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HOME   »   駅伝・マラソン  »  [箱根駅伝の記録] 「区間賞獲得回数」と「総合優勝回数」
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 2018年までに94回の歴史を積み上げている箱根駅伝には、様々な記録が残されています。

 これらの記録の中で、総合優勝回数と関連の深い項目を探してみると、区間賞獲得回数が見つかりました。この2つには、大きな関連性があると思います。

[総合優勝回数ベスト10]
1位 中央大学 14回
2位 早稲田大学 13回
3位 日本大学 12回
4位 順天堂大学 11回
5位 日本体育大学 10回
6位 明治大学 7回
7位 駒澤大学 6回
8位タイ 大東文化大学、東洋大学、青山学院大学 4回

[区間賞獲得回数ベスト10]
1位 中央大学 136回
2位 早稲田大学 120回
3位 日本大学 115回
4位 日本体育大学 77回
5位 順天堂大学 76回
6位 明治大学 52回
7位タイ 大東文化大学、東洋大学 40回
9位 駒澤大学 39回
10位 山梨学院大学 33回

 この2項目の関連性は非常に高いと思います。

 個人の記録である「区間賞」とチームの記録である「総合優勝」の関連が深いのは意外、という考え方と、区間賞を数多く獲得すればチームが優勝するのは当然のこと、という考え方があるのでしょうし、どちらの考え方にも一理あると思います。

① 区間賞無しで総合優勝することの方が難しいのではないか。

 全10区間で、各ランナーが区間2位・3位といった成績を残せば優勝は可能であろうと思いますが、「各ランナーが平均的に上位で走る」ことの方が、余程難しいのかもしれません。
 箱根駅伝は各区間の距離が長いので、その時のコンディション等の要因によって、どうしても「不調なランナー」が出てきてしまうので、そのマイナス分をカバーするために、区間賞の走りが必要になる、と考えるのが妥当なのでしょう。

 例えば、2018年の青学大チームを見てみましょう。
 第2区と6区、7区、8区の4つの区間で区間1位=区間賞の走りを見せましたが、一方で、1区と5区では5位、4区と9区では9位と本来の力を出し切れなかった区間も存在しました。
 それでも15位以下まで区間順位を落とすランナーが居なかったところが、優勝への大事なポイントなのでしょうが、いずれにしても「不調なランナーをカバーするため」に区間賞のランナーが必要である点は不変でしょう。
 特に、現在のような高速レースの中では、優勝に向けては「3名前後の区間賞獲得ランナー」が必須になっているように感じられます。

② 各チームの持ち味

 区間賞獲得回数と総合優勝回数には、大きな相関関係が有ることは分かりましたが、それでもやはり、各チームの持ち味が滲む記録となっています。

 例えば、区間賞獲得回数10位の山梨学院大チームは、総合優勝回数では3回と11位になっています。山学大チームは、優勝回数より区間賞回数の方が多いのです。「花の2区」における快足留学生ランナーの姿が、直ぐに思い浮かびます。

 また、優勝回数7位の駒大チームは、区間賞回数では9位となっています。駒大チームは「安定した走り」を持ち味としているのでしょう。区間賞でカバーしなければならない「不調ランナーの数・崩れ方の程度」ともに少ないのであろうと考えられるのです。
 「安定した走り」が、箱根駅伝における駒大チームの伝統なのです。

 「区間賞」は個人賞です。
 しかし、箱根駅伝では「区間賞無しでの優勝」は至難の技なのでしょう。
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