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HOME   »   スケート  »  [フィギュアスケート世界選手権2019・男子シングル] ネイサン・チェン選手の大会
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[2月21日/23日・さいたまスーパーアリーナ]
1位 ネイサン・チェン選手 323.42点(SP107.40、フリー216.02)
2位 羽生結弦選手 300.97点(SP94.87、フリー206.10)
3位 ビンセント・ゾウ選手 281.16点(SP94.17、フリー186.99)
4位 宇野昌磨選手 270.32点(SP91.40、フリー178.92)
5位 金博洋 262.71点(SP84.26、フリー178.45)
6位 ミハイル・コリヤダ選手 262.44点(SP84.23、フリー178.21)

 ネイサン・チェン選手の圧勝でした。

 ショートプログラムSPも素晴らしい演技でしたが、フリースケーティングは「圧巻」でした。
 殆どノーミスの演技でしたが、単にノーミスと言うだけでは無く、ひとつひとつの演目の完成度が見事でした。フリー最初の演目、4回転ルッツを観た時の衝撃、単独の演目としては現在最も難しいとされている演目を完璧に熟しました。
 驚いて観ていると、そのGOEが4点を優に超えて5点に迫っていました。
 単独ジャンプで5点に近い加算点とは凄い・・・。

 この大会というか、現時点のチェン選手の地力の高さを如実に示したルッツジャンプであったと感じます。
 
 次々に繰り出されるその後の演目でも、次々に高い加算点が与えられました。
 スピンやステップといった、ジャンプに比べれば大きな得点が付きにくい演目でも、相当の加算点が付き続けました。
 多くの演目に付いて、羽生選手より上の加算点であったと思います。

 大会前、今年1月の全米選手権大会で「344.22点」という驚異的な得点を叩き出したことが報じられていました。
 何故、世界のフィギュアスケート大国のひとつであるアメリカのNO.1を決める大会が国際スケート連合(ISU)の非公認なのかは不思議なことですが、いずれにしても世界屈指のナショナル選手権大会で340点越えという、とんでもないスコアを記録していたのです。

 そして、その記録が決して「まぐれ」ではなかったことを、さいたまスーパーアリーナで世界中に示したのです。

 当然のことながら、羽生結弦選手がSPの最初の4回転ジャンプを成功していたとしても、今大会はネイサン・チェン選手が優勝していたことでしょう。
 SP1位、フリー1位、それも2位に大差を付けての1位ですから、別次元のレベルに居るのです。

 故障から復帰の羽生選手も素晴らしい演技を魅せてくれました。

 久しぶりのゲームに臨むに際して、自らを懸命に鼓舞し、勝利への執念を示し、試合勘が鈍っていたであろう中で、あれだけのフリーを演じるのですから、オリンピックチャンピオンの名に恥じないというか、「普通?の世界選手権(変な言い方で恐縮ですが)」であれば十分に優勝に値するプレーを魅せてくれました。
 今回は「ネイサン・チェン選手の大会」だったのです。

 それにしても、2018年平昌オリンピックから2019年の世界選手権にかけての1年間における男子フィギュア界の進歩は、凄まじいものであったことを、改めて認識させてくれた大会でした。
 最近の世界選手権の過去のメダリスト達が、全くメダルに届かなかったのです。

 「フリープログラムに4回転ジャンプを4本入れる」選手が「続出」しましたし、最高難度演目「4回転ルッツ」も珍しいものではありませんでした。
 この1年間で、「4回転を飛ぶ」から「何種類の4回転を何回成功させる」時代に、一気に進んだのです。長足の進歩でしょう。

 特にアメリカチームの成長は目覚ましいものです。
 今大会3位となったビンセント・ゾウ選手は、大会前から「メダリストに相応しい選手であることを示す」と公言して、それを実行しました。
 281.16という総合得点は、とても高いレベルのものです。2018年までなら優勝していても不思議の無い水準でしょう。

 「チェン選手とゾウ選手」、アメリカチームは最強の2プレーヤーを得ました。
 この「10歳代の2選手」が、今後の世界の男子シングルを牽引して行く存在なのでしょう。

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