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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム247・菊花賞2019] メロディーレーン号の健闘
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 第80回菊花賞のテレビ放送を観ていて、びっくりしました。

 「とても小さな馬」が出走していたのです。

 4枠8番のメロディーレーンでした。

 他の馬より、ひとまわり、いや、ふたまわりは小さく観えました。
 馬体重は340㎏とのこと。
 加えて牝馬ということもあってか、トモまわりの貧弱さが目立ち、「本当に菊花賞・京都淀の3,000mを走破できるのか?」と心配になりました。
 馬主さんは、どうしてこの馬を菊花賞に出走させたのだろう、と余計な心配までしてしまいました。

 さて、スタート。
 メロディーレーンは良いスタートを切り、先頭から5~10番手に居ましたが、鞍上・坂井瑠星騎手はゆっくりと下げました。後方から5番手辺りの位置としたのです。

 レースは淡々と進みました。
 そういう目で見るせいか、メロディーレーンは「やっと付いていっている」ように観えました。
 「大差の最下位でなければ良いが」と感じました。

 レースは残り500m辺りからの「ヨーイドン」になりました。
 各馬が一斉に加速したのです。
 メロディーレーンにも「ゴー」が出ました。

 後方から5番手辺りに居た彼女が、徐々に前に進出します。
 残り100mからは、大外一気という感じでした。
 
 「5着」。ワールドプレミア、サトノルークス、ヴェロックス、ディバインフォースについでの5着に入線したのです。

 「凄いな」というのが、最初の言葉でした。

 「完走できるのか」「可哀そうだろう」などと考えた自分の浅慮を恥じ入りました。
 メロディーレーンは立派に菊花賞を戦ったのです。
 上がり3ハロン・35秒7は、サトノルークスと並ぶメンバー最速でした。

 340㎏というのは、中央競馬のG1レースに出走した馬の中で史上最軽量記録だと報じられました。
 中央競馬にグレード制が導入されたのは1984年ですから、それ以前、1960年前後には、これ位小さな馬がレースに出ていた可能性が有ります。
 ダイナナホウシュウやタカオーといった名馬も、390kgくらいで走っていたと伝えられていますから、その頃ならメロディーレーンも「少し小さな馬」であったことでしょうが、大型化が進む時代にあっては、本当に小さく観えるのです。
 このレースで一番重かったユニコーンライオン(526kg)と比較すれば、186㎏も少ないのですから。
 とはいえ、メロディーレーンは5着、ユニコーンライオンは15着でしたけれども・・・。

 メロディーレーン号(3歳牝馬)、父オルフェーヴル、母メーヴェ。通算成績13戦2勝(重賞勝ちはありません)。勝っているレースは、2,400m(3歳未勝利)と2,600m(3歳上1勝クラス)ですから、ステイヤーである可能性が高いと思います。

 次はいつ、彼女が出走するレースを観ることができるのでしょうか。

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