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HOME   »   サッカー  »  [コンフェデ杯] イタリア対メキシコ ハイレベルな戦い
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 コンフェデレーションズカップ2013予選リーグA組のゲーム、イタリア対メキシコ戦は、6月16日にリオデジャネイロのマラカナンスタジアムで行われました。

 全体としてレベルの高い試合でした。

 前半、両チームは運動量十分で攻め合いましたが、イタリアが手数で勝り少し押し気味でした。27分イタリアは、相手ゴールに向かって正面左サイドでフリーキックFKを得ます。
 これをピルロ選手が、ゴール左上隅に決めて1対0とリードしました。スピード、コースとも申し分ないFK。こうした大事なゲームの自身最初のFKをキッチリと決める技術精度・集中力の高さを感じさせる、さすがのゴールでした。

 ゲームは、両チームともスピード十分で、マクロの展開も自在、局面局面での個々のミクロの戦いも見応え十分。ハイレベルな戦いです。

 先制を許したメキシコですが、直ぐに反撃。34分、相手ゴール左サイドのペナルティーエリア内にドスサントス選手がボールを持ちこみ、倒されてペナルティーキックPKを得ます。これをエルナンデス選手が慎重に決めて1対1の同点です。

 ドスサントスのプレーは反則を誘うものに観えましたが、もしここで相手ディフェンダーDFが仕掛けて来なければ、自分で勝負できる技術も持っています。要は、どちらでもよいという、とても上手いプレーだったのです。
 エルナンデスのPKも、相手キーパーGKがブフォン選手であることを考慮すれば容易なものでは無く、ブフォンが右に飛ぶのを見て、反対側に打ち込んだ感じでした。もちろん、見え見えでこれをやれば反則ですから、ぎりぎりのタイミングだったのでしょう。これも、高度なプレーです。

 メキシコは、メキシコらしい上手な試合運びから、ドスサントスとエルナンデスの両エースで同点に追いついたのです。押され気味のゲームでも「ゲームにする」ところが、さすがでした。

 後半は、前半以上にイタリアがゲームを支配しました。ピルロを中心にメキシコゴールに攻め込みますが、中々得点できません。
 一方メキシコは、守備の時間が長かったためか、30分を過ぎて運動量が落ちました。

 後半33分、イタリアは相手ゴール前でジャッケリーニ選手がダイレクトパス。ふわりと浮かせて、バロテッリ選手の前に落とします。私は、このパスが非常に上手く、メキシコDFの予想外のものだったと思います。

 バロテッリは、両側をメキシコDFに挟まれていたのですが、このパスに反応しグイッと一歩前に出ます。極めて狭いエリアで、右手も使って出たのです。バロテッリを挟んでいたDFもゴール方向に動きますが、ここでバロテッリは後ろに倒れながら右足を振り抜きました。強いボールがゴールネットに突き刺さりました。
 イタリアが2対1とリードしました。

 バロテッリの決定力、フィジカルの強さが如何なく発揮されたゴールでした。フィジカルの強さという点では、現在世界屈指のフォワードFWだと思います。

 ゲームはこのままイタリアが勝ちました。最後の10分間は、メキシコチームに疲れが目立ちました。やはり、ゲームの主導権はイタリアチームが握っていたのでしょう。

 メキシコチームも試合巧者振りを存分に発揮していましたが、最後は、ピルロとバロテッリの輪郭の強さ、格の高さに押し切られたという形でしょうか。「いざ鎌倉」という時の両選手のプレーの精度の高さは素晴らしいものでした。いざという時に役に立ってこそ、実力なのです。

 イタリア、メキシコの両チームは、各地域代表の力を十分に示したと思います。これからこの2チームと戦うザックジャパンにとっては難敵です。
 少なくとも、チーム全体のスピードと運動量で互角以上に渡り合わなければ、勝利は見えて来ないでしょう。

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