きな影響を与える「運」も概ね一方のチームに味方する、といったプレーは、滅多に観られるものでは無いでしょう。
 
 まるで、サッカー競技のワールドカップ2018ロシア大会・決勝トーナメントにおける、日本VSベルギー戦の試合終了間際のベルギーチームの自陣ゴール前からの「大カウンタープレー」を彷彿とさせます。

 2018年は、こうした「空前絶後のプレー」が生まれる年なのかもしれません。

 それにしても、QBトム・ブレイディ選手とペイトリオッツは、アウェイのドルフィンズ戦を「とても苦手」にしています。最近の6試合で5敗。
 NFL史上屈指の勝率を誇る「ビル・ベリチックHCとQBトム・ブレイディのペイトリオッツ」が、本当に勝てない唯一のチームではないでしょうか。

 このゲームでも、試合時間残り7秒までに、ドルフィンズに9点差以上を付けておけば、こうした「悲劇」は起こらないのです。そうしたマネジメントが最も得意なはずのペイトリオッツにして、この有り様ですから、ホームのドルフィンズはペイトリオッツの「天敵」なのでしょう。

(本ブログ、2017年12月28日の記事「[NFL2017~18] トム・ブレイディ選手はドルフィンズが苦手なのか?」もご参照ください。)

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