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[1月20日・メルセデスベンツスーパードーム]
ロサンゼルス・ラムズ26-23ニューオーリンズ・セインツ

 セインツが先行し、ラムズが追いかけ、第4クオーターQ試合時間残り19秒で23-23の同点となったゲームは、オーバータイムOT(延長)でラムズが押し切りました。
 両チームが持ち味を発揮した素晴らしいゲームでした。

 このゲームの勝敗を決めたのは、ひとりのキッカーの高難度のフィールドゴールFG成功でした。
 ビックゲームにおける、「熟練の技」でしたが、ミラクルでした。

 第4Q試合時間残り1分45秒、セインツのキッカーKウィル・ルッツ選手が31ヤードYのFGを決め、23-20とリードした時には、さすがはクオーターバックQBドリュー・ブリーズ選手とショーン・ペイトンHCヘッドコーチの巧みなゲームマネジメントが功を奏したと感じました。

 しかし、ラムズは全く諦めていなかったのです。

 QBジャレット・ゴフ選手を中心とした攻撃陣の反撃が始まりました。
 強力なセインツ守備陣の抵抗にあいながらもじりじりと前進、何とかFGが可能なレンジまで到達しました。
 とはいえ「48Y」のFGトライ。
 このキックの成否により、闘いを続けられるかどうかか決まるという「プレッシャーの固まり」の様なFGに挑むのは、ラムズのKグレッグ・ズーライン選手。
 この環境ですから、レギュラーシーズンの成績など全く関係が無い、大袈裟に言えば「NFLプレーヤーとしてのキャリアを賭けたトライ」でした。

 恒例?の嫌がらせタイムアウトも入って、ズーライン選手のトライは続きます。
 
 セインツのホーム・メルセデスベンツスーパードームの大観衆が固唾をのんでというより、大騒音を発揮し続ける中、ショットはやや右側に飛び、ぎりぎりに入りました。
 ラムズにとっては「乾坤一擲」のFG成功。
 ゲームはOTに入りました。

 OT最初のセインツの攻撃を、ラムズ守備陣が抑え込みました。
 セインツオフェンスを抑え込んだことは、今季ラムズディフェンスの充実振りを如実に示していました。

 続くラムズオフェンスに対してのセインツディフェンスの抵抗も見事なもので、フィールドポジションを勘案すれば、ラムズはパントに追い込まれたように観えました。
 ところがパンターでは無く、Kのズーライン選手が登場したのです。

 60ヤード近いのではないかと思いましたが、「57ヤードのトライ」でした。スナッパーからの距離も、通常のFGトライより数ヤード短くセットされていたように観えましたが、それでも「57ヤード」というとても長いトライ。
 そもそも「届くのだろうか」と思いました。方向はもちろんとして、飛距離・シンを食うキックが必須というのですから、難度は増すばかり。

 蹴りました。

 ボールは真ん中を通過しました。
 距離的には、まだ少し余裕がある程の「スーパーショット」でした。

 ショーン・ペイトンHCの積極的なトライが見事に成功した瞬間でもありました。
 もし、この4thダウンのトライが失敗すれば、センターライン近辺という自軍にとってはとても苦しい、セインツにとってはとても良いポジションからの攻撃を許容することになるのですから、真の「賭け」だったのです。

 Kズーライン選手は、NFCチャンピオンシップゲーム2019において、ミラクルな2本のショットを決めました。

 決まるか決まらないかで、ゲームの勝敗が決するというショットを2本も決めるというのは、キッカー冥利に尽きるゲームであったことでしょう。

 NFCチャンピオンシップ2019は、Kグレッグ・ズーライン選手にとってのキャリア最高のゲームとなったのです。
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