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HOME   »   サッカー  »  [UEFA-EURO1984決勝] フランスチーム 初優勝
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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのに最適です。
 今回はユーロ(欧州選手権大会)1984の決勝を観ました。

[1984年6月27日・パルクデフランス]
フランス2-0スペイン

 「将軍」ミッシェル・プラティニ選手を擁したフランスチームが、スペインチームを破って、ユーロ初優勝を決めたゲームです。
 地元開催の大会でしたし、かつてない程にチーム力が上がっていたフランスですから、初優勝を狙っての大会となり、その狙い通りに優勝を勝ち取ったのですから、「会心」の大会・ゲームであったことでしょう。

[フランスチームの先発メンバー]
1. GKバツ選手
2. ドメルグ選手
3. ボシス選手
4. バティストン選手
5. フェルナンデス選手
6. プラティニ選手
7. ベローヌ選手
8. ジレス選手
9. ティガナ選手
10. ルルー選手
11. ラコンブ選手

[スペインチームの先発メンバー]
1. GKアルコナーダ選手
2. ウルキアガ選手
3. カマーチョ選手
4. セニョール選手
5. ムニョス選手
6. サンティジャーナ選手
7. ガジェゴ選手
8. カラスコ選手
9. サルバ選手
10. フリオ・アルベルト選手
11. フランシスコ・ロペス選手

 フランスチームは、プラティニ選手、ジレス選手、ティガナ選手の所謂「三銃士」を中心とした華麗な攻撃に特徴がありました。
 素早いパスワークから、ペナルティエリア近辺で必ずと言って良い程に「プラティニ選手にボールを集め」チャンスを創造していました。
 この決勝でも同様の試合運びで、スペインゴールに迫りましたが、そこは「堅守」のスペインチームが良く守りました。

 スペインチームは、伝統の「堅守」からゲームを創っていました。
 21世紀のスペインチームと言えば、直ぐに「パスサッカー」が浮かびますが、もともとは「堅守・速攻」のチームでした。
 その「堅守」も、イタリアチームのカテナチオとは異なり、個々のプレーヤーのテクニックで相手プレーヤー・チームに「自由にプレーさせない」形の守備であったと思います。組織的と言うよりは「個別撃破」でしょうか。
 このゲームでも、その威力は十分に発揮されていたと感じます。

 スペインサッカーに「パス」という概念が持ち込まれたのは、あのヨハン・クライフ選手がFCバルセロナに入りプレーして、後に監督となってバルセロナの全盛期を創出してからであろうと観ています。
 クライフ選手は、新しいスペインサッカーを創り出したのです。

 さて、ゲームはフランスが攻めスペインが守るという展開でしたが、記憶より、スペインチームの攻撃の機会が多く、その攻撃も鋭いものでした。
 攻撃の回数はフランスの方が多いのですが、決定的なチャンスならばスペインの方が多いように観えました。

 「三銃士」のひとりティガナ選手がドリブルでボールを運びます。これはフランスチームのいつもの攻撃ですが、センターライン付近でスペインチームはこれを止め、時にはボールを奪って、フランスゴール前に攻め込みます。
 見応え十分な展開が続きました。

 地元チームの大応援にも拘わらず、ゲームは0-0のまま後半に入りました。
 さすがのフランスチームも中々得点できませんでしたし、スペインチームにとっては目論見通りの0-0が続いたのです。
 従って、決勝はスペインペースで進んだのです。

 そして後半12分、フランスは相手ゴール前でフリーキックFKを得ました。
 スペインゴールに向かって左側からのFK、ペナルティエリアの直ぐ外の位置、蹴るのは勿論プラティニ選手です。
 プラティニ選手は、スペインゴール右隅に打ちました。
 そしてこれを、スペインGKアルコナーダ選手が両手でがっちりと掴んだように観えました。
 ところが、ボールは手からこぼれ落ち、アルコナーダ選手の左脇の下を抜けて、ゴールに転がり、そのままゴールインしたのです。

 しっかりと掴んだはずのボールが何故こぼれてしまったのかは分かりませんが、プラティニ選手のシュートの威力と観るのが良さそうです。
 もちろん、アルコナーダ選手(スペインチームのキャプテン)はとても良いGKとして知られていましたから、世界最高峰の戦い、「打ちも打ったり取るも取ったり」だったのです。

 この先制点で、パルクドフランスには大歓声が響き渡りました。

 フランスチームは「行け行け」となり、反撃に出て前掛かりとなったスペインチームを相手に、後半45分、ベロン選手が2点目を叩き込みました。

 プラティニ選手は、このゲームでもゴールを挙げ、大会全試合で得点し、計9ゴールで得点王に輝きました。2位が3得点でしたから、圧倒的な得点王です。
 ユーロ1984は「ミッシェル・プラティニの大会」だったのです。

 ワールドカップ2018を制したフランスチームは、現在の世界チャンピオンです。
 21世紀のフランスは、間違いなく、世界屈指のサッカー大国なのです。

 しかし、20世紀の後半までは、ドイツやイタリア、イングランドなどの強豪国と比較すれば、やはり新興チームと観られていたと思います。
 そのフランスチームが、「将軍」を擁して初めてヨーロッパを制したのが、ユーロ1984だったのでしょう。

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