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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビーワールドカップ2019-20] 涙を流している「おじさん」達
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 今大会の日本戦、試合前のセレモニーで観客席がテレビ画面に映し出されると、ところどころに、涙を流している「おじさん」が観られます。年のころなら60歳前後でしょうか。試合前だというのに気合が入っているというか、思いが込み上げてきて、涙が頬をつたっているのです。

 ワールドカップという大舞台で戦う日本代表チームを観ると、思わず泣けてくる日本人の「おじさん」が、とても数多く居るのでしょう。
 
 そうした「おじさん」のひとりとして、私にはこの気持ちがとてもよく分かります。(「不惑の年齢になって、人前で泣くとは情けない」というご意見もあるかもしれませんが)

 まずは、ワールドカップが日本で行われているということ自体に感動し、我らが代表チームが紅白のユニフォームでフィールドに立っている姿に感激し、その代表チームが一次リーグで次々と勝利を挙げていることに、とても感謝しているのです。

 2011年までのワールドカップでは、日本チームは全ての大会に出場していましたけれども、「参加することに意義がある」と言わんばかりの成績でした。
 7度も出場して1勝しかできなかったのです。

 若き日の「おじさん」達(おじさん達にも若き日があったのです)は、「ワールドカップに出ると負け」、それも強豪チームを相手にすると50点以上、いや100点以上の失点で「大敗」を喫する姿を、何度も何度も、これでもかこれでもかと、見せられ続けてきたのです。

 それは、ある意味では辛い日々でしたし、「ワールドカップとなれば大敗する」という擦り込みが、長い時間をかけて、日本のラグビーファン、20世紀においては男性が多かったファンの心に浸透して行ったのです。
 これはもう「定理」といっても良いほどであったと感じます。

 それが、2015年大会一次リーグの南アフリカ戦を始めとする3勝で、日本チームがワールドカップで勝てるようになったのかもしれない、と「おじさん」達は感じるようになりました。
 これはもう「革命」と呼んでも良いほどの変化だったのです。

 そして日本大会の一次リーグ。
 アイルランド代表チームに勝利し、3勝して、最終のスコットランド戦を迎えても、「おじさん」は勝てるとは、とても思えませんでした。
 「また大敗するのでは・・・」という恐怖が心底にあったのです。

 とはいえ、決勝トーナメント出場に向けて、「この試合で勝てば出場できる」という状況を創り上げてくれた代表チームを観ると、そのスタジアムの観客席に立つと、それだけでも「ありがとう」という思いがこみ上げ、「頑張れ」という気持ちが強くなり、涙を止めることができないのです。
 これは、本当に「幸せな涙」なのです。
 「30年越しの思い」でもあるのでしょう。
 「日本ラグビーもここまで来たか」という感慨でもあるのです。

 「おじさん」を、こんな気持ちにさせてくれるエンターティンメントは、それほど多くはないでしょう。

 やはり「スポーツは偉大」なのです。
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