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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーワールドカップ2019] 決勝トーナメントの行方 パターン1
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 10月19日から始まる決勝トーナメントについて、観て行きましょう。

 準々決勝各試合の組合せは、一次リーグ各組の順位、1位通過か2位通過かで自動的に決まるレギュレーションとなっていますので、一次リーグの成績を「仮置き」する形で検討を進めます。
 今回は「パターン1」です。

[一次リーグの結果予想]

[プールA]
1位 アイルランド
2位 スコットランド

[プールB]
1位 ニュージーランド
2位 南アフリカ

[プールC]
1位 イングランド
2位 フランス

[プールD]
1位 ウェールズ
2位 オーストラリア

 この結果予想から、準々決勝の組合せは、以下の通りとなります。

① 準々決勝第1試合 イングランド-オーストラリア(10月19日)
② 準々決勝第2試合 ニュージーランド-スコットランド(10月19日)
③ 準々決勝第3試合 ウェールズ-フランス(10月20日)
④ 準々決勝第4試合 アイルランド-南アフリカ(10月20日)

 ベスト8の激突ですが、この試合結果も予想します。
 第1試合はイングランド、第2試合はニュージーランド、第3試合はウェールズ、第4試合は南アフリカが勝つという予想です。
 この予想から、準決勝の組合せが決まります。

⑤ 準決勝第1試合 イングランド-ニュージーランド(10月26日)
⑥ 準決勝第2試合 ウェールズ-南アフリカ(10月27日)

 準決勝は、第1試合がニュージーランド、第2試合がウェールズの勝利と予想します。

⑦ 決勝 ニュージーランド-ウェールズ

 南半球と北半球のチームの激突となる決勝は、ニュージーランドが勝利すると予想します。

 以上が「パターン1」の決勝トーナメント予想です。

 これが、ワールドカップ2019日本大会の「最もベーシックな予想」であると考えます。

 ニュージーランド・オールブラックスは、最も基本に忠実なプレーを展開するチームでしょう。いわゆる「組織プレーの精度・威力」という点では、他の追随を許しません。
 1987年の第1回ワールドカップの際に「ワンブランケット・モール」という言葉が有りました。モールが良く纏まっていて、一枚の毛布のスペースに入ってしまうという、オールブラックスのプレーを称した言葉です。天を突くような大男達のモールがワンブランケットに入るはずは無いのですが、「そう感じさせる」纏まりの良さ、無駄の無さ、だったのです。まさに組織プレーの神髄でしょう。その伝統は、21世紀になっても、脈々と受け継がれています。

 従って、少し力の差のあるチームを相手にすると、安定感抜群の試合をします。サッカー風に言えば、「完全にゲームを支配できる」のです。結果として、ワールドカップの一次リーグ不敗という、ある意味では信じられないような結果を残しているのです。

 一方で、相手の戦術に嵌り、相当のリードを許すことが有ると、これを跳ね返す技には欠けている印象です。既に、その試合においては有効では無い「同じ組織プレー」を繰り返してしまうことが有ります。結果として、決勝トーナメントにおいては、意外なほどの脆さを見せることが有るのです。(1999年大会の準決勝でフランスチームに31-43、2003年大会準決勝でオーストラリアチームに10-22、2007年大会の準々決勝でフランスチームに18-20、で敗れています)

 常に世界ランキング1位に居る印象が有りながら、2007年のワールドカップ終了時点までは優勝回数1回と、オーストラリア・南アフリカの優勝2回の後塵を拝していたというのは、意外という他は無いでしょう。2011年・2015年大会に連覇して、優勝回数を「3回」とし、世界ラグビー界を常に牽引するチームとしての面目を保ったとも言えそうです。

 オールブラックスの弱点は「逆境からの反発力」にあると観ています。
 「精神的支柱」でもあったリッチ―・マコウ選手の居ない今大会、ニュージーランドチームの決勝トーナメントにおける危機管理能力に注目しています。

 南アフリカ・スプリングボクスは、「粘り強い守備」が持ち味でしょう。この守備力を活かして「ロースコアゲーム」に持ち込み、ここぞというタイミングで得点を挙げて、僅少差で勝ち抜くラグビーです。
 結果として「決勝トーナメントに強い」のです。
 いつの時代も、他チームに比べてスタープレーヤーが少ない印象ですが、「渋いプレー」から、相手チームより1点でも多く取る術には、素晴らしいものがあります。

 また、準決勝戦辺りにチームのピークを持ってくる「調整力」も優れていると感じます。
 今大会も、プール戦は静かにスタートして(ニュージーランドには完敗?して)、徐々に調子を上げてくるのではないでしょうか。
 
 ウェールズ・レッドドラゴンズは、何時の時代も「華麗なるプレー」が持ち味でしょう。「個」のプレーヤーの長所を最大限に発揮させるラグビーは、ある意味ではオールブラックスとは対照的です。
 20世紀末から21世紀初頭にかけて、やや低迷した時期が有りましたが、2010年代に入り存在感を増し、2017年頃からはかつての強さが蘇ってきている感じがします。

 2019年の6か国対抗戦では、5勝全勝で圧勝しました。2位のイングランドと3位のアイルランドが3勝でしたから、これは圧倒的な強さ。
 個々のプレーヤーの「輪郭」が際立つラグビーですから、観ていてとても楽しいことも特徴のひとつだと思います。
 今大会は、優勝を狙えるのではないでしょうか。
 北半球のチームとして、イングランドに続く2チーム目のワールドカップ制覇が期待されます。

 イングランド代表チームは、「荒々しい攻撃」が持ち味でしょう。
 ラグビー競技発祥の地のチームとして、その伝統とプライドは際立っています。
 イングランドは、攻撃が決まり始めると「いくらでも得点を重ねる」印象が有ります。何時の時代も「大型のフォワード」の破壊力は凄まじく、「これがラグビーだ」と言っているかのようなプレーなのです。
 一方で、そうした強力フォワードを中心にしたチームは、良いハーフ団を得た時に強いというのは、かつての明治大学チームと共通しています。
 2003年大会は、あのジョニー・ウィルキンソン選手(スタンドオフ)を擁して、ワールドカップ制覇を成し遂げました。(北半球のチームとしての唯一のワールドカップ制覇です)

 イングランドチームは、自国開催でありながら一次リーグ敗退という「屈辱」を味わった2015年大会後、エディ・ジョーンズという名伯楽を得て、着々と強化を進めてきました。2016年、2017年の6か国対抗連覇は、その証でしょう。
 2018年と19年の6か国対抗では優勝できませんでしたけれども、おそらくはワールドカップ日本大会に照準を合わせて、チームのコンディションを作り、戦術を練ってきているのではないでしょうか。
 今大会の優勝候補の一角です。

  以上の4チームが、今大会の優勝候補だと考えています。

  さて、今回は「パターン1」、最もベーシックな予想を書いてみました。

  当然ながら、予想には色々なバリエーションがあるのです。

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