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HOME   »   サッカー  »  [欧州サッカー] バイエルン・ミュンヘン UEFA-CLを制す!
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 素晴らしいゲームでした。

 ロッベンのゲームでした。

 2013年UEFAチャンピオンズ・リーグCL決勝は、5月25日イギリス・ロンドンのウェンブリースタジアムで、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントの史上初めてのドイツ勢同士の対戦となりました。

 前半は、ドルトムントのゲームでした。各プレーヤーの動きが良く、攻撃・守備両方の局面局面でバイエルンを上回るパフォーマンスを見せました。決定的なチャンスも何回かありましたが、都度バイエルンのゴールキーパーGKノイアーがファインセーブで防ぎました。さすがに、ドイツ代表GKというところです。

 ドルトムントの攻勢が続き、バイエルンは中々ボールをコントロールできない前半でしたが、ドルトムントがやや「飛ばし過ぎ」ている感じもしました。

 0対0で折り返し、後半が始まりました。

 後半も10分過ぎまでは、ドルトムントが積極的な攻撃・守備を展開しましたが、少し運動量が落ちてきたという印象でした。

 後半15分、バイエルンのロッベンが中央でボールをキープし、左サイドのリベリにパス、リベリからペナルティーエリアへ走り込んだロッベンへパス、ロッベンはゴールラインまでボールを持ちこみ、ゴール前のマンジュキッチにラストパス、完全なフリーであったマンジュキッチはこれを簡単に押し込み、バイエルンが先制しました。
 ゴールしたのはマンジュキッチですが、ロッベンとリベリで創り上げたゴールでした。さすがに、バイエルン・ミュンヘン中盤の2枚看板です。

 これでバイエルンのゲームになるかと思いましたが、ドルトムントの勢いは継続されていました。

 先制点から僅か6分後、ドルトムントのロイスがバイエルンゴール前左サイドに侵入すると、バイエルンのディフェンダーDFダンテが膝蹴りのような形になり反則、ペナルティーキックPK。
 このPKをギュンドアンがゴール右隅に低く強いキックで蹴り込みました。1対1の同点となりました。

 先制されても全く怯むことなく、攻撃を継続したドルトムントイレブンの気迫が、得点に結びついた形でした。ドルトムント恐るべし。

 しかし、ハイペースで飛ばしていたドルトムントの動きが少しずつ落ちてきました。それまで封じられてきたリベリが、次第にフリーになる回数が増えてきたのです。
 両チームとも、ここまでメンバー変更を行っていません。選手たちの疲労が目に見えてきました。

 バイエルンのボール支配率が向上し、チャンスも増えてきました。凄いシュートが何本かドルトムントゴールを襲いましたが、今度はドルトムントのGKバイデンフェラーがファインセーブを連発します。
 特に、バイエルンのアラバ、ダビドのシュートは素晴らしいものでしたが、これをセーブしたバイデンフェラーの動きは見事でした。ギリギリのセーブと感じさせない安定感。
 このゲームがUEFA-CLの決勝戦であることを、改めて感じさせるものでした。

 後半も30分を過ぎました。ドルトムントの運動量は相当に落ち、バイエルン・ミュンヘンの波状攻撃が始まりました。ドルトムントのペナルティーエリアを囲むように、ボールが回され続けます。
 しかし、ドルトムントも良く守り続けましたので、延長戦の雰囲気も漂いました。

 その後半35分、DFからのロングパスをリベリが何気なく足許に収めました。ドルトムントのペナルティーエリアの少し外、ゴール正面の位置です。
 そして、走り込んできたロッベンにヒールパス。ロッベンはGKと一対一となり、バイデンフェラーの動きとは逆の右側にシュート。ロッベン自身も無理な体勢からのシュートでしたから、矢のようなシュートでは無く、ゆっくりとボールはゴールに吸い込まれました。
 バイエルンが2対1とリード。

 リベリのトラップは何気ないものでしたが、高いレベルの技術が発揮されたものでした。走り込んだロッベンの体力というか持久力には頭が下がります。80分間走り続けても、ここぞという時に、ここぞという場所に、ここぞというスピードで動けるロッベンの面目躍如たるものがあります。

 そして、ロッベンとGKの一対一。このシーンを何度目にしたことでしょう。そして、何度外したことでしょう。このゲームの前半にも、ロッベンは1本外しています。
 前回のワールドカップ決勝・スペイン対オランダのゲームでも、ロッベンは2度GKとの一対一でゴールを決めることができませんでした。もし、ロッベンが1本でも決めていれば、オランダの初優勝が見られたかもしれません。
 前回の欧州選手権も含めて、ロッベンの一対一は呪われたように入りませんでした。

 しかし、ついに決めたのです。それもCL決勝の後半35分という、ゲームを決めるゴールです。これまでの呪縛を解く、ロッベンのゴールであったと思います。

 このゴールで2対1とバイエルンがリードしました。ドルトムントは、ゴールを取りに行かなくてはなりませんし、バイエルンは守りに入るために、一気にメンバー交代が行われました。ベンチが勝負に出たのです。

 ロスタイムは3分。
 これをバイエルン・ミュンヘンは守り切り、優勝しました。5度目のチャンピオンズ・リーグ制覇です。現在、欧州最強のクラブであることを明確に示した勝利でした。

 ゲーム全体として、その技術の高さ、運動量の豊富さ共に素晴らしいもので、UEFA-CLの決勝に相応しいものでした。ボルシア・ドルトムントの健闘は見事で、最後は個々のプレーヤーの輪郭の強さというか、名前の大きさに押し切られた感じでしたが、勝つチャンスは十分に有りました。ドイツ・ブンデスリーガのレベルの高さを、存分に披露したゲームとも言えます。

 ロッベンはピッチに膝まづき、両手を空に上げた後、ゆっくりと芝生に頭を落としました。実力は誰もが認めるプレーヤーですが、カップ戦の優勝には縁が薄く、シルバーコレクターなどと揶揄されていたロッベンが、ついに優勝を手にしたのです。

 1点目のアシストと2点目のゴール。ロッベンのゲームでした。

 呪縛から解かれたロッベン選手の今後の一層の活躍が期待されます。
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