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 一次リーグ・プール戦を終えて、決勝トーナメント1回戦・準々決勝の組合せが決まりました。

① 10月19日・大分スポーツ公園総合競技場
イングランド(プールC1位)VSオーストラリア(プールD2位)

② 10月19日・東京スタジアム
ニュージーランド(プールB1位)VSアイルランド(プールA2位)

③ 10月20日・大分スポーツ公園総合競技場
ウェールズ(プールD1位)VSフランス(プールC2位)

④ 10月20日・東京スタジアム
日本(プールA1位)VS南アフリカ(プールB2位)

 日本チームを除けば、大会前の予想に近い形の組合せが並んでいると思います。(こういう書き方をすると、日本チームのファンからお叱りを受けそうですが・・・)
 
 それだけ、ブレイブブロッサムズの「躍進」が際立っているということに他なりません。

 我らが代表チームは、「もの凄いことをやっている」のです。

 どのカードも、見所満載というか、現在の世界最高峰のラグビーを披露していただける組合せとなりました。
 これらの試合を日本で観ることができるというのは、本当に、本当に素晴らしいことです。

 さて、準々決勝第1試合、イングランドとオーストラリアのゲームは、大接戦になりそうです。
 今大会の優勝候補の一角として、イングランドチームは「さすが」の戦い振りを示していますが、一方でオーストラリア・ワラビーズも「さすが」の戦いを展開しているのです。
 9月29日のプールD首位争奪戦と目されたウェールズチームとの戦いは、まさに激闘。25-29で惜しくも敗れたとはいえ、一時は25-26という1点差の時間帯が続きました。
 ウェールズチームは2019年の6か国対抗で全勝優勝を飾った、今大会の優勝候補の一角です。そのウェールズと互角の戦いを繰り広げたという点で、「ワラビーズは強い」と観ます。

 とはいえ、イングランドは今大会ここまで、「正攻法」のゲームを続けているように観えます。あのエディー・ジョーンズHCのことですから、「決勝トーナメント向けのスペシャルプレー」を用意している可能性も十分に有りますので、そのスペシャルプレーの威力を勘案すると、少しイングランドが有利ということでしょうか。

 準々決勝第2試合、ニュージーランドVSアイルランドは、ニュージーランドがやや有利でしょう。

 今大会もオールブラックスの「基本に忠実なプレー」は抜群の破壊力を魅せています。
 「合理的なプレーの積み重ね」が、「負け難いゲーム」を生み出しているのです。

 アイルランドは、よもやの日本戦での敗戦から立ち直りつつありますが、まだ本来の「前に出るパワー」全開とは言えないと感じます。

 準々決勝第3試合、ウェールズVSフランスは、ウェールズがやや有利と観ます。

 ウェールズは、本来のゲームを披露していますので、今年の6か国対抗での戦いが再現される可能性が高いと観ます。
 ウェールズチームも「手の内を見せていない」印象が有りますので、ベスト8でのプレーが楽しみです。

 フランスチームは、「死の組・プールC」を良く勝ち抜きました。緒戦のアルゼンチンとの死闘を23-21で制したことが大きかったのですが、10月6日のトンガ戦も23-21と辛勝しています。勝負強いとも言えるのでしょうが、やや得点力不足という見方もありそうです。

 準々決勝第4試合、日本VS南アフリカは、南アフリカがやや有利と観ます。

 パワー、スピードの両面から、南アフリカチームが日本チームを上回っていると感じます。
 日本大会における「高温多湿」という、日本チームにとっての有利な点(慣れているという意味で)も、秋が深まるにつれて、海外のチームが戦い易い気候となって来ましたので、ここからは「地力の差」が明確に出てくる可能性が高いのでしょう。

 スタンドオフSOハンドレ・ポラード選手はもちろんとして、ウイングWTBチェスリン・コルビ選手のスピードとパワーは止めることが非常に困難ですし、シヤ・コリシ選手、ピーターステフ・デュトイ選手、ドゥエイン・フェルミューレン選手のフォワード第3列の運動量・突破力は、今大会屈指のものでしょう。
 もちろん、「決勝トーナメントに強い南アフリカ」として、日本チームについての研究・分析も完璧な形で行っていると観るのが、自然です。
 このチームを破るのは、至難の技なのです。

 もちろん、日本チームにもチャンスが無いわけではありません。
 松島選手や福岡選手といった「日本が誇るスピードスター」が、前半の内に威力を発揮し、前半で2トライを奪うことができれば、後半の競り合いに持ち込むことができそうです。
 ブレイブブロッサムズがスプリングボクスに一泡吹かせることができるとすれば、「スピードで勝る」以外には無いと考えます。南アフリカチームの想像を超えるスピードの発揮と維持が、ポイントとなるでしょう。

 ワールドカップ2019日本大会も、残すところ8試合となりました。
 
 ここからは「一発勝負」ですから、各チームが全力を振り絞るゲームが続きます。
 
 プール戦を大きく超えるパワーとスピードの勝負。
 プレーにおける「一瞬の差」が勝敗を分けるのです。

 世界最高峰のゲームが、本当に楽しみです。

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