[NPB2019] ホセ・ロペス選手 一塁手として「1,517守備機会」連続無失策記録を樹立

0 0
[5月16日・横浜スタジアム]
中日ドラゴンズ3-2DeNAベイスターズ

 横浜DeNAベイスターズのロペス選手が大記録を樹立しました。
 このゲームの7回2死からのロメロ選手の2塁ゴロを中井選手が捌いて一塁に送球したボールをしっかりと捕球したことで、大記録が達成されたのです。

 大打者が「打撃に影響が少ない守備位置?」として1塁手を務めていた時代ならいざしらず、21世紀の野球においては、全体の守備フォーメーションに1塁手もしっかりと組み込まれていますから、守備プレー自体の高度化が進み、難しいプレーがどんどん増えているのでしょう。そうした状況下、「1,517守備機会」もノーエラーというのは信じられないことです。

 ロペス選手の前に「1,516」の日本プロ野球記録を保持していたのは、安打製造機と呼ばれた名選手・榎本喜八でした。榎本喜八選手は、1967年から68年にかけて、この記録を樹立したのです。
 ロペス選手の記録更新は「51年振り」ということになります。
 半世紀を経ての新記録は、まさに「快挙」でしょう。

 ロペス選手は2017年8月31日の中日戦でのエラーを最後に無失策プレーを継続し、2018年シーズンは946守備機会をノーエラーでクリア(シーズン守備率10割という、これも凄い記録です)、そして2019年5月16日の新記録達成に結びつけたのです。

 当たり前のことですが、ロペス選手は守備の名手です。
 2013年(読売ジャイアンツ時代)にNPBゴールデングラブ賞を初受賞し、2016年~18年は3シーズン連続でゴールデングラブ賞に輝いています。「名手」と呼ぶに相応しい実績でしょう。

 今回の記録達成についてロペス選手は、「達成が近付いていることは知っていたが、あといくつという細かいことは知らなかったことが良かった」とコメントしています。
 確かに、「この打球を処理すれば新記録」「この送球を捕球すれば新記録」などと意識してしまっては、いつものプレーは出来ないかもしれません。

 また、使っているファーストミットについても報じられています。
 MLB時代にはセカンドを守っていたロペス選手が、NPBのジャイアンツに来てファーストを守るように指示された時、当然に「ファーストミット」の話になりました。そして、ジャイアンツの古城茂幸選手から譲り受けたのだそうです。

 その「古城ミット」がとてもしっくりきて、毎季修理を重ね6年目、現在でもそのミットを使っているのだそうです。
 ロペス選手の大記録は、「古城ミット」の力もあって達成されたことは明らかでしょう。
 名人の道具というのは、得てして意外な形で齎されるものなのです。。

 さて、「守備の名手」ロペス選手が次に目指す記録は、ジャイアンツの阿部慎之介選手が捕手として保持している「1,709守備機会」無失策記録、これが全ポジションを通じての、日本プロ野球最高記録なのですが、あと200機会弱で到達することになります。
 ロペス選手に欠場が無ければ、新記録達成は今シーズン中ということになるでしょう。
 もちろん、今回の新記録で、これまで以上に注目されることになるでしょうから、達成困難度合いは一層上がります。

 NPB2019年シーズンの楽しみがひとつ増えました。
関連記事
ページトップ