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HOME   »   駅伝・マラソン  »  [箱根駅伝2019] 総合優勝・東海大学 往路優勝・東洋大学 復路優勝・青山学院大学 全て新記録
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 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走は、総合優勝が10時間52分09秒の記録で東海大学チーム、往路優勝は5時間26分31秒で東洋大学チーム、復路優勝が5時間23分49秒で青山学院大学チームとなりました。

 天候にも恵まれたのでしょうか、3つの優勝は、全て新記録という、記録的な「高速レース」となったのです。

 2日間に渡って実施され、「3つの優勝」が用意されている箱根駅伝にとって、最も「らしい」レースである「別々の3チームが優勝を分け合う」結果ともなりました。(本ブログ、2018年12月26日付の記事「[箱根駅伝の記録] 最も箱根駅伝らしいレースは?」をご参照ください)

① 往路は東洋大チームの快勝

 往路は、1区と4区で区間賞を獲得した東洋大チームが、狙い通りのレース展開で快勝しました。特に、4区相沢晃選手の区間新記録の走りは圧巻でした。
 2位には東海大チームが入りました。その差は1分14秒。不思議な程に小さな差でした。(別の記事で、もう少し深堀してみようと考えています)

② 復路は青学大チームと東海大チームの大接戦

 復路は、6区、7区、9区で青学大チームが区間賞、8区で東海大チームが区間賞と、2チームで4つの区間賞を分け合いました。区間賞数では3対1と青学大が優勢でしたが、一方で、青学大チームが区間1位を記録した6区・7区・9区で、東海大チームが全て2位に入り、また一方、10区で青学が2位、東海が3位という、ハイレベルな「大接戦」を演じた結果、僅か「35秒差」で青学大チームが復路優勝と成ったのです。

 5区間の内3区間で区間賞という青学大チームでも、圧勝できなかった接戦というのも、今大会を象徴するような戦いであったと感じます。

③ 往路も復路も堅実な成績を残した東海大チームが総合優勝に輝く

 東海大チームは、区間賞こそ8区ひとつだけでしたが、5区の区間新記録での2位に観られるように、各区間で1位のチームとのタイム差をなるべく少なく維持するという、まさに「駅伝レースの王道を行く」戦い振りで総合優勝を果たしました。
 なかなか出来ないタイプのレースを、見事に示現したのです。

④ 目まぐるしく順位が変動

 2区を終えてトップだった国士舘大学チームが4区では16位に下がり、最終的には18位となったことや、1区で僅差の2位だった中央大学チームが5区では12位になり、7区では15位となったことに代表されるように、今大会は「上位4チーム以外のチームの順位変動が大きく目まぐるしい」ものでした。

 全体として各チームが高速の走りを見せたことも相俟って、「順位程にはタイム差がついておらず」一気の順位変動が頻発したのであろうと思います。
 「1区間で10ランク位までなら上げて行くことが可能」ということになれば、今後のレース戦略検討にも、大きな影響を与えることになるのでしょう。

⑤ 総合6位・法政大学チーム、総合7位・国学院大学チームの健闘

 法大チームと国学院大チームの健闘は見事でした。
 共に、5区山登りの区間新記録の走りがベースとなったのです。距離が短くなったとはいえ、やはり「タイム差が付き易い5区」は、上位進出を狙うチーム、シード権確保を目指すチームにとっては「大切な区間」ということになるのでしょう。

⑥ 中央大学チーム、早稲田大学チーム、日本体育大学チームがシード権を取れず。

 総合優勝回数14回と最多を誇る中大チーム、13回と2位の早大チーム、10回と5位の日体大チームの「伝統校3チーム」が、11位・12位・13位に終わり、シード権を獲得することが出来ませんでした。

 3チームに共通していたのは、「区間3位以内に入れるランナーがもうひとり不足していた」ことでしょうか。

 これだけの高速レースになると、やはり絶対的なスピードを具備して、タイムを稼ぐことができる「大砲的存在」が必要なのかもしれません。

 さて、東海大学チームは、初出場から46年目にして初優勝を飾りました。
 東海大チームが、これまで箱根で優勝していなかったのは、その活躍ぶりから見て「意外」な感じもしますが、ついに優勝チームに名を連ねましたから、今後も優勝候補チームの常連として箱根駅伝を彩ってくれる存在となるのでしょう。

 箱根駅伝2019は、東海大チーム、青山学院大チーム、東洋大チームの、どのチームが総合優勝しても何の不思議もないレースに観えました。
 そうした状況下、レースを通して「絶妙のバランス」を示した東海大チームに栄冠が輝いたのです。

 今後は、強くて速いランナーの育成に努めることは勿論として、従来以上に、戦前のレース戦略の立案・選手の配置等々の検討に腐心しなければならないことを、示してくれた2019年のレースなのかもしれません。
 監督・コーチ陣の役割は、増すばかりなのでしょう。
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