FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  [UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 新型コロナウイルス禍のために、多くのスポーツイベントが中止・延期に追い込まれている時期は、撮り貯めた録画を自宅で楽しむのが良いようです。
 今回は、ユーロ2012ポーランド・ウクライナ共催大会のグループリーグA組の一戦、この大会の開幕戦です。

[2012年6月8日・ワルシャワ国立競技場(ポーランド)]
ポーランド1-1ギリシャ

 ユーロ2004大会で優勝を果たしたギリシャチームを、開催国ポーランドチームがワルシャワ国立競技場に迎えての開幕戦でした。

 ポーランド代表と言えば、FIFAワールドカップの1974年大会と1982年大会での2度の3位という、輝かしい戦歴を誇りますが、ことユーロ(欧州選手権)となると、種々の事情もあってか、これが2度目の出場であり、まだ決勝トーナメントTに進出したことが無いという、意外な成績なのです。

 そうした面から、ポーランド国民の地元大会の代表チームに対する期待は、とても大きかったことでしょう。

[ポーランドチームの先発メンバー]
1. GKシュチェスニー選手
2. DFペルキス選手
3. バシレフスキー選手
4. ボエニシュ選手
5. ピシュチェク選手
6. MFポランスキ選手
7. ムラフスキ選手
8. リブス選手
9. オブラニアク選手
10. ブラシュチコフスキ選手
11. FWレバンドフスキ選手

[ギリシャチームの先発メンバー]
1. GKハルキアス選手
2. DFアルバアム・パパドプロス選手
3. パパスタトプロス選手
4. ホレバス選手
5. トロシディス選手
6. カツラニス選手
7. カラグニス選手
8. マニアティス選手
9. FWサマラス選手
10. ゲカス選手
11. ニニス選手

 ギリシャチームの中盤、カラグニス選手とカツラニス選手は2004年大会にも出場していたという超ベテラン。「勝ち方」「勝つ味」を知っているという意味では、大きな存在でしょう。
 2010年に監督に就任したフェルナンド・サントス監督の采配も注目でした。

 一方のポーランドチームは、何と言ってもロベルト・レバンドフスキ選手の得点力に注目が集まっていました。
 このレバンドフスキ選手に、ヤクブ・ブラシュチコフスキ選手、ウカシュ・ピシュチェク選手と並ぶ右サイドのライン、ドイツ・ブンデスリーガを連破したボルシア・ドルトムントのライン(ドルトムント三銃士とも呼ばれました)が、とても強力な攻撃陣だったのです。

 ゲームはポーランドチームの攻勢で始まりました。
 やはり右サイドからの攻撃、ブラシュチコフスキ選手、ピシュチェク選手から良質なボールがゴール前に配され、レハンドフスキ選手らが殺到します。
 しかしギリシャチームもGKハルキアス選手を中心に良く守ります。

 実は、このパターンは、ギリシャチームの形でしょう。
 守備に回る時間が長いギリシャですが、時折セットプレーからチャンスを創っています。まさに、2004年大会で欧州を驚かせた優勝の際のパターンなのです。

 こうした中、前半17分、ポーランドチームがチャンスを創りました。
 オブラニアク選手が右サイドを抉りセンタリング。ギリシャゴール向かって左側に居たレバンドフスキ選手にピッタリのボールで、これをレバンドフスキ選手がヘディングシュート。大きくワンバウンドしたシュートはゴール左側に飛び込みました。

 先制ゴール。国立競技場は大歓声に包まれました。

 ユーロ2012最初のゴールは、ポーランド・レバンドフスキ選手から生まれたのです。

 この得点でポーランドチームが勢いに乗ったのは自然なことです。
 次々とチャンスが生まれました。
 サポーターも追加点を「今か今か」と待っている雰囲気でした。

 しかし、ギリシャチームも容易に追加点を許しません。

 前半は1-0のまま40分を過ぎました。
 その前半43分、ポーランドチームが左サイドから攻めました。
ここでギリシャのディフェンダーDFパパスタトプロス選手が相手選手を倒しました。ギリシャの選手がバランスを崩したようにも観えましたが、これがイエローカード。
 そして、パパスタトプロス選手はこのゲーム2枚目のイエロー、レッドカードとなって退場となったのです。

 アウェイで、0-1と劣勢のギリシャチームが、ひとり少ない形となりました。
 後半に向けて、ポーランドチームの優位は不動のものとなったのです。

 しかし、ギリシャチームの本領は、ここからでした。

 後半開始直後もポーランドチームが攻め、レバンドフスキ選手がシュートを放ちましたが、これは枠に行きませんでした。

 そして後半5分、右サイドからゴール前のセンターフォワードFWゲカス選手にセンタリング、ゲカス選手がGKシュチェスニー選手と競ってボールがルーズになり、そこに交替で起用されたサルピンギティス選手が走り込んでシュート。
 これが見事に決まりました。

 前半、2本しかシュートが無かったギリシャにとって、このゲーム3本目のシュートを物にしたのです。
 「ひとり少ない」ギリシャチームの素晴らしい攻撃でした。

 前半一方的に攻め、エースが得点し、2点目を待っていた国立競技場のサポーターは騒然となりました。

 ポーランドチームの攻勢が強まりました。
 「勝たなくてはならないゲーム」なのです。

 一方のギリシャチームも「守備一辺倒」ではなく、カラグニス選手やカツラニス選手を中心として、攻撃を見せます。
 さすがに、ユーロ制覇メンバーなのです。ツボを押さえたプレー。
 ギリシャチームにとっては、得点を挙げるためには3名のプレーヤーがいれば良く、ひとり少ないことは、さして影響が無い感じでした。(これは、どのチームにも共通のことかもしれませんが)
 ここに「伝統の堅守」が加わって、後半のギリシャチームはひとり少ないことを感じさせませんでした。
 もちろん、個々のプレーヤーの十分な運動量があっての戦いであったことは、言うまでも有りません。

 後半20分を過ぎて、ポーランドチームの方に先に疲れが見えたと感じます。
 攻撃が単調になり、枠を捉えるシュートが減ったのです。

 後半22分、ギリシャが左サイドから攻め、ゴール前に走り込んだサルピンギティス選手にボールが渡りました。GKと1対1。
 GKシュチェスニー選手が、サルピンギティス選手の足を払いレッドカード。
 ペナルティーキックPKがギリシャに与えられました。

 ひとり少なかったギリシャチームに勝ち越しの大チャンスが訪れたのです。

 ポーランドチームのGKはティトン選手に代わりました。

 ギリシャのキッカーは「10番」カラグニス選手。ギリシャチームの大黒柱です。
 カラグニス選手は右側に蹴り、ティトン選手がこれをセーブしました。

 この状況下で、カラグニス選手がPKを失敗したのです。
 ギリシャにとっては痛恨、ポーランドにとっては本当に九死に一生を得たシーンでした。

 さて、10人対10人となりましたが、相変わらず、ポーランドチームの動きの悪さが目立ちました。
 一方のギリシャチームにも、さすがに疲れが見えます。

 ゲームはこのまま1-1で終了しました。

 前半はポーランドチームのゲーム、後半はギリシャチームのゲームだったのです。

 大歓声を背に前半一方的に攻めた、地元ポーランドチームにとっては、ユーロで戦って行くことの難しさを、改めて感じたゲームだったことでしょう。

関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
NEW Topics
[大相撲2020・11月場所(観客数制限)] 11月場所の主役 志摩ノ海
[大相撲2020・11月場所(観客数制限)] 大関・貴景勝 決定戦を制して2度目の優勝
[大相撲2020・11月場所14日目(観客数制限)] 明瀬山の勝ち越し
[NPB2020(観客数制限)] 日本シリーズの開幕!
[NPB2020個人成績-1] 鈴木大地選手(楽天)の活躍
[競馬(観客数限定)] マイルチャンピオンシップ2020の注目馬
[マスターズ秋2020(無観客)第1ラウンド] 全18ホールパーオン・39パット
[マスターズ秋2020(無観客)] ダスティン・ジョンソン選手 悠然たる優勝
[NPB2020パリーグCS] ソフトバンク・ホークスの強さ
[競馬コラム282-ジャパンカップ2020] コントレイルVSデアリングタクトにアーモンドアイが参戦
[日本陸上競技選手権2020(観客数制限)-8] 男子200m 飯塚翔太選手の逆転優勝
[マスターズ秋2020(無観客)] 広がる「ダスティン・ジョンソン ワールド」
[マスターズ秋2020(無観客)第2ラウンド] 超ベテラン選手達の活躍
[大相撲2020・11月場所(観客数制限)] 上位陣の相次ぐ「休場」
[競馬(観客数制限)] エリザベス女王杯2020の注目馬
[NFL2020~21(無観客)] レギュラーシーズン第9週を終えて
[PGAツアー2020~21] 2度のマスターズ・トーナメント
[PGAツアー2020~21] マスターズまでに、あと5kg体重を増やす。
[NPB2020(観客数制限)] 坂本勇人選手 2,000本安打達成!
[J1リーグ2020(観客数制限)] キング・カズ 53歳8ヵ月13日で出場
[競馬コラム281-JBCデイ2020] 面白かった「2場開催」
[UEFA-CL2020~21] グループステージ第3節を終えて
[ATP1000-ロレックス・パリ・マスターズ2020] ラファエル・ナダル選手 シングルス通算1,000勝達成
[競馬コラム280-JBCクラシック2020] クリソベリル 圧勝!
[日本陸上競技選手権2020(観客数制限)-7] 男子110mH 金井大旺選手の快走
[PGAツアー・バミューダ選手権2020] ブレンダン・トッド選手へのインタビュー
[大相撲2020・11月場所(観客数制限)] 活躍が注目される10名の力士
[競馬コラム279-天皇賞(秋)2020] アーモンドアイ号 G1レース8勝目!
[全日本大学駅伝2020] 駒澤大チーム 空前の大混戦を制して6年振りの優勝
[MLB2020・WS] アロザリナ選手VSベッツ選手・シーガー選手
[日本陸上競技選手権2020(観客数制限)-6] 女子100mH 青木益未選手 好記録で優勝
[競馬(観客数制限)] 天皇賞(秋)2020の注目馬
[全日本スピードスケート距離別選手権2020] 一戸誠太郎選手と高木美帆選手の活躍
[MLB2020・WS第6戦(観客数制限)] ドジャース 21世紀初の「世界一」
[PGA・ZOZOチャンピオンシップ2020(無観客)] 日本人プレーヤー「8名」が出場
[MLB2020・WS第5戦(観客数制限)] ドジャース ブルペンの踏ん張りで「王手」
[MLB2020・WS第4戦(観客数制限)] レイズ 逆転サヨナラ勝ちで2勝2敗のタイ
[日本陸上競技選手権2020(観客数制限)-5] 女子円盤投げ 齋藤真希選手 55m41cmの好記録で優勝
[UEFA-CL2020~21] グループリーグ 開幕
[競馬(観客数制限)] 菊花賞2020の注目馬
[MLB2020・WS第2戦] レイズ 「負けられない試合」を制す
[MLB2020・WS第1戦] 「大エース」 クレイトン・カーショー投手の好投
[MLB2020ポストシーズン] ランディ・アロザリナ選手 PS7ホームランのルーキー新記録
[MLB2020NLCS(観客数制限)] ロサンゼルス・ドジャース ワールドシリーズ進出
[MLB2020ALCS(無観客)] 「2点の壁」 タンパベイ・レイズがワールドシリーズ進出
[箱根駅伝2021] 予選会
[PGAツアー2020~21] 相次ぐ ベテランプレーヤーの復活優勝
[競馬(観客数制限)] 秋華賞2020の注目馬
[MLB2020・ALCS(無観客)] ダスティ・ベイカー監督の丁寧な継投策
[MLB2020NLリーグチャンピオンシップ] 大型内野手の対決
Entry TAG
UEFA-EURO2012GLA組・ギリシャチーム驚異の粘り  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930