FC2ブログ
HOME   »   駅伝・マラソン  »  [大学駅伝男子2019~20] かつてない大混戦
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 10月14日に行われた出雲駅伝、11月3日に行われた全日本大学駅伝、いわゆる大学3大駅伝の内2つのレースを終えましたが、2020年お正月の箱根駅伝に向けて、どのチームが有力か、想定も出来ない程の大混戦となっています。

 まずは出雲駅伝ですが、もともと区間距離の短い「スピード駅伝」として知られています。出雲駅伝2019の通算順位は以下の通りです。

[第31回 出雲駅伝]
1位 国学院大学
2位 駒澤大学
3位 東洋大学
4位 東海大学
5位 青山学院大学
6位 立命館大学
7位 帝京大学
8位 順天堂大学
9位 拓殖大学
10位 法政大学

 レースを通して、驚かされることが続きました。
 まず第1区で先頭に立ったのは北海道選抜チームでした。北海道選抜は第2区も首位を守りました。
 そして1区、2区と2位に付けていた駒澤大学チームが3区で首位に立ちました。駒澤大学は3区、4区と首位を守りました。これまでの大学駅伝であれば、このレースは駒澤のものの筈でした。

 ところが最終区で、東海大学チームと国学院大学チームが追い上げ、最後は国学院大学の土方英和選手が抜け出して、優勝を飾ったのです。
 駒沢大チームや東海大チームといった、「全国大会で戦い慣れている」ライバルチームを振り切っての、見事な優勝でした。
 国学院大チームで区間賞を取ったのは、最終6区の土方選手のみでした。
 第2区と4区で2人の区間賞ランナーを出した青学大チームは5位に止まったのです。

 「今シーズンは過去のトレンドや『これまでの常識』が通用しない」と感じました。

 そして、全日本を迎えたのです。

[第51回 全日本大学駅伝]
1位 東海大学
2位 青山学院大学
3位 駒澤大学
4位 東京国際大学
5位 東洋大学
6位 早稲田大学
7位 国学院大学
8位 帝京大学
9位 順天堂大学
10位 中央学院大学

 東海大学が優勝しましたが、先頭チームが区間ごとに目まぐるしく入れ替わる展開となりました。

 第1区は、城西大学チーム(総合13位)の荻久保寛也選手がラストスパート勝負で抜け出して区間賞、首位で2区に繋ぎます。

 第2区は、東京国際大学チームの伊達達彦選手が区間賞で首位に踊り出ました。

 第3区は、東洋大学チームの相澤晃選手が快走を魅せて首位に立ち、第4区も東洋大が首位を守りました。

 第5区では、東海大学チームの市村朋樹選手が区間7位ながらも首位に上がりました。第4区で2位に付けていたとはいえ、区間7位の走りで首位に立つということ自体が、このレースの「大混戦」を示す事象でしょう。
 東洋大チームは区間11位と失速し、区間1位だった国学院大学チームは、3区で9位に下がり4区で6位まで上げていたとはいえ、5区で4位に上がるのが精いっぱいだったのです。区間2位の走りを見せた順天堂大学チームが、総合3位に上がりました。

 そして第6区。
 ここで東海大チームの郡司陽大選手が区間1位の走りを魅せて首位をキープし、2位との差を広げました。
 通常ならば、この走りによって「東海大が首位固め」ということになるのですが、今シーズンはなかなか簡単には決着しません。

 距離の長い第7区で、青山学院大学チームの吉田圭太選手が区間2位の走りで一気に首位に踊り出ました。
 東海大チームは区間8位に沈み、2位に後退してしまったのです。
 総合3位には、田澤廉選手が区間1位の走りを魅せた駒沢大チームが上がりました。

 近時の大学駅伝をリードする存在である青学大チームが首位に立ちましたので、「これで決まり」かと思いましたが、やはり第8区で逆転が待っていたのです。

 最長の第8区では、東海大チームの名取燎太選手が区間2位の走りで青学大チームを逆転し、優勝しました。青学大チームは区間7位に沈んだのです。

 何と「目まぐるしい」レースでしょうか。
 各区間で先頭に立ったチームは、「相応の差」をつけて次区に繋いでいました。
 そうすると「先手必勝」というか「リードしているチームの余裕」というか、駅伝競走においては先頭で走ることのメリットが有ると言われます。
 追い上げるのは大変な筈なのです。

 ところがこのレースでは、「安定したレース運び」が出来るチームが皆無に観えました。
 
 好調なランナーが好調な走りを魅せ、不調なランナーは一気に後退するという、「1区間ごとに各チームの順位が大変動」してしまうのです。
 レースの流れも何もあったものでは無い、という感じ。

 もちろん、安定感のあるランナーを揃えることは容易なことではないのですが、それにしてもこれ程に1区間ごとに順位が変動するというのは、これまではあまり見られなかったと思います。

 大袈裟に言えば、今シーズンの男子大学駅伝は、「走ってみなければ分からない」、それも1区間ごとに「走ってみなければ分からない」チーム同士の戦いに観えます。
 いわば「1区間ごとにロシアンルーレットを行っている」ようなレースが続いているのです。

 もちろん、各チームのエース級のランナーは、それなりの「安定感」を示し続けるのでしょうが、2番手以下のランナーは、「何時誰が大ブレーキになるか分からない」という状況に観えます。

 箱根駅伝2020も「ロシアンルーレット」のようなレースに成る可能性があります。

 別の言い方をすれば、数多くのチームに優勝のチャンスがあるということなのでしょう。

関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[ISU-GPファイナル2019] 素敵な「負けず嫌い」 羽生結弦選手
NEW Topics
[テニス全米オープン2020(無観客)女子シングルス] 「チームなおみ」の存在感
[MLB2020(無観客)] 全60試合の約50試合を終えて
[2020年インディ500(無観客)] 佐藤琢磨選手 2度目の優勝!
ウイングドフット・ゴルフクラブ・西コースで開催された、過去5度の全米オープン
[陸上競技インカレ2020(無観客)] 女子100m競走 児玉芽生選手  11秒35
[陸上競技インカレ2020(無観客)] 男子走り幅跳び 橋岡優輝選手 8m29cm!
[NPB2020(観客数制限)] 岡本和真選手の2本のホームラン
[テニス全米オープン2020(無観客)女子シングルス] 大坂なおみ選手 2度目の制覇!
[MLB2020(無観客)] 田中将大投手 今シーズン2勝目
[NPB2020(観客数制限)] 原辰徳監督 通算1,067勝!
[テニス全米オープン2020女子シングルス] 大坂なおみ選手 2度目の決勝進出!
[スーパーラグビー2020] 初の女性主審が笛!
[PGAツアー2019~20(無観客)] ダスティン・ジョンソン選手 初の年間王者
[大相撲2020・9月場所(観客数制限)] 活躍が注目される10名の力士
[MLB2020(無観客)レギュラーシーズン] 約40ゲームを終えて
[PGAツアー2019~20プレーオフシリーズ最終戦] 2日目を終えて
[全米オープンテニス2020(無観客)女子シングルス] 大坂なおみ選手 4回戦進出
[MLB2020(無観客)] 「どっしりと」 ダルビッシュ有投手 7連勝
[温故知新2020-競泳10] 女子100m背泳ぎ オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技14] 女子4×100mリレー オリンピックメダル獲得チーム
[競馬コラム277] 2020年のイギリス競馬クラシックレース
[PGA2019~20プレーオフ第2戦(無観客)] 松山英樹選手 「懸命」の戦い
[ニトリレディスゴルフ2020(無観客)] 笹生優花選手 2大会連続優勝
[MLB2020(無観客)] ダルビッシュ有VS秋山翔吾 ダルビッシュ6連勝!
[2020年・甲子園高校野球交流試合(無観客)-4] 白いスパイク
[MLB2020(無観客)] 菊池雄星投手 今シーズン初勝利
[MLB2020(無観客)] 山口俊投手 メジャー初勝利
[セイコーゴールデングランプリ陸上2020(無観客)] 女子1,500m 田中希実選手の日本新記録
[MLB2020(無観客)] 前田健太投手 開幕4連勝
[MLB2020(無観客)] ダルビッシュ有投手 5連勝
[PGA2019~20プレーオフ第1戦(無観客)] ダスティン・ジョンソン選手 独走優勝!
[UEFA-CL2019~20(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 6度目の優勝
[2020年・甲子園高校野球交流試合(無観客)-3] 16試合で柵越えのホームランは2本
[UEFA-CL2019~20(無観客)] 決勝T会場はポルトガルの「カテゴリー4」スタジアム
[2020年・甲子園高校野球交流試合(無観客)-2] 東西の横綱対決
[2020年 甲子園高校野球交流試合(無観客)] 明石商チーム・中森俊介投手 登板
[UEFA-CL2019~20(無観客)] 決勝は「パリ・サンジェルマンVSバイエルン・ミュンヘン」
[Jリーグ2020(観客数制限)] 川崎フロンターレ 10連勝
[NPB2020(観客数制限)] 菅野智之投手 完封勝利で開幕8連勝!
[NEC軽井沢72ゴルフ大会2020(無観客)] 笹生優花選手 プロ入り2戦目で初優勝
[UEFA-CL2019~20(無観客)] ベスト4 出揃う
[NPB2020(観客数制限)] 小川泰弘投手 ノーヒットノーラン達成!
[FIFAワールドカップ2002・決勝] セレソン 5度目の制覇
[競馬コラム276-日本馬の海外挑戦15] 2012年 G1・2勝、G2・1勝
[温故知新2020-競泳9] 女子400m自由形のオリンピック金メダリストの記録
[UEFA-CL2019~20(無観客)] 再開 ベスト8決まる。
[温故知新-陸上競技13] 男子3,000m障害 オリンピック金メダリストの記録
[全米プロゴルフ選手権2020(無観客)] コリン・モリカワ選手 初優勝
[MLB2020(無観客)・ナショナルリーグ] 8月8日終了時点の各地区の順位
[MLB2020(無観客)・アメリカンリーグ] 15ゲーム前後を終えての各地区の順位
Entry TAG
箱根駅伝2020・かつてない大混戦  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930