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HOME   »   NFL  »  [NFL2018~19・AFCチャンピオンシップ] 第4クオーターの凄まじい攻防
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[1月20日・アローヘッドスタジアム]
ニューイングランド・ペイトリオッツ37-31カンザスシティ・チーフス

 NFCチャンピオンシップに続いてOTオーバータイム(延長)に縺れ込んだゲームでしたが、ペイトリオッツがタッチダウンTDを挙げて押し切りました。
 最後は、このゲームのペイトリオッツの戦略であった「ラン攻撃主体の攻め」が実った形です。
 ホーム・アローヘッドで戦い、「あと一歩」までペイトリオッツを追い込んだチーフスにとっては、本当に残念な結果となりましたが、「良く戦ったゲーム」であったと感じます。負けはしたものの「ポストシーズンに弱い」という定評を覆すに十分な内容でしょう。

 このゲームのポイントは第4クオーターQの攻防でした。

 第3Qを終ってペイトリオッツが17-7と2ポゼッションをリードしました。
 両チームの守備陣が踏ん張り、第1Q~3Qでは「爆発的な攻撃」を抑え込んできたのです。

 特にペイトリオッツ守備陣の「前掛かりな守り」、ブリッツを多用して、チーフスのクオーターバックQBパトリック・マホームズ選手にプレッシャーを掛け続けた守備は「迫力満点」でした。
 マホームズ選手は第3Qまでに4つのサックを喫し、持ち前の「異次元のハイパーオフェンス」はなかなか発揮できなかったのです。
 このまま持ち味を発揮できないままチーフスが敗れ去るようなら、「ポストシーズンに弱い」という酷評は残るだろう、と考えながら観ました。

 ところが第4Q、チーフスオフェンスは力を発揮したのです。

 まず、第4Qに入って早々にランニングバックRBデイミアン・ウィリアムズ選手への2ヤードTDパスを決めました。14-17の3点差としたのです。

 続いて、試合時間残り7分52秒、QBマホームズ選手は再びウィリアムズ選手に23ヤードのTDパスを決め、17-21と逆転しました。
 ついにゲームを引っくり返したのです。

 「常勝軍団」ペイトリオッツを相手にしての逆転は、チーフスに歓喜を齎しました。選手達はフィールド上で喜びのパフォーマンスを演じ、アローヘッドスタジアムには大歓声が響き渡りました。

 さて、逆転を許したペイトリオッツですが、試合時間は7分以上も残っていますから、こちらとしては「いつもの」逆転に向けてのプレーを開始しました。
 試合時間残り3分35秒、RBソニー・ミッチェル選手が10ヤードのTDラン。
 必死に守るチーフス守備陣を突き抜ける、スピード十分なランでした。
 ペイトリオッツが24-21と逆転したのです。

 再度の逆転を目指してQBマホームズ選手がフィールドに登場しました。
 そして、相手エンドゾーンに迫り残り2分6秒、RBウィリアムズ選手が2ヤードを抜き切りTD。
 チーフスが28-24と再度逆転したのです。

 「百戦錬磨」のQBトム・ブレイディ選手がフィールドに登場しました。
 当然ながら「2分もあれば」ブレイディ選手にとっては十二分でした。
 残り42秒、RBバークヘッド選手が4ヤードを走りTD。
 ペイトリオッツが31-28として再度再度逆転しました。

 さすがに試合は決まったと思いました。
 キッチリとゲームをマネジメントするペイトリオッツが、試合時間残り40秒で3点をリードしたのですから、残り時間の守備マネジメントを考慮してもチーフスの反撃は困難であろうと感じました。ペイトリオッツにとっては、プレーオフゲームにおける「いつもの3点差勝利」なのであろうと思ったのです。

 しかし「マホームズの切れ味」は、ペイトリオッツのベリチックHCヘッドコーチの想定をも超えるものだったのです。

 残り時間がとても少ない中で、チーフスは前進し、残り11秒キッカーKのハリソン・バッカー選手が39ヤードYのフィールドゴールFGを決めました。
 60分・4つのQを終えて、ゲームは31-31と振り出しに戻ったのです。

 このOTでペイトリオッツが勝ち切ったことは頭書の通りですが、この第4Qの攻防は、本当に素晴らしいものでした。「4度の逆転と1度の同点」が、第4Qを彩ったのです。
 若きQBマホームズ選手にとって、得ることが多い試合であったことでしょう。

 ペイトリオッツは「いつものようにスーパーボウルに進出」しました。
 これだけのシーズンを重ねても、「決して飽くことが無い」ベリチックHCとQBブレイディ選手の「勝利への執念」には、感心するばかりです。

 とても良いチームを創り上げつつあるチーフスには、来シーズンの捲土重来に期待します。
 
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