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HOME   »   NFL  »  [NFL2019~20ポストシーズン] 「逆転」のチーフス
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 カンザスシティ・チーフスは50年振りにスーパーボウルを制しました。
 「悲願の制覇」と言っても良いでしょう。

 圧倒的な攻撃力を武器に、レギュラーシーズンとポストシーズンを勝ち抜いたチーフスですが、ポストシーズンの戦い振りは「スロースターター」と言って良く、相手チームの戦略・戦術をじっくりと観察し、一気に逆転するゲームを続けたのです。

[ディビジョナル・1月12日・アローヘッドスタジアム]
カンザスシティ・チーフス51-31ヒューストン・テキサンズ

[AFCチャンピオンシップ・1月19日・アローヘッドスタジアム]
カンザスシティ・チーフス35-24テネシー・タイタンズ

[スーパーボウル・2月2日・ハードロックスタジアム]
カンザスシティ・チーフス31-20サンフランシスコ49ers

 ディビジョナルゲームでは、第1クオーターQでタイタンズに3タッチダウンTDを挙げられて0-21とリードを許しました。
 そして第2QにもフィールドゴールFGで失点し、0-24と差を広げられたのです。

 このレベル=世界最高峰、における「24点差」はとても大きいもので、ワイルドカードを勝ち上がり勢いに乗るテキサンズが、ここでもアップセットを示現するのではないかと感じられました。

 ところが、ここからのチーフスの反撃、第2Q残り10分からの10分間の攻撃は圧巻でした。
 あっという間に「4TD」を挙げて、一気に逆転したのです。

 この、ディビジョナルゲーム第2Qが、今ポストシーズンのチーフスを象徴する攻撃であったと感じます。
 必死に守るテキサンズ守備陣を相手に、様々な手法を用いて、「いとも簡単に」(そのように観える)次々とTDを積み重ねる様は、「怖ろしさ」さえ感じさせるものでした。

 チーフスは、後半にも23点を加えて、今ポストシーズン全ゲームの最高得点である51点を挙げたのです。

 チャンピオンシップゲームでは、第2Q残り6分までに、タイタンズに17-7とリードを許しました。
 アップセットを2試合連続で成し遂げ、勢いに乗っているタイタンズに先行されたのです。

 ところが、ここでも第2Q残り4分あまりから2TDを挙げて、21-17と、前半で逆転してしまいました。
 「あっという間」の2TDでした。

 「タイタンズの勢い」が一気に萎んでしまった瞬間だったのかもしれません。

 チャンピオンシップまでのチーフスは「第2Qのチーフス」と呼んで良い、「第2Q後半に爆発的な攻撃を魅せる」チームでした。

 さてスーパーボウルです。

 スーパーボウル2020は、前半を終わって10-10の同点でした。
 「第2Qのチーフス」は現れることが無く、それどころか、第3Qには49ersにリードを許し10-20の劣勢となったのです。
 スーパーボウル優勝5回を誇る49ersが、ここでも強さを魅せるかに観えました。

 ところが、今度は第4Qに逆転劇が待っていたのです。
 試合時間残り6分あまり、チーフスが追い込まれている状況にも観えましたが、ここからチーフスは3TDを重ねて、一気に逆転しました。
 スーパーボウルでも「あっという間の逆転」が健在だったのです。

 必死に反撃を試みる49ersでしたが、功を奏さず、チーフスに傾いた流れを戻すことはできませんでした。

 こうして、NFL2019~20のポストシーズンを観てくると、いずれのゲームでも、「チーフスはあっという間に逆転」しています。
 ゲームにおける、それまでのモメンタムとは関係ないかのように、得点を開始し、得点し始めると「一気」なのです。

 相手チームは言うまでも無く世界最高レベルなのですから、こうした「一気の連続攻撃」が至難の技であることは、自明です。

 あたかも「チーフス・マジック」と呼んで良い様な、摩訶不思議な時間帯が、各ゲームに存在していたように観えるのです。

 その「マジック」は、クオーターバックQBパトリック・マホームズ選手とアンディ・リードHCヘッドコーチを中心として創り上げられていたことは、間違いないのでしょう。

 NFL2019~20ポストシーズンは、「チーフス・マジック」に支配されていたのかもしれません。
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