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HOME   »   陸上競技  »  [陸上競技] 「日本選手権大会100周年」は使えなかったのか?
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 2013年6月7日から6月9日にかけて、東京・調布市の味の素スタジアムで開催された、第97回日本陸上競技選手権大会は盛況のうちに幕を閉じました。

 いわゆる日本選手権大会の陸上競技版ですから、我が国の陸上競技大会の最高峰であり、歴史と伝統を誇る大会であることは、言うまでもありません。

 この大会は、1913年の11月1日と2日に、陸軍戸山学校新運動場で、第一回大会が開催されました。その後、太平洋戦争の激化に伴い1943年から1945年の3年間は開催されませんでしたが、その前後は欠かすことなく実施されてきた、我が国の全てのスポーツを通じても最古の歴史を持つ日本選手権大会のひとつです。
 第一次世界大戦から日中戦争に至る時期や、太平洋戦争直後の1946年にも、この日本選手権大会を開催してきた先輩諸兄の意欲、使命感、実行力には敬意を表するばかりです。

 日本陸上競技選手権大会は、今年で100周年を迎えたのです。

 にもかかわらず、日本陸上競技連盟は「100周年」をPRに使いませんでした。

 何でもかんでもコマーシャルのネタにしようという風潮がある現代において、この謙虚かつ質実剛健な取組姿勢は、いかにも日本陸連という感じです。ここで「大会100周年」をやり、3年後に「100回記念大会」をやるのでは、やり過ぎだろうと考えたのかもしれませんが、あまりに控えめという感じも拭いきれません。

① ナショナルオープン大会としての100周年をPRすることは、陸上競技のみならず、我が国のスポーツ界全体の歴史を、日本国民ならびに世界中の人達に再認識してもらう、良い機会であったこと(オリンピック東京誘致にも符合します)

② 我が国で陸上競技を志す全てのプレーヤーにとって、大きな励み・目標となること

③ 3年後に「100回記念」を控えているとはいえ、例えば10周年と10回大会を併用するのとは異なり、圧倒的な歴史と伝統を背景としているので、2つのメモリアルが連続したところで、賞賛されることはあっても、誹りを受ける性質のものではないこと

 といった観点から、日本陸連はPRすべきであったと考えるのです。

 特に今大会は、高校生プレーヤーの活躍が目立ち、積年の日本陸上競技会の強化策がようやく花開いた感のある大会でしたから、「100周年」に一層の彩りを添えたように思います。陸上競技ファンとしては、少し残念だった気がします。

 2016年のリオデジャネイロ・オリンピックの年が、第100回日本陸上競技選手権大会の年でもあります。日本と世界を代表する2つの大会で好成績を挙げ、「日本陸上ここにあり」を世界に示したいものです。

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