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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
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 2006年になると、海外競馬を走る日本馬が本当に多くなりました。
 既に「挑戦」というよりは、馬毎の特性やキャリアに合わせて、走るレースを選ぶ際の選択肢に海外の競馬が含まれるようになったという感じでしょうか。

 春3月には、ドバイミーティングでの活躍が有りました。

 まず、ユートピア(牡6歳)がゴドルフィンマイルG2(ダート1,600m)を制しました。
 ユートピアは、ハーツクライの僚馬としてドバイに行ったのではないかと思いますが、自らのフィールド・ダート競馬で金星を挙げたのです。
 ユートピアは、中央競馬で18走、地方競馬で12走、ドバイで1走、アメリカで3走と、「走る場所を選ばなかった」サラブレッドです。
 ゴドルフィンマイルの時には日本馬でしたが、アメリカでウェストチェスターハンディキャップG3を勝った時には、アラブ首長国連邦のシェイクモハメド殿下が率いるゴドルフィンに移籍していましたから、日本馬では無くなっていたのです。色々な意味で、インターナショナルな存在でした。

 さて、ユートピアと共にドバイミーティングに挑んだハーツクライ(牡5歳)は、ドバイシーマクラシックG1(芝2,400m)を圧勝しました。
 有馬記念2005でディープインパクトに土を付けたハーツクライが、翌年のドバイミーティングでもウィジャボードを始めとする世界の強豪馬を相手に4馬身差を付けての勝利を挙げたのです。
 気分良く走った時のハーツクライの先行力は、世界屈指だったのでしょう。

 ハーツクライは7月、英国のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスG1という欧州屈指の大レースにも挑み、こちらは残念ながら3着に終わりました。
 橋口調教師が「ハーツクライが寂しがっていた」とコメントしていましたから、この時もユートピアを帯同させていれば、結果は違っていたのかもしれません。
 彼には「気分良く走ってもらう」必要があったのでしょう。

 同じ7月、ダンスインザムード(牝5歳)が、アメリカのキャッシュコールマイルG3を制しました。
 3歳時に桜花賞を勝った後、アメリカンオークスG1の2着に食い込んだことは4月14日の記事にも書きましたが、これでアメリカ競馬に慣れていたのでしょうか、5歳になって重賞勝ちを収めました。

 2006年秋のエポックは、10月のデルタブルース(牡5歳)によるメルボルンカップG1(オーストラリア、芝3,200m)制覇でしょう。
 日本で、菊花賞(3,000m)やステイヤーズステークスG2(3,600m)に勝っているように典型的なステイヤーのデルタブルースが、その本領をオーストラリアでも発揮した形です。
 
 このレースにはポップロック(牡5歳)も出走していて、2着に食い込みました。
 日本馬による1・2フィニッシュ。

 日本のサラブレッドにとって、「活躍のフィールドが世界中の競馬場」になったことを象徴するような、メルボルンカップ2006でした。

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