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HOME   »   テニス  »  [温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新しいスポーツイベントの開催数が激減している時期には、「古きを訪ねて新しきを知る」温故知新が大切なのかもしれません。
 私も、様々なスポーツで「復習」してみようと思います。

 男子テニス界において、史上最強のシングルスプレーヤーはという問いには、様々な意見があると思いますが、私はロッド・レーバー選手であろうと思います。

 「最強」とは、「その時代時代において他の強豪選手との比較、相対的な強さが頭抜けている存在」という意味、「頭抜け度合い」の比較といっても良いのかもしれません。
 例えば、1960年代のプレーヤーと2010年代のプレーヤーが試合をした結果を予想するのは、使用している道具、テニス競技ならば、木製ラケットとグラスファイバーラケットの違いや、コートのサーフェイスの違い、が大きく、相当難しいと思います。

 その視点からロッド・レーバー選手が史上最強であると、私は考えているのです。

 オーストラリア出身、1956年(昭和31年)にデビューし1978年(昭和53年)に引退したレーバー選手は、1962年と1969年の2シーズンに「年間グランドスラム」を達成しています。
 全豪、全仏、全英、全米の4大大会を制覇することをグランドスラムと呼びますが、これを1年間=1シーズンで達成することを「年間グランドスラム」と呼びます。

 1年間の4大大会シングルスをすべて制することが「至難」の業、ミラクルな成績であることは、レーバー選手が2度目に達成した1969年の翌年1970年以降にこれを達成した男子プレーヤーが皆無であることから、明らかです。
 
 レーバー選手は、4大大会で11勝(全豪3、全仏2、全英4、全米2)を挙げています。
 また、ATPツアーでも通算52勝を挙げて、歴代12位となっています。
 現在より大会数が少なかった時代に、レーバー選手はこれだけの優勝を重ねているのです。

 当時、ロッド・レーバー選手の映像は、ニュースの中の短い時間しか放送されませんでしたが、その短い映像でも、左利きのレーバー選手のとても美しいショットにはいつも「ほれぼれ」させられました。
 木製ラケットを使用し、本当に美しいフォームから、とてもしなやかなショットが生まれていたのです。

 レーバー選手が世界中のテニスプレーヤー、特にアマチュアプレーヤーの「憧れの的」であったことは、自然なことでしょう。
 アディダス社が1970年代に「ロッド・レーバー」モデルのスニーカーを発売したことも、この時代のレーバー人気を如実に表しています。

 私がテニスを始めた時、最初に手にしたラケットはフタバヤのウイニングショットでした。2本目はフタバヤのゴールデンショットでした。共に木製です。
 キチンとしたフォームを作ることが出来なければ、強いボールを打つことが出来なかったラケットですが、キチンとしたフォームが出来た時の「打感」、振り抜きの良さは、木製ラケットならではのものでした。
 私の様なズブの素人でも、良く分かったのです。

 そして、手本となったのが「ロッド・レーバー選手のフォーム」であったことは、言うまでもありません。

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