FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  [FIFAワールドカップ1994決勝] ブラジルチーム 4度目の優勝
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのに最適です。
 今回はワールドカップ1994アメリカ大会の決勝を観ました。

[1994年7月17日・ローズボウル(バサディナ・アメリカ合衆国)
ブラジル0-0イタリア
(PK戦 3-2でブラジルの勝利)

[ブラジルチームの先発メンバー]
1. GKタファレル選手
2. DFジョルジーニョ選手
3. アウダイール選手
4. マルシオ・サントス選手
5. ブランコ選手
6. MFマウロ・シルバ選手
7. ドゥンガ選手
8. マジーニョ選手
9. ジーニョ選手
10. FWロマーリオ選手
11. ベベト選手

[イタリアチームの先発メンバー]
1. GKバリューカ選手
2. DFロベルト・ムッシ選手
3. フランコ・バレージ選手
4. パオロ・マルディーニ選手
5. アントニオ・ベナリーヴォ選手
6. MFニコラ・ベルティ選手
7. ディノ・バッジオ選手
8. デメトリオ・アルベルティーニ選手
9. ロベルト・ドナドーニ選手
10. ロベルト・バッジオ選手
11. ダニエレ・マッサーロ選手

 共に3度の優勝を誇る強豪チームが、ワールドカップ優勝回数の単独トップ「4度目の優勝」を目指し、決勝で相まみえたのが、1994年アメリカ大会でした。
 会場は、カリフォルニア州バサディナのローズボウル。アメリカンフットボールの聖地です。
 ローズボウルは「いつも天気が良い」という印象ですが、この日も好天に恵まれ、気温は28℃と伝えられましたから、少し暑かったのかもしれません。(録画の中では、少し気温が下がり、戦いやすい環境になったとも放送されています)

 ブラジルとイタリア、「攻撃」と「守備」という、「サッカーの性格の強さ」ならば他のどのナショナルチームにも負けないチーム同士の対決は、やはり見所十分でした。

1. 中盤の競り合い

 このゲーム最大の見所でしょう。両チームとも「高い位置」で相手ボールを奪いに行き、それが相当の確率で成功していました。

 これだけ「中盤の競り合い」が続くゲームは、実はあまりないのではないかと思います。
 その奪い合いのテクニックのレベルも非常に高度です。

 相手からボールを奪っても、直ぐに奪い返されるといったシーンも珍しいものではありませんから、結果として両チームとも「ゴール前での決定機」が少なくなったのです。

2. ロマーリオ/ベベトVSバレージ/マルディーニ

 ブラジルチームのフォワードFW2トップ、ロマーリオ選手とベベト選手の攻撃力・破壊力は、この大会NO.1でしょう。

 対するイタリアチームのディフェンスDF、バレージ選手とマルディーニ選手の守備力も、この大会NO.1でしょう。

 その対決が、この試合最大の見所のひとつであったことは、とても自然なことです。

 前述のように「決定的なチャンス」が少なかったゲームですが、ロマーリオ選手とベベト選手は「一瞬にしてチャンスを創る」のです。
 プレーのスピードアップも含めて、あっという間に相手ゴール前に現れシュートする術なら、ロマーリオ選手の右に出るプレーヤーは、とても少ないでしょう。

 そうした変幻自在の攻めに対して、バレージ選手とマルディーニ選手の守備も、本当に素晴らしいものでした。
 この2選手が、長くイタリア代表チームのキャプテンを務めたのです。
 まずバレージ選手が、続いてマルディーニ選手が、代表チームの精神的な支柱であり、戦術的にも大事な役割を果たし続けました。ちなみに、バレージ選手は81試合、マルディーニ選手は126試合、代表に選ばれています。

 特にこのゲームでは、「ザ・センターバック」と呼びたいバレージ選手のプレーが秀逸でした。
 ポジショニングひとつを取っても、局面局面で「1メートル単位の対応」が為されていたと観ますし、それが本当に的確なのです。次の、将来のプレーを予測する能力が極めて高いのでしょう。
 高さやパワーといったセンターバックに求められるスキルよりも前に、センターバックに備わっていたら素晴らしいとされるスキルを、十分に具備していたプレーヤーだと思います。
 プレーを観ていて「にやり」とさせられるシーンが、これ程多いプレーヤーは滅多に居ないでしょう。

 ロマーリオ/ベベトVSバレージ/マルディーニ、を観るだけでも、このゲームの録画をじっくり観る価値があります。

3. ディノ・バッジオ/アルベルティーニVSドゥンガ/マウロ・シルバ

 頭書の通り、このゲームは「中盤の競り合い」が続く展開でした。
 イタリアチームのディノ・バッジオ選手、デメトリオ・アルベルティーニ選手と、ブラジルチームのドゥンガ選手、マウロ・シルバ選手の戦いも、延々と続いたのです。

 フォーメーションの違いから、ディノ・バッジオ選手とアルベルティーニ選手は攻撃の底という位置付けでしたし、ドゥンガ選手とマウロ・シルバ選手はディフェンスの頭といった位置付けであったと観ますが、結果として、ここが「主戦場」となりました。

 4選手共に素晴らしいプレーを魅せてくれましたが、僅かながらブラジルチームの方が優位にあったかなと感じます。ドゥンガ選手がとても好調だったのでしょう。

 このゲームにおいて、ブラジルチームのチャンスの方がイタリアチームより多かったことの、要因のひとつでもあろうと考えます。
 
4. ロベルト・バッジオ選手のPK失敗

 世界で最も有名な?PK失敗のひとつでしょう。
 
 PK戦において、世界のスーパースターが失敗するというシーンは、時折登場するのですが、ワールドカップ大会決勝史上初のPK戦においても現出したのです。

 0-0で120分を戦い終えて、ゲームはPK戦に入りました。
 
 先行のイタリアのひとり目バレージ選手が「ふかして」しまい失敗、ブラジルのひとり目マルシオ・サントス選手のキックはGKタファレル選手がキッチリとセーブしました。両チームのひとり目が共に失敗するという「よもや」というスタートとなりました。
 両チーム共に2人目、3人目が決めた後のイタリアの4人目マッサーロ選手のキックを、今度はGKパリューカ選手が止めたのです。
 そして、ブラジルの4人目ドゥンガ選手はしっかりと決めて、ブラジルが3-2とリード。

 イタリアの5人目ロベルト・バッジオ選手が登場しました。
 これを決めなければ、ブラジルの勝利です。
 そして、バッジオ選手は、これを「ふかして」しまったのです。キックは、ブラジルゴールを越えて行きました。

 当時、「こんなこともあるんだ」と思いました。
 キャプテンのバレージ選手とエースストライカーのロベルト・バッジオ選手が「ふかして」しまっては、敗戦も止む無しなのでしょう。

 意外な、本当に意外な幕切れとなってしまいましたが、随所に世界最高のプレーが散りばめられた、味わい深いゲームであったと思います。

 欧州と南米を代表するナショナルチーム同士の「本気対決」は、いつの時代も極上のエンターティンメントなのです。

 セレソンは、4度目のワールドカップを手にしました。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[NPB2020] 関根順三氏 逝去
NEW Topics
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
Entry TAG
FIFA-WC1994決勝・ブラジル4度目の制覇  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930