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HOME   »   サッカー  »  [コンフェデ杯] 激闘! スペイン対イタリア
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 コンフェデレーションズカップ2013の準決勝第二試合は、6月27日A組2位のイタリアとB組1位のスペインとの間で行われ、延長戦まで戦って0対0。ペナルティーキックPK戦を行い7対6でスペインが勝ち、準決勝第一試合を制したブラジルと決勝を戦うこととなりました。
 
 このゲーム、前半はイタリアのペースでした。前線からの積極的なプレスと豊富な運動量により、スペインのボール支配を許さず、逆にスペインのペナルティーエリアに再三攻め込んでチャンスを創りました。
 そして、少なくとも2回の決定的なチャンスがありました。いずれもヘディングシュートでしたが、これがスペインのゴールキーパーGKカシージャスの正面をついてしまいました。
 イタリアにとっては、この逸機が大変惜しまれます。ここで1点でも取っていれば、全く別の試合になったことでしょう。その点からは、バロテッリの欠場が響きました。

 後半はスペインのゲームでした。相変わらずの精力的な動きを見せるイニエスタを中心としてイタリアゴールに殺到します。しかし、こちらはシュートが枠に行かない。残り15分位からは、両チームとも疲労が目立ち運動量がめっきり落ちました。
 イタリアは前半の飛ばし過ぎが、スペインはいつもとは異なるゲーム内容で守備に回る時間帯が長かったことが、疲労の原因と思われました。

 延長前半、イタリアのシュートがゴールポストに阻まれました。延長も前半はイタリアペースだったと思います。
 延長も後半はスペインのペース。どんなに疲れていても、通常時の80%の能力を発揮できる特性?、彼だけの特性をこの試合でも発揮するイニエスタが、イタリア陣を縦横に走り捲ります。再三のチャンスがありましたが、イタリアチームは最後の力を振り絞って、これを防ぎ続けました。久しぶりに「カテナチオ」を観た感じです。

 さてPK戦。ここは、イタリア・ブフォン、スペイン・カシージャスの、現在世界を代表する2人のGKの技の見せ所だと思いましたが、両チームのキッカーは冷静に決め続けました。5人を終えて5対5。ひとりも外さないのです。これも、このレベルの大試合では珍しいことだと思いました。両チームのプレーヤーの精神的な充実が、数字に表れています。

 そして、イタリアの7人目ボヌッチが吹かしてしまい、シュートがゴールを大きく外れ、決着しました。結局、カシージャスもブフォンも、PKを1本も止めることは出来ませんでした。

 素晴らしいゲームでした。

① イタリアチームの見せた前半のプレーは、対スペインの戦術として極めて有効でした。スペインチームの短いパス=プレーヤー同士が10mの近距離に位置し、パスを繋ぎながらチャンスを伺うサッカーを、させなかったのです。

② いつもの試合ならば、この10m位のパス回しに相手チームは翻弄されて、守備側のプレーヤーは右に左に常に動かされるために疲労が早く、ゲームの後半・終盤は常にスペインペースとなるのですが、このゲームはスペインチームも相当疲労していました。

③ イタリアはUEFA欧州選手権決勝の0対4の大敗から、スペインと互角に戦えるまでにチームを立て直してきたのです。負けたとはいえ、手応えを感じたことでしょう。

④ 一方のスペインも、苦戦したとはいえ結局勝ち上がりました。スペインチームの最大の強みである守備の強さ、相手チームを零封するゲームが出来ています。
 この激戦も彼らにとっては想定内のものであったと感じます。「苦しい戦いだが負けることは無い」と深層心理の中で感じながら、選手たちがプレーしたように思います。この「一種の精神的なゆとり」が、世界一を長く維持しているスペインチームの強さの根源なのでしょう。

 さて決勝です。

 驚異的なプレーを続けるネイマールを中心としたブラジルと常勝軍団スペインの決勝は、大会前から多くの方が予想していたカードです。多くの方が予想していたカードとなること自体が、この2チームの充実ぶりを示しています。

 全くタイプが異なるチーム同士の対決ですから、どちらが先にペースを掴むかがポイントとなります。特に、ブラジルにとっては前半10分までに先取点を上げることが勝利のための必要条件となるでしょう。
 スペインは、いつものようにパスを回しながらブラジルの疲れを待って、後半30分過ぎからの攻撃で、決勝点を挙げる戦いを展開すると思います。

 総合的な力量ではスペインが勝ると思いますが、ホームのブラジルが大声援を力に変えることが出来るか、そして、この大会を「ネイマールの大会」にすることが出来るかどうか、が見所でしょう。

 この大会をワールドカップの前哨戦と位置づけるとすれば、ブラジル代表チームの最大のトレーニングは、国民の期待をプレッシャーとするのではなく、自らの力に変えて行くノウハウの発見・蓄積が出来るかどうかがポイントということになります。

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