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HOME   »   サッカー  »  [UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
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 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが中止・延期に追い込まれている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのが良いようです。
 今回は、ユーロ2012ポーランド・ウクライナ共催大会のグループリーグC組の一戦です。

[2012年6月14日・ミューニシパルスタジアム・ポズナニ(ポーランド)]
イタリア1-1クロアチア

 GL緒戦でスペインチームと引分けた(1-1)イタリアチームと、アイルランドチームに快勝(3-1)したクロアチアチームの、GL第2戦です。
 クロアチアは、このゲームを勝てば決勝トーナメントT進出が決まります。
 一方のイタリアは、このゲームを落とすようなら、決勝T進出に黄信号が灯るという戦い。

 両ナショナルチームの対戦は、この時点までクロアチアが無敗、クロアチアはイタリアをお得意様としているのですから、イタリアチームにとっては厳しい戦いが予想されました。

[イタリアチームの先発メンバー]
1. GKブフォン選手
2. DFデ・ロッシ選手
3. キェッリーニ選手
4. ボヌッチ選手
5. MFピルロ選手
6. モッタ選手
7. マルキージォ選手
8. ジャッケリーニ選手
9. マッジョ選手
10. FWカッサーノ選手
11. バロテッリ選手

[クロアチアチームの先発メンバー]
1. GKプレティコサ選手
2. DFシルデンフェルド選手
3. チョルルカ選手
4. ストゥリニッチ選手
5. スルナ選手
6. MFモドリッチ選手
7. ブコエビッチ選手
8. ペリシッチ選手
9. ラキティッチ選手
10. FWマンジュキッチ選手
11. イェラビッチ選手

 イタリア代表チームは、ワールドカップ2006優勝チームのメンバーが、その後も長く骨格を占めていたのです。とはいえ、さすがに世代交代も進み、この大会は、残っていたアンドレア・ピルロ選手とジャンルイジ・ブフォン選手が率いるチームと言って良いでしょう。

 一方のクロアチアチームは、若手が育ち、とても良いチームに成長しつつある時期でしょう。
 MFモドリッチ選手やFWマンジュキッチ選手といった、ワールドカップ2018準優勝の中核となる選手達が、着々と経験を積んでいたのです。

 ゲームは、イタリアの攻勢で幕を明けました。
 「カテナチオ」と称された堅守をベースに、カウンターを仕掛けるという20世紀のイタリアチームとは相当に異なり、組織的な攻撃を継続するのです。生まれ変わりつつあるイタリアという感じがしました。

 新生イタリアチームは、カッサーノ選手やマルキージオ選手、ジャッケリーニ選手らが自在に動き、フィニッシャーとしてのバロテッリ選手も再三シュートを放ちますが、しかし、なかなか得点には結びつきませんでした。

 前半は0-0の接戦が続きましたけれども、この均衡を破ったのは、やはりピルロ選手でした。
 
 前半39分、イタリアチームはクロアチアゴールに向かって左側でフリーキックFKを得ます。
 蹴るのはピルロ選手。
 クロアチア守備陣の壁の一番左の選手と2人目の選手の「頭の間」を通過しました。
 壁の裏側に飛んできたボールにGKプレティコサ選手も良く反応し、右手で触りましたが、そのままゴールイン。
 クロアチアゴール向かって左隅に飛び込みました。
 「レジスタ」ピルロ選手の、さすがの、さすがのFKでした。

 絶対に負けられないイタリアチームが先制したのです。

 前半は1-0、イタリアがリードして折り返しました。

 後半、クロアチアが攻勢を強めたのは、自然なことでしょう。
 とはいえ、イタリアも守備的になることは無く、追加点を狙って行ったと思います。

 クロアチアチームは、「良質なボールを2トップに供給する」プレーを継続しました。前半にも、マンジュキッチ選手やイェラビッチ選手によるチャンスも有りましたので、そのプレーを続けたのです。
 後半になり、モドリッチ選手の位置が前目になりました。自らシュートを放つシーンも増えたのです。

 両チーム一歩も引かない攻防が続いた後半27分。
 左サイドのストゥリニッチ選手から、ゴール前のマンジュキッチ選手にクロス。
 イタリアDFも綺麗なラインを作っていたのですが、その間に居たマンジュキッチ選手は、これをトラップして右足でシュート。これがイタリアゴール右ポストに当たり、そのままゴールに吸い込まれました。ピンボールの様な動きで、ポールはイタリアゴール内を駆け巡りました。

 1-1の同点。
 クロアチアが勝てば決勝T進出。
 イタリアが負ければGL敗退の怖れ、という状況下で、ゲームは一気に緊張感が高まったのです。

 同点に追い付いたクロアチアは、一気に攻勢に出ました。一層元気になったのです。
 イタリアは良く守ったのです。特に、最終ラインの守備は秀逸でした。

 後半40分を過ぎてからは、クロアチアが攻め込み、イタリアが守るという展開が続きました。

 緊張感あふれるゲームは、このまま1-1で終了しました。

 イタリアチームは、何とか「引分け」を確保したのです。
 クロアチアチームとしては、このゲームを勝って、決勝トーナメント進出を決めたかったことでしょう。

 GL・C組の第3戦では、イタリアがアイルランドを2-0で破り、クロアチアはスペインに0-1で敗れ、決勝Tには、C組1位のスペインと2位のイタリアが進出しました。
 クロアチアチームにとっては、このイタリア戦での引分けが痛かったのです。

 ワールドカップやユーロの経験豊かというか、戦い方を知っているイタリア代表チームがきっちりと進出し、この大会の決勝進出に結び付けたことは、皆様ご承知の通りです。

 アズーリにとっては、「明日に向かっての大切な引分け」を確保したクロアチア戦だったのです。

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