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HOME   »   サッカー  »  [UEFA-EURO1984準決勝] フランスチーム ポルトガルチームとの「死闘」を制す
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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのに最適です。
 今回はユーロ(欧州選手権)1984フランス大会の準決勝です。

[1984年6月23日・ヴェロドローム(マルセイユ・フランス)]
フランス3-2ポルトガル(延長)

 フランス代表とポルトガル代表の対戦は大接戦となる、好試合となる、という「定説」がサッカー界にはあると思います。
 その定説のスタートとなったゲームでしょう。

 プラティニ選手、ジレス選手、ティガナ選手の「三銃士」を擁して、最盛期を迎えたフランスチームは、グループリーグから絶好調でしたし、何より「地元」ですから、このゲームも圧倒的に有利であろうと予想されていました。

 一方のポルトガルチームは、得点力不足に悩んでいました。グループリーグも2引分からの第3戦の勝利で、ようやく決勝トーナメントに進んだのです。ポルトガルにとっては難しい準決勝になるものと観られましたが、そこはさすがに「定説の第1ページ」、サッカーの神様?は、このカードを必ず接戦にする、と決めていたようです。

[フランスチームの先発メンバー]
1. GKバツ選手
2. ドメルグ選手
3. ボシス選手
4. バティストン選手
5. フェルナンデス選手
6. プラティニ選手
7. ジレス選手
8. シス選手
9. ティガナ選手
10. ル・ルー選手
11. ラコンブ選手

[ポルトガルチームの先発メンバー]
1. GKベント選手
2. ルイ・ジョルダン選手
3. シャラーナ選手
4. ジョアン・ピント選手
5. リーマ・ペレイラ選手
6. エウリコ・ゴメス選手
7. アントニオ・ソウザ選手
8. フラスコ選手
9. パシェコ選手
10. マガリャンイス選手
11. ディアマンティーノ選手

 ゲームは戦前の予想通りに、フランスチームが攻め、ポルトガルチームが守る展開となりました。
 「三銃士」を中心としたフランスの多彩な攻撃を、しかし、ポルトカルは良く守りました。

 前半24分、「将軍」プラティニ選手が、ポルトガルゴール正面、ペナルティエリアの少し外で倒され、フリーキックFKを得ました。
 ややゴールに近すぎるか、とも思いましたが、フランスチームはFKの準備を進めます。誰が蹴るのか、分からないフォーメーションで起動し、ディフェンスDFのドメルグ選手が打ちました。

 ボールは、ゴールに向かって左のサイドネットに突き刺さりました。強烈なシュートでした。

 マルセイユのヴェロドロームは大歓声に包まれました。

 先制したフランスが、この後も攻めに攻めます。

 1-0で後半に入ってからの20分間、大袈裟に言えば「雨霰」とシュートを浴びせましたけれども、これが入らないのです。
 ポルトガルGKのベント選手の好守も有りました。

 1-0のままゲームは残り20分を切りました。
 このままフランスが押し切るのではないか、という雰囲気が漂い始めた後半25分頃から、ポルトガルの攻撃シーンが増え始めました。
 おそらくは、フランスチームの運動量が落ちて来たのでしょう。

 そして、後半29分、ゴール前での波状攻撃から、ポルトガルDFジョルダン選手のヘディングシュートが決まりました。フランスゴール向かって左隅へのシュートでした。

 ポルトガルチームに喜びがあふれ、「まさか」の同点ゴールに、ヴェロドロームには悲鳴が上がりました。

 決勝点を巡る両チームの、この後の攻防も見所十分でしたが、結局ゴールは生まれず、ゲームは1-1のまま延長戦に入りました。

 延長前半は、ポルトガルが押し気味でした。運動量で勝ったのです。
 この頃は「南米タイプのサッカー」と呼ばれていて、柔らかいボール扱いのテクニックと、ドリブル突破を特徴としていたポルトガルチームが、フランスゴールに迫りました。

 延長前半8分、再びジョルダン選手が左サイドからシュート。
 これが見事にフランスゴールに突き刺さりました。

 ポルトガルチームが2-1とリードし、ゲームを優位に進めます。
 絶対に有利とされていたフランスチームが追い込まれたのです。

 延長も後半に入り、フランスチームの敗色が濃厚となりましたが、やはり「三銃士」は良く攻めます。

 延長後半9分、プラティニ選手がポルトガルゴール前で粘りました。そしてボールがこぼれたところに、ドメルグ選手が走り込みシュート。これが見事に決まりました。
 2-2の同点。
 ヴェロドロームは歓喜の嵐。

 背番号「3」、このゲームはここまで、両チームの「3」番のプレーヤーが2得点ずつを挙げるという、不思議な展開となりました。
 本来DFである「3」番の選手が、こうした大試合で1ゴールでも挙げることは珍しいことでしょう。にもかかわらず、このゲームでは、両チームの「3」番が2ゴールずつを挙げ、それが両チームの全得点なのですから・・・。

 こうした「死闘」に決着を付けるのは、やはりスーパースターなのでしょう。

 終了間近の延長後半14分、プラティニ選手が決勝点を挙げました。ゴール前の混戦からの強烈なシュートでした。

 ポルトガルゴール前に、ポルトガルの選手達が倒れ込みました。
 「死屍累々」といった様相でした。

 「死闘」となった準決勝を制したフランス代表チームが、この勢いのまま決勝も制して、ユーロ初優勝を飾ったことは、皆さんご承知の通りです。

 このゲームは、今日まで続く、「フランス代表とポルトガル代表の因縁の対決」の最初のゲームでした。
 両チームはこの後も、度々好ゲームを披露することとなるのです。
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