FC2ブログ
HOME   »   MLB  »  [MLB] イチローの笑顔
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 ヤンキースに移籍してから、イチロー選手には笑顔が多いと思います。

 現地9月15日タンパベイ・レイズTBとニューヨーク・ヤンキースNYYの対戦。5回裏NYYの攻撃は2死ランナー無。打席には1番イチロー、綺麗にレフト前に流し打ってヒット。次打者ジータの時にイチロー盗塁、2死ランナー2塁。ジータはここでセンター前ヒット。決して良い当たりではありませんでしたが二遊間を抜けます。イチローは快足を飛ばしてホームイン。この得点はNYYの4点目でした。このゲームは5-3でNYYが勝ちましたので、勝利に直結する得点でした。

 今年7月23日、イチローはシアトル・マリナーズSEAからNYYに移籍しました。衝撃的な移籍でした。

 SEA時代のイチローは「孤高の人」という感じでした。1年目こそ、年間116勝というMLB新記録をひっさげプレーオフに進出しましたが、NYYに完敗。その後のSEAは、地区優勝どころか、地区最下位周辺が定位置となり、イチローは個人成績に注力するような年が続きました。

 いつも厳しい表情でプレーするイチローは、チームメイトとのコミュニケーションも不十分だったのかもしれません。2004年10月1日、イチローはMLB年間最多安打記録を更新する258本目の安打を打ち、一塁ベース上で帽子を取って挨拶しました。固くクールな表情で球場をぐるりと見回したのです。
 しばらく間があって、ベンチからチームメイトが出てきました。そして一塁ベース上のイチローを取り囲み、祝福したのです。イチローは、ようやく笑顔になりました。

 試合後のインタビューでイチローは「チームのみんなが祝福してくれるとは思わなかった」と答えました。おかしなことを言うものだと思いましたが、チームの他のプレーヤーや監督とのコミュニケーションが不足していたとすれば納得できます。

 その後、ケン・グリフィー・ジュニアがSEAに戻ってきたときには、グリフィーとじゃれあうイチローがよく報道されました。イチローはとても楽しそうでした。大打者としてのグリフィーは「イチローの気持ちがわかる」と時々発言していましたので、後ろからイチローに近づき、くすぐるといった行動は、グリフィーがワザとやっていたことなのでしょう。もちろん、嫌いな人にそんなことをする筈はありません。

 そのグリフィーが退団してからは、イチローの笑顔は滅多に見られなくなりました。ヒットを打っても、好守備をしても、「プレーヤーとして当たり前のことをしているだけ」といった受け答え、雰囲気が多かったと思います。
 チームリーダーとしての責任感からでしょうか、それとも若いプレーヤーが増えたチームの中で「浮いた存在」なっていたのか、いずれにしても「不機嫌なイチロー」が続きました。
 そして、昨2011年シーズンに、イチローが最も拘ってきた記録である年間200本安打が途切れたのです。

 7月23日の移籍は、電撃的であり衝撃的でした。イチローがこの移籍を受け入れた、あるいは希望した理由については、既報の色々な見解にお任せするとして、NYYに移籍したイチローは、主に8・9番を打ち、主にレフトを守り、時々はスタメン落ちするなど、「グレイトなイチロー」(この移籍を米国マスコミが報じる際に、よく使われた表現です)にとっては屈辱的とも言える扱いを受けていますが、そのNYYでのプレーにおいて、イチローは笑顔が一杯なのです。

 好守備をして拍手を受けながらベンチに戻ってくる際の大きなジェスチャーなど、SEA時代とは正反対の行動です。野球少年のように楽しくプレーをしているイチローも良いものだと思います。
 ジータやグランダーソンにいじられまくっていますが、楽しそうにいじられているイチローがそこに居ます。ベンチの中でも、とても表情豊かです。

 今日のイチローのレフト前ヒットは、バットが水平に近い形で出ていて、好調に向かっていることを感じさせます。イチロー選手が好調な時は「バットが地面と水平に出て」きます。「投球の高低・コースにかかわらずバットが水平に出ているときが、好調」なのです。
 まだ完全に水平とは言えませんが、移籍直後に比べるとバットヘッドがだんだん上がってきました。好調に向かっている証です。

 NYYは、アメリカンリーグ東地区で熾烈な首位争いを演じています。正直に言って、故障者が相次ぎ、現在のピッチングスタッフでプレーオフに進出し、勝ち抜いていくのは至難の業だと思います。ジラルディ監督も頭を悩ませていることでしょう。
 とはいえ、勝ち方を知っている選手が多いので、なんとか地区首位でのプレーオフ進出を成し遂げてほしいものです。(ワイルドカードの進出では、休息期間が全くなく、これだけ厳しいレギュラーシーズンを続けた後では、プレーオフで勝っていくのは極めて困難になってしまいます)

 好調に向かっているイチローにも残り10数試合のレギュラーシーズンのゲームで活躍し、沢山の笑顔をみせてくれることを期待しますし、加えてイチローが夢見た?プレーオフのゲームでも沢山を笑顔を観たいものです。
 これは、MLB12年分の笑顔なのです。

 
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[水泳] 山口観弘選手 国体で世界新記録
NEW Topics
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
[UEFA-EURO1976準決勝] 降りしきる オランダチームの涙雨
[競馬(無観客)] 皐月賞2020の注目馬
Entry TAG
イチロー笑顔   ヤンキースのイチロー   12年分の笑顔  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031