FC2ブログ
HOME   »   テニス  »  [温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新しいスポーツイベントの開催数が激減している時期には、「古きを訪ねて新しきを知る」温故知新が大切なのかもしれません。
 私も、様々なスポーツで「復習」してみようと思います。

 今回は、1980年代の男子プロテニス界を席巻した、イワン・レンドル選手です。

 チェコスロバキア出身のレンドル選手は、ジミー・コナーズ選手、ビョルン・ボルグ選手、ジョン・マッケンロー選手といった、男子プロテニス史にその名を刻む素晴らしいプレーヤーが大活躍していた時代に、当時の共産主義国家から彗星のように現れ、圧倒的な強さを魅せました。

 1981年の全仏オープン大会決勝(レンドル選手自身の初のグランドスラム決勝進出でした)において、ビョルン・ボルグ選手と戦い、フルセットの末敗れました。
 当時、クレーコートの全仏で圧倒的な強さを魅せていたボルグ選手(この大会を制して「大会4連覇」を達成しています)をあと一歩まで追い詰めたプレー振りは、世界中のテニスファンに強い印象を残しました。

 その後の活躍は凄まじいもので、ATPツアーのシングルス優勝回数94は歴代4位、同シングルスマッチ勝利数1,071は歴代3位と報じられています。
 全盛時には「ほとんど負けなかった」印象が有ります。(1985~87年は、3年連続勝率90%越えというミラクルな成績を残しています)

 もちろんグランドスラムのシングルスにおいても、全米オープン3回、全仏オープン3回、全豪オープン2回の計8回の優勝を誇っています。
 しかし、不思議なことに全英・ウィンブルドンだけは準優勝2回に止まったのです。
 1980年代終盤、「レンドルは全英に勝てないのか」というテーマが話題になったほどです。

 実は、そのATPツアーにおける圧倒的な強さの一方で、グランドスラム大会決勝での勝率の低さ(8勝11敗)から、精神面の弱さが指摘されていたのです。
 これが事実かどうかについては、私には分かりません。個人的な意見ならば、そんなことはなかったのではないかと感じています。

 レンドル選手が登場した時、そのフラットなショット、強烈なストロークが強烈でした。トップスピン球質が全盛を迎えようとしていた時代に、とても新鮮な印象さえ与えたのです。(もちろんレンドル選手もトップスピンを打ちました)
 そして、「片手打ちのバックハンド」も素晴らしい威力でした。「両手打ち」の選手が多かった時代に、フォアもバックも片手で打ち、その威力は両手打ちのプレーヤーに勝るとも劣らなかったのです。
 更には、そのサーブも超弩級でした。

 力みの無い美しいフォームから、あらゆるショットを世界最高レベルで繰り出すことが出来たイワン・レンドル選手が、長く世界NO.1を占めていたのは当然のことなのでしょう。

 11年連続グランドスラム決勝進出、8年連続全米オープン決勝進出といった数々の記録は、レンドル選手の強さと極めて高いレベルでの安定感を如実に示しています。

 男子プロテニス界の巨星イワン・レンドル選手のキャリアに唯一欠けているのは、「ウィンブルドン・男子シングルス優勝」なのです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
NEW Topics
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
[UEFA-EURO1976準決勝] 降りしきる オランダチームの涙雨
[競馬(無観客)] 皐月賞2020の注目馬
[UEFA-EURO1984準決勝] フランスチーム ポルトガルチームとの「死闘」を制す
[NPB2020] 関根順三氏 逝去
Entry TAG
温故知新2020男子テニス1・イワンレンドル選手  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031