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HOME   »   ラグビー  »  [ラグビー日本代表2019] ジェイミー・ジョセフHC 2023年まで日本チームの指揮を採る。
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 11月18日、日本ラグビー協会は、2020年1月から2023年12月までの4年間、ジェイミー・ジョセフ氏と、日本代表チームのヘッドコーチHC契約を締結したと発表しました。

 日本代表チームを、ワールドカップ2019日本大会において、大目標であった「ベスト8進出」に導いたジョセフ氏と、新たに4年契約を結び、2023年のフランス大会まで、代表チームを託すという形となったのです。
 
 ようやく、「次のHC問題」が解決したことになります。

 思えば、2015年のワールドカップ・イングランド大会で、「全てのスポーツを通じて史上最大の番狂わせ」と現在でも世界中で言われている、日本チームの南アフリカ戦勝利を始めとする「ワールドカップ1大会3勝」を実現してくれた時、こんなに素晴らしいHCが居るのだと感動し、このまま日本大会まで日本チームの指揮を採ってほしいと考えた日本のラグビーファンは、とても多かったことでしょう。
 代表チームのワールドカップ戦=敗戦・大敗という事実を、長期間にわたって見せ付けられ続けていた日本のラグビーファンにとって、エディ・ジョーンズHCは「救世主」の様に感じられたのです。

 ところが、イングランド大会終了後の、日本ラグビー協会とエディ・ジョーンズ氏との交渉は上手く行かず、物別れに終わって、ジョーンズ氏は日本代表HCを去ったのです。

 これには驚かされました。

 何が原因で、こうした「悲劇」?が生じたのかは分かりませんけれども、それまで7度のワールドカップで1勝しか出来なかった日本チームを、1大会で3勝させることに成功したHCが、当時の日本ラグビー界にとって史上最高の「名伯楽」であったことは、間違いないでしょう。
 こんなことが理解できない人は、ラグビー関係者には存在しないと思います。

 エディ・ジョーンズ氏との契約継続失敗は、今でも、話にならない粗末な取組であったと感じています。(そのエディ・ジョーンズHC率いるイングランド代表チームが、ワールドカップ2019日本大会で準優勝に輝いたことは、皆さんご承知の通りです)

 そして、ジョーンズ氏に代わるHCとして、ジェイミー・ジョセフ氏に白羽の矢が立ったのです。

 一方で、日本代表チームが強くなった要因として、外国生まれのプレーヤーの増加を上げる見方もあると思いますし、ある程度はそれもあるのでしょう。
 「国籍主義」ではなく「協会主義」を掲げるラグビー競技においては、その国におけるプレー年数等により、一定の諸条件をクリアすれば、国籍が異なるプレーヤーでも当該国の代表としてプレーできるのです。

 これは、例えば日本大会に出場した全てのチームの中で、おそらくはニュージーランド代表チームを除く全てのチームに、そうしたプレーヤーが相当数存在していたと思いますので、世界中で一般化している「チームの在り様」です。
 念のため書いておくと、「日本チームだけが外国出身プレーヤーを多数起用していたわけでは無い」のです。

 大半のラグビー・ナショナルチームで行われていること、というか、ラグビーの国際大会における通常の在り様ですから、従って、出身地や国籍が異なるプレーヤーの数を増やしたからといって、代表チームが自動的に強くなるなどということは、有り得ません。
 当然ながら、事は「そんなに簡単では無い」のです。

 多くの他のナショナルチームと同様に、日本チームにおいても、日本の文化をベースに、日本生まれのプレーヤーと外国生まれのプレーヤーをどのように配置し、バランスを取りながら、どのような戦法・戦術を駆使して闘っていくかを熟考した上で、「あるべきチームの形」を決め、そのチームの形を示現して行くために、最も効果的なトレーニングを、効率的に実施して行かなければならないわけで、これは本当に難しいことでしょう。
 どんなナショナルチームにとっても、至難の業であることは自明です。

 その「至難の業」を実行・実現したHCが、エディ・ジョーンズ氏であり、ジェイミー・ジョセフ氏なのです。
 日本ラグビーは2代に渡って、素晴らしいHCに恵まれました。
 これは、おそらく「大幸運」でしょう。

 前回のエディ・ジョーンズHC続投失敗という大失策を踏まえて、今度は日本ラグビー協会も、さすがに対応を改め?、10月25日には「4年・4億円」の契約をジョセフ氏に提示したと報じられました。
 従来4,000万円だった年俸を1億円に引き上げ、従来2年だった契約期間を4年に延長して、ジョセフ氏に提示したのです。

 その後、ジョセフ氏がニュージーランド・オールブラックスの次期HC候補に挙げられた等々のニュースも入ってきました。
 ジョセフ氏が日本大会で成し遂げた事実を観れば、世界中の多くのラグビー協会が代表チームの指揮を採ってほしいと考えるのは、自然な話です。
 当然ながら、日本協会が提示した条件で十分とは、とても観えません(より好条件を示す国も複数あったのではないでしょうか)でしたから、事の展開を大注目していました。
 
 そして、10月25日から20日間以上の長い検討期間を経て、頭書の11月18日の発表となったのです。
 ジェイミー・ジョセフ氏が「日本チームを選んだ本当の理由」は、ジョセフ氏にしか分からないことでしょうが、契約金・期間といった要素だけではないのでしょう。
 そういう意味では、日本ラグビーにとって「有り難いこと」であろうと感じます。

 さて、第2期「ジョセフジャパン」がスタートします。
 
 次の目標が何に成るのかは、これから発表されていくのでしょうが、「ワールドカップ・ベスト4進出」が有力候補であることは、間違いないでしょう。

 しかし、この山の何と高いことか。
 
 日本大会でベスト4に進出した、南アフリカ、イングランド、ニュージーランド、ウェールズの4チームと、現在の日本チームを比較して観れば、パワー、スピード、戦術、選手層、等々の全ての面で、残念ながら日本チームが劣位にあることは明白です。

 こうした状況を、「ジョセフジャパン」がどのような施策でカバーし、超えて行くのか。
 
 ワールドカップ2023フランス大会に向けて、本当に楽しみな、ブレイブブロッサムズのドライブが始まります。
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