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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーワールドカップ2019] 「日本開催」の意味と価値
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 ラグビーワールドカップ2019の開幕が9月20日に迫りました。

 世界屈指の規模と注目度の高さを誇るスポーツイベントです。

 夏季オリンピックとサッカーワールドカップが、規模・注目度から観てのスポーツイベントの双璧とすれば、ラグビーワールドカップは、現在の世界3番目のビッグイベントということになるのでしょう。

 そのビックイベントが我が国で開催されるというのは、本当に素晴らしいことです。
 
 日本という国の歴史と「経済力」がベースとなっていることは言うまでもありませんが、ラグビーという世界的競技における、日本という国の位置付けの高さも、こうしたビッグイベントの開催を可能にしている要素のひとつです。

 また、今大会は「第9回」ワールドカップなのですが、日本代表チームは「9回連続出場」を達成しています。
 1987年の第1回ワールドカップから日本チームは欠かせない存在なのでしょうし、世界大会出場レベルを長きに渡って維持していることも、本当に凄いことです。

 また、ラグビーが大好きな国民が多く、小学校・中学校・高校・大学・社会人といった各年代における数多くのチーム、日本一を決める大会の存在、各階層での数多くの指導者の存在、ラグビーが出来るグラウンドの整備、等々、ラグビーというスポーツに関する「体制」が、国家として整っているということも、大切な要素なのです。

 19世紀後半にイングランドで生まれ*、あっという間に世界中に広まったラグビー競技ですが、我が国にも19世紀の終盤には伝えられました。(*本ブログ2012年9月7日の記事「[ラグビー] ラグビーのはじまり」をご参照ください)

 そして、1926年には日本ラグビーフットボール協会が創設され、大学ラグビーを中心として発展しました。慶応義塾大学チーム、早稲田大学チーム、明治大学チーム、同志社大学チームといったチームが、対抗戦を繰り広げたのです。
 こうした歴史が、日本ラグビーの礎になっていることも間違いなく、第二次世界大戦終了後、1950年代のオックスフォード大学チーム、ケンブリッジ大学チームの日本遠征を皮切りに、世界中の強豪チームが「極東の島国」に遠征するようになったのです。
 1959年には、オックスブリッジチームも来日しています。

 1970年代に入ると、日本ラグビーの国際化はますます進みました。
 1971年、イングランドチームが来日しましたが、9月28日の試合で日本チームは3-6という僅少差でイングランドチームに敗れています。
 1973年には、日本チームによる「グレートブリテン遠征」が行われました。
 イングランド、ウェールズ、スコットランドという「本場」に、日本チームが姿を現したのです。

 そして、1983年10月2日、ウェールズの「カーディフ・アームズパーク」(この競技場名を聞くだけで胸が躍ります)の試合において、日本チームはウェールズチームと戦い、24-29という接戦を演じました。世界を驚かせる結果でした。(ウェールズチームは「選抜」チームであって、「代表」チームでは無かったと記憶しています)

 さらに1989年5月28日、秩父宮ラグビー場で、日本チームはスコットランドチームを28-24で破りました。
 この時のスコットランドは、ブリティッシュ・ライオンズのオーストラリア遠征に主力メンバー割いていたために、最強の代表チームでは無かったのですけれども、それでもラグビー発祥の地「グレートブリテン」の強豪チームを破った価値は、「有り得ないことが起こった」という意味で、いささかも減ずるものでは無いと、今でも思います。
 テレビで観戦した「あの時の興奮・シーン」は、生涯忘れないでしょう。
 
 もうひとつ忘れてはならないことは、日本で行われるラグビーにおいては「暴力や暴行」が殆ど無いという点でしょう。
 レフェリングについても、例えば、我が国のワールドカップのレフェリーを買収して、不正な判定を創り出そうという行動を取る(どのチームの関係者であっても)こと自体が、難しい雰囲気があると思います。国の「文化」の問題なのでしょうか。
 こうした基本的な要素も、日本でワールドカップが開催される理由のひとつであろうと考えます。

 長い間「憧れの存在」であったラグビーワールドカップが、ついに日本で開催されます。

 「開催されること」自体が、日本のラグビー界、ひいては日本国にとっての大きな誇りであることは、言うまでもありません。

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