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[1月5日・NRGスタジアム]
インディアナポリス・コルツ21-7ヒューストン・テキサンズ

 アメリカン・フットボール・カンファレンスAFC南地区の同地区対決となったゲームは、レギュラーシーズン10勝6敗で地区2位だったコルツが、11勝5敗で首位だったテキサンズを破って、ディビジョナルプレーオフへの進出を決めました。

 エースクオーターバックQBアンドリュー・ラックの故障に伴う不在により、昨シーズン不振を極めたコルツでしたが、今季序盤もなかなか勝てず、レギュラーシーズンを1勝5敗という悲惨な成績でスタートしました。
 「今季もダメか」と思われましたが、そこから驚異の復活を魅せたのです。
 その後の10試合を9勝1敗の好成績で乗り切り、week17最終戦を勝てばプレーオフ進出というゲームも、タイタンズを33-17で下しました。

 1勝5敗からのプレーオフ進出はNFLのタイ記録でした。

 QBラック選手は、「ずーっとポストシーズンゲームを戦っていたようなシーズンだった」と回顧し、「この勢いで勝ち進みたい」とも語りました。

 一方のテキサンズも、自慢の守備陣に加えて、モバイルQBデショーン・ワトソン選手を中心とした攻撃陣が充実し、地区1位でのプレーオフ進出を果たしていましたから、注目の同地区対決となったのです。

 テキサンズのディフェンスプレーヤーと言えば、ラインのJ.J.ワット選手とラインバッカーのジェイデビオン・クロウニー選手が「2枚看板」です。
 今レギュラーシーズンでも、ワット選手がQBサック16回、クロウニー選手が同9回と、2人で25サックという、相手QBにとっては「とんでもない」プレーヤーが左右から襲い掛かってきたのです。

 このゲームでも、QBラック選手を守るコルツ・オフェンスラインと、襲い掛かるワット選手・クロウニー選手の対決が、見所のひとつでした。

 結果としては、「コルツ・オフェンスラインの勝ち」と言って良いでしょう。
 ダリウス・レナード選手を始めとするオフェンスラインは、ラック選手に十分なプレー時間を齎しつつ、サックの危険からも守り切りました。
 ワット選手やクロウニー選手を見事に封じて魅せたのです。
 戦前の守備プランが良かったことも間違いないところでしょう。

 ポケットの中で十分な時間を与えられれば、QBアンドリュー・ラック選手はNFL屈指のパス能力を存分に発揮できます。第1クオーターQ、第2Qと正確なパスが良く決まりました。
 そして、第1Qに2本、第2Qに1本のタッチダウンTDを奪ったコルツが、前半を21-0でリードしたのです。

 今レギュラーシーズンでの対戦成績は1勝1敗であり、2ゲームとも3点差以内の接戦だったのですが、このゲームはコルツの一方的なゲームとなりました。
 戦前の予想を大きく裏切る展開となったのです。
 会場がテキサンズのホーム・NRGスタジアムでしたから、テキサンズの攻撃が失敗する度に、場内には第1Qからブーイングが響きました。

 熱狂的な地元ファンの大声援を背に、しかし、テキサンズのオフェンスは上手く行きませんでした。第3Qまで、テキサンズオフェンスが零封されるというのは、本当に予想外だったのです。
 もちろん、コルツ守備陣の大活躍があったことは言うまでもありません。
 
 ゲームを通じて、コルツの「攻守に渡る落ち着き払った試合運び」が印象的でした。

 コルツはディビジョナルプレーオフでカンザスシティ・チーフス(第1シード・西地区1位)と戦うこととなりました。
 23歳・売出し中のQBパトリック・マホームズ選手を中心に、とても強力な攻撃力で第1シードを獲得したチーフスは、今季こそ「ポストシーズンに弱い」という情けない定評を覆そうとゲームに臨んでくることでしょう。

 2012年ドラフト全体1位、当時のコルツにとって「ペイトン・マニングの再来」とも評されたアンドリュー・ラック選手が、先輩QBとしてどのようなプレーを魅せるのか、見所十分なゲームが待っています。

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