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HOME   »   MLB  »  [MLB2018~19・オフシーズン] マリアノ・リベラ氏 「満票」で殿堂入り
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 1月22日、今季のMLBベースボール殿堂入りプレーヤーが発表されました。
 オフシーズンの恒例行事です。

 そして、元ニューヨーク・ヤンキース、2013年シーズンを最後に引退したクローザ、マリアノ・リベラ氏が「資格獲得1年目」にして殿堂入りを果たしました。

 リベラ氏が「殿堂入り」するのは、誰もが予想していた通りですが、特筆すべきはその得票率でした。425名の全投票資格保持者が、全員リベラ氏に投票したのです。
 これは、ベースボール殿堂制度史上初めてのことでした。

 「投票資格者」とは、全米ベースボール記者協会に10年以上在籍している記者です。
 この資格自体が、相当に難しいものだと思いますけれども、そうした「ベースボールを知り尽くした記者425名」を相手にしての「満票」というのは、信じられないというか、ある意味では「異常」なことのように感じられます。
 どんなに素晴らしいプレーヤーでも、425名の中には「あまり評価していない記者」が5名や10名いても何の不思議もありませんし、19シーズンに渡ってプレーしたリベラ選手の事を、何らかの出来事・きっかけによって嫌っている記者が居ても、これも何の不思議もないでしょう。ヤンキースの事が大嫌いな記者もいる筈です。
 人間社会において、同業者425名全員が高く評価してくれることなど、本当に有り得るのか、と考えてしまいますが、リベラ氏への投票は、その「異常な事態」を示現して魅せたのです。

 何か、現役時代の「信じられないようなプレー」を観ているようです。

 殿堂への選出ラインは、全投票資格者の75%以上の得票です。
 
 これまでの最高得票率は、2016年のケングリフィー・ジュニア氏の99.23%でした。これとて、信じられないような高率と当時言われました。
 あのベーブルース氏が95.13%(1936年)、カルリプケン・ジュニア氏が98.53%(2007年)であったことを勘案しても、今回のリベラ氏の「100.00%」の凄さが分かります。

① 通算652セーブ

 というMLB最多記録は、もちろんとして

② ポストシーズン通算96試合登板・141イニングを投げて42セーブ、防御率0.70

 という、大舞台での強さは、ズバ抜けて居ます。登板数、セーブ数、防御率は、もちろんMLB最高記録です。

 試合の流れが完全に相手チームに傾いた場面でマウンドに上がり、「何もなかったかのように」抑えるというシーンを、私たちは何度も眼にしました。
 他に類を見ない、文字通りの「火消し」役でした。

 それも、ここぞという投球は「必ずカットボール」なのです。相手打者は、次に必ずカットボールが来ることが分かっているのに打てない、という本当に不思議なシーンが続きました。
 世界最高レベルの打者が揃うMLBのポストシーズンゲームで、来る球が分かっていても打てないというクローザは、「空前絶後」なのかもしれません。

③ ヤンキースにおいて1115試合登板

 同一球団における、史上最多登板記録です。リベラ投手は、最後のシーズン=2013年シーズンにも44セーブを挙げるなどヤンキースにおいて長く好成績を挙げ続け、ヤンキースファンに長く愛され、ヤンキース球団も常に高い評価を与え続けたことが分かります。
 本当に素晴らしい記録だと思います。

 マリアノ・リベラ氏は、ベースボール殿堂入り投票においても、ひと癖もふた癖もある数多くの記者達を相手に、見事な投球を魅せてくれたのでしょう。

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