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HOME   »   サッカー  »  [UEFA-EURO1976準決勝] 降りしきる オランダチームの涙雨
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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが延期・中止なっている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのが良いようです。
 今回はユーロ(欧州選手権大会)1976の準決勝です。

[1976年6月16日・準決勝第1試合・マクシミールスタジアム(ザグレブ・ユーゴスラビア)]
チェコスロバキア3-1オランダ

 マクシミールスタジアムには試合開始前から強い雨が降り、試合中も弱まることなく降り続きました。
 ピッチにも水が浮き、ボールが突然止まったり、不規則に滑ったりしていましたし、選手達もとても走り辛そうでした。

 1974年のワールドカップで「トータルフットボール」を呈示し、世界サッカー界に衝撃を与えたオランダ代表チームのプレーは、この大会のチームにも受け継がれていましたが、この豪雨がそのパフォーマンスを減じたことは、間違いないでしょう。

[オランダチームの先発メンバー]
1. GKシュライフェルス選手
2. スールビール選手
3. ライスベルヘン選手
4. ファン・クラーイ選手
5. ルート・クロル選手
6. ニースケンス選手
7. ヤンセン選手
8. ヨニー・レップ選手
9. ヨハン・クライフ選手
10. ファン・デ・ケルクホフ選手
11. ロブ・レンセンブリンク選手

[チェコスロバキアチームの先発メンバー]
1. GKヴィクトル選手
2. ドビアシュ選手
3. チャプコヴィッチ選手
4. オンドルシュ選手
5. ピヴァルニーク選手
6. パネンカ選手
7. モーデル選手
8. ヤロスラフ・ポラーク選手
9. マスニー選手
10. ネホダ選手
11. ゴフ選手

 オランダ代表チームが、この大会の優勝候補であったことは、自然なことでしょう。
 「空飛ぶオランダ人」と呼ばれ、世界サッカー史上屈指のスーパープレーヤーであったヨハン・クライフ選手を中心としたチームは、ワールドカップ準優勝チームの力を十分に保持していると見られていたのです。

 このチームに対抗できるのは、ワールドカップ1974の決勝でオランダチームを破った西ドイツチームだけであろうと観られていましたから、決勝戦は「西ドイツVSオランダ」の再戦が予想されていたのです。

 ところが、準決勝・第1試合が始まると、展開は全く予想外のものでした。
 チェコスロバキア代表チームが、ゲーム序盤からボールを支配し、オランダゴールに迫ったのです。
 前半19分、オンドルシュ選手が先制点を奪いました。

 オランダチームは水が浮いたピッチに足を取られ、得意のパスも通らず、普段のプレーが全くできませんでした。一方のチェコスロバキアチームは、ドリブルを多用したプレーで、荒れたピッチの中でオランダチームを翻弄しました。
 
 一言でいうと、オランダチームは「元気がない」という印象でした。

 後半32分、オランダチームが同点に追い付きましたが、これはオンドルシュ選手のオウンゴールでした。
 先制弾も同点ゴールもオンドルシュ選手のもの、チェコスロバキアチームのひとり相撲に観えるということ自体が、このゲームを支配していたのがチェコスロバキアであったことを示していると感じます。

 1-1の同点となって延長に入ったゲームは、天候と同様に荒れました。
 両チームから退場者が出たのです。
 特にオランダチームには「イラついた様子」が目立ちました。こんな筈では無かったという思いが強かったのでしょうか。

 そしてチェコスロバキアチームは、延長後半9分ネホダ選手、同13分ヴェセリー選手が追加点を挙げ、3-1で勝利しました。

 「雨中の大番狂わせ」でした。

 チェコスロバキアチームは、6月20日の決勝で西ドイツチームにも勝利していますから、とても強いチームであったことは間違いありません。
 ワールドカップ1974の決勝を争った2チームを連覇したのですから、文句のつけようのない優勝でしょう。

 オランダ代表チームにとっては、とても残念な敗戦ですが、私にとっては「ヨハン・クライフとその仲間達」の姿・プレーを観ることが出来る、大切な録画なのです。

 それにしても、「気分屋」と言われるオランダチームにとっては、恨めしい雨だったことでしょう。
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