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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム230] G1へのステップレース「毎日杯」
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 3月に実施される、3歳馬限定重賞となれば、クラシックレースに直結する位置付けと思われますが、毎日杯G3は皐月賞などのトライアルレースとはなっていません。

 毎日杯の前には、弥生賞やスプリングステークス、チューリップ賞やフィリーズレビューと、3歳限定のクラシック競走トライアルレースが目白押しなのですが、その日程の合間に「3歳限定レース」として存在しているのです。
 その存在自体が不思議な感じもします。

 一方で、毎日杯の勝ち馬を観て行くと、その後3歳のG1レースで大活躍した馬や、中央競馬を代表する強豪馬に成長した馬が、ズラリと並んでいます。
 この「実績」を見ると、毎日杯の必要性・存在意義を強く感じます。

 もともと1954年(昭和29年)開始と、とても長い歴史と伝統を誇る重賞競走ですが、実施時期が6月から3月に変更になった1971年(昭和46年)以降が、現在の毎日杯と比較されるべきレースでしょう。

 その1971年の勝ち馬がニホンピロムーテー。いきなりの菊花賞馬です。

 以下、毎日杯に勝ち、G1にも勝利した馬を挙げます。

 1977年のハードバージ。皐月賞馬。

 1979年のハシハ―ミット。菊花賞馬。

 1986年のフレッシュボイス。安田記念馬。

 1988年のオグリキャップ。有馬記念2勝、安田記念他G1レース4勝。

 1996年のタイキフォーチュン。NHKマイルカップの初代王者。

 1999年のテイエムオペラオー。皐月賞、ジャパンカップ他G1レース7勝。

 2004年のキングカメハメハ。日本ダービー、NHKマイルカップの勝ち馬。

 2008年のディープスカイ。日本ダービー、NHKマイルカップの勝ち馬。

 2010年のダノンシャンティ。NHKマイルカップの勝ち馬。

 2013年のキズナ。日本ダービー馬。

 2017年のアルアイン。皐月賞馬。

 そして2018年のブラストワンピース。有馬記念馬です。

 こうして見ると、毎日杯の勝ち馬はクラシックレースに強いことはもちろんとして、他のG1、特にNHKマイルカップには、初代王者のタイキフォーチュンを始めとして、とても強いことが分かります。
 キングカメハメハとディープスカイという、日本ダービーとNHKマイルカップの「変則2冠馬」の2頭が、共に毎日杯を勝っているというのが象徴的でしょう。
 芝1800mという毎日杯の特性が、表れているということなのでしょうか。

 一方で、上述の馬達の中には、2歳G1レースに勝っている馬は居ませんから、「クラシック戦線への登場が少し遅れた馬がステップとする重賞レース」という面もありそうです。

 報知杯弥生賞、フジテレビ賞スプリングステークスという「3歳牡馬クラシック戦線の王道レース」に、勝るとも劣らない重みを持っているのが、毎日杯なのです。

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