FC2ブログ
HOME   »   スケート  »  [ISU-GPファイナル2019] 素敵な「負けず嫌い」 羽生結弦選手
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 イタリア・トリノにおいて、12月5日にショートプログラムSP、12月7日にフリースケーティングFSが行われた、2019年のフィギュアスケート・グランプリファイナル大会の男子は、アメリカ合衆国のネイサン・チェン選手が優勝を飾りました。

[グランプリファイナル2019男子の結果]
1位 ネイサン・チェン選手 SP110.38点 FS224.92点 計335.30点
2位 羽生結弦選手 SP97.43点 FS194.00点 計291.43点
3位 ケヴィン・エイモズ選手(フランス) SP96.71点 FS178.92点 計275.63点

 SPで高得点をたたき出したチェン選手が、FSもほぼノーミスで滑り切り、世界最高得点で圧勝しました。
 「4回転ジャンプの安定感が際立つ」、世界最高の演技でした。

 羽生結弦選手も、FSに「4回転ルッツ」を組み込み、それを見事に熟しましたが、やはりSPでの「4回転+3回転」のミスが祟り、FSでもこの演目は失敗してしまい、思ったように得点を伸ばすことができませんでした。

 チェン選手と羽生選手との合計得点の差は40点以上に広がりましたが、テレビで両選手の演技を観た限り、それ程の大差が有る様には観えませんでした。
 羽生選手が、組み込んだ演目をキッチリと熟せば、僅差の勝負となっていたことでしょう。

 また、羽生選手の演技後の得点公示がとても遅くなったことは、羽生選手の演技に対する「審判団内部の確執」があったかもしれないことを感じさせました。
 これまでも、フィギュアスケートの大会において、時々見られた事象ですけれども、今回は「羽生選手の得点をなるべく低くすることで、チェン選手が1度や2度ミスをしても優勝できる環境を整えようとする審判員が居た」ことを、疑われても止むを得ない「長い時間」がかかったのです。
 陸上競技や競泳とは異なる「採点競技」においては、こうした不自然さを感じさせる動きは、極力無くして行かなければならないのですが、「また出た」ということでしょうか。
 テレビ画面の左上に表示されていた「暫定技術点」より、大幅に低い技術点が公示されたことも、この疑惑を深める可能性が有ります。
 もちろんテレビ画面に表示されているのは「暫定」「ご参考」の得点なのですけれども、他のプレーヤーの時には概ね「暫定」得点の前後で正式な得点が出てくるのに、羽生選手の時だけは大幅に低い、というのでは、「何かあったの?」という声が出るのも自然なことでしょう。
 そして、こうした不自然な動きを感じさせる採点が行われた後に、「勝たせよう」と目論んでいたプレーヤーが「完璧な演技」を魅せてくれるのも、毎回同じだと感じます。
 「余計なこと」をしなくとも、強い選手は素晴らしい演技を見せてくれるのです。
 もちろん、「ライバル選手の得点が伸びなかったので気楽にプレーできた」のが、完璧な演技の要因のひとつであろうという見方も、あります。

 羽生選手は、大会終了後のインタビューで、「直ぐに練習がしたい」と語りました。
 敗れたことによる「失意」など微塵も感じられないコメントでした。
 「4回転ルッツ」を本番で成功させることができたことに対する手応えさえ、感じている様子。

 続いて、他のインタビューでは「今に観ていろ」とコメントしたとも報じられました。
 
 素晴らしい「意欲」です。

 どんな競技においても、世界トップクラスのアスリートは「負けず嫌い」であると言われ、実際に、吉田沙保里選手や大谷翔平選手の凄まじいというか、リラックスタイムにおけるテレビゲームにおいてさえ負けることをとても嫌がるという、スタープレーヤーに必須の「好ましい負けず嫌い」性格を、度々眼にしてきましたが、羽生結弦選手の負けず嫌いも、これらのアスリートに勝るとも劣らないレベルであることを、改めて感じさせてくれた大会でした。

 フィギュアスケート史上に燦然と輝く「オリンピック2大会連続金メダル」という偉業、あのエフゲニー・プルシェンコ選手でも達成できなかった偉業を成し遂げ、史上最高の男子フィギュアスケーターという評もあり、およそ、フィギュアスケート界において考えられる全ての栄光を手にしてきたスーパースターにして、この超「負けず嫌い」が維持されていること、自らの得点をもっともっと伸ばしていこうとする「強い意欲」が存在していること、に対して、感嘆の声を挙げずにはいられません。

 現在、男子フィギュアスケート界に君臨しているネイサン・チェン選手にとっても、まさに「驚異」の存在であることは、間違いないのでしょう。

関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[ISU-GPファイナル2019] フィギュアスケート競技のこれから
NEW Topics
[競馬コラム258-日本馬の海外挑戦5] 栄光の1998年
[ラグビーワールドカップ2011準々決勝] オーストラリアチームの勝利
2016年~20年のスーパーボウルを彩った新進気鋭のクオーターバック達
[競馬(無観客)] 大阪杯2020の注目馬
[新型コロナウイルス感染症2020] ウインブルドン選手権大会の中止などなど
[エル・クラシコ2005] 銀河系軍団VSエトー選手・ロナウジーニョ選手
観たかった、志村けん氏の聖火リレー
[競馬コラム257-日本馬の海外挑戦4] 2014年 アドマイヤラクティ号 G1・コーフィールドカップ優勝
[UEFA-EURO2000準々決勝] 凄まじき クライファート選手
[UEFA-EURO1992決勝] デンマークチームの優勝
[東京オリンピック2021] 代表選手の再選考実施は「新型コロナウイルス禍の終息時期」次第
[競馬(無観客)] 高松宮記念2020の注目馬
[UEFA-EURO1988準決勝] オランダチーム 西ドイツを破り決勝へ
[大相撲2020・3月場所を終えて] 朝乃山 大関昇進
[競馬コラム256-日本馬の海外挑戦3] 1997年 ホクトベガ号のドバイワールドカップ
[大相撲2020・3月「無観客」場所] 横綱・白鵬が44回目の優勝
[コパ・アメリカ2011準々決勝] ウルグアイチーム PK戦で勝利
[UEFA-EURO1972決勝] ギュンター・ネッツァー選手の雄姿
[UEFA-EURO1984決勝] フランスチーム 初優勝
[競馬コラム255-日本馬の海外挑戦2] 1995年 フジヤマケンザン号 36年振りの日本馬海外重賞制覇
[UEFA-CL2019~20・決勝T] リバプール 早々に敗退
[UEFA-CL2019~20・決勝T] RBライプツィヒ スパーズを圧倒
[バドミントン全英オープン2020] 日本チーム 男女のダブルスで優勝
[UEFA-CL2019~20・決勝T] アタランタ イリチッチ選手の大活躍
[UEFA-CL2019~20・決勝T] パリ・サンジェルマン ボルシア・ドルトムントとの接戦を制す
[PGAツアー2019~20] 「ザ・プレーヤーズ2020」中止
[トップリーグ2020] ジェシー・クリエル選手の大好物
[Jリーグ2020] イニエスタ選手へのインタビュー
[スピードスケートW杯2019~20・最終戦] 新濱立也選手・小平奈緒選手 500m種目で総合優勝
[スキージャンプW杯2019~20女子] 高梨沙羅選手 優勝 通算57勝目!
[NPB2020・新型コロナウイルス関連] 開幕戦の延期とペナントレース重視の姿勢
[MLB2020スプリングトレーニング] 菊池雄星投手 好調!
[大相撲2020・3月場所] 「無観客」場所 初日
[名古屋ウィメンズマラソン2020] 一山麻緒選手 好記録で優勝!
[びわ湖毎日マラソン2020] 極めて粗末なスタートの遅延
[春の甲子園2020] 関連グッズの行方
[MLB2020スプリングトレーニング] 調子を上げてきている 大谷翔平選手
[東京マラソン2020男子] 2時間6分台と7分台の日本選手達
[スピードスケート世界選手権2020スプリント] 高木美帆選手と新浜立也選手の大活躍
[大相撲2020・3月場所] 史上初の無観客場所において活躍が期待される10名の力士
[自転車トラック世界選手権2020] 梶原悠未選手と脇本雄太選手の活躍
[東京マラソン2020男子] 大迫傑選手のガッツポーズ
[競馬コラム254] 2008年 カジノドライヴ号 アメリカ合衆国のダート重賞優勝
[NPB2020・新型コロナウイルス肺炎関連] オープン戦72試合を無観客試合に
[Jリーグ2020・新型コロナウイルス肺炎関連] ルヴァンカップとリーグ戦を延期
[NBA2019~20] 注目される「ルイ効果」
[競馬コラム253] 「二刀流」モズアスコット フェブラリーステークス2020を圧勝
[Jリーグ2020] 開幕と遠藤保仁選手の最多出場試合数タイ記録
[NPB2020春季キャンプ] 楽天・戸村健次投手 打球を受け頭蓋骨を骨折
[KONAMI OPEN 2020・1日目] 佐藤翔馬選手と川本武史選手の活躍
Entry TAG
GPファイナル2019・羽生結弦選手の素敵な負けず嫌い  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930