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HOME   »   高校野球  »  [2020年・甲子園高校野球交流試合(無観客)-3] 16試合で柵越えのホームランは2本
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 8月10日に開幕した交流試合は、8月17日の白樺学園VS山梨学院戦を最後に閉幕しました。
 「大会を完遂」できたことは、全ての関係者のご努力の賜物であり、その意義はとても大きいと感じます。

 新型コロナウイルス感染症感染拡大の中、4月~5月の緊急事態宣言下では練習もままならず、6月以降になっても、チーム練習がなんとか再開されたとはいえ、他チームとの練習試合実施が難しかった状況下で、参加32チームは「力いっぱい」のプレーを披露いただきました。
 高校野球ファンのひとりとして、感謝申し上げます。

 さて、こうした「圧倒的な練習不足」の下で、2020年交流試合ならではの「現象」が随所に見られたことは、皆様ご承知の通りです。

 中でも、「ホームランの少なさ」は、最も目立つ現象でした。

 16試合でホームランは3本だけ。
 内1本は、8月12日の鹿児島城西VS加藤学園戦の杉山選手のランニングホームランですから、柵越えのホームランは僅かに2本でした。

① 8月11日 明豊VS県立岐阜商 県立岐阜商・佐々木選手の左中間へのホームラン
② 8月17日 白樺学園VS山梨学院 白樺学園・川波選手のセンターオーバーのホームラン

 もちろん、ランニングホームランも立派なホームランですが、本稿では「打球の飛距離」を採り上げていますので、「柵越え」を対象とします。
 近年の夏の甲子園大会ならば、平均して1試合当たり1本前後のホームランが生れていますから、この2本と言うのは、とても少ない本数なのです。

 頭書の通り、白樺学園VS山梨学院は、大会最終ゲームでしたので、このゲームが始まる前には「交流戦では柵越え本塁打は1本」しかないことになりそうだと思いました。
 川波選手が、センターへの大ホームランを放ってくれて、2本目を観ることが出来たのです。

 今大会は、ホームランのみならず、外野手の頭を超える長打や、右中間・左中間真っ二つの長打、打球が外野フェンスに達する長打も、とても少なかったように感じます。

 打球の飛距離・威力ともに、いつも眼にする甲子園大会とは、相当に異なるものだったのです。

 古い話になり恐縮ですが、金属バットが導入されて以降、高校野球の打球はとても飛ぶようになりました。
 かつては「ラッキーゾーン」が設けられていた甲子園球場においても、スタンドに飛び込む打球が増え、ラッキーゾーンも廃止されました。
 「逆転満塁ホームラン」といった、滅多に観られないはずのシーンも時々は飛び出すようになり、「送りバントとスクイズ」で得点していたプレーが、「一発」や「長打」の連続で得点を積み重ねる形に変質して行ったのです。
 これは、時代の流れでした。

 ところが、2020年交流試合においては、20世紀の木製バットを使っていた甲子園大会のようなホームラン数になったのです。
 ある意味では、とても不思議なことでしょう。

 その理由については、テレビ放送の中で解説者の皆さんが説明されるように、「生きた球を打ってこなかった」「人が投げるボールを打つ練習ができなかった」ことによるものなのでしょう。
 とても性能が向上したピッチングマシーンを使った練習により、21世紀の高校生バッターは150km/hの投球も打つことが出来るようになったと言われてきましたが、試合において打球を遠くに飛ばすためには、「人が投げるボールを打つ」必要があるということになります。
 私には「大発見」のように感じられるのです。

 「人が投げるボールを打つ」練習によって、打撃におけるどの要素が鍛えられるのかは、私には分かりません。タイミングの取り方なのか、力の入れ方なのか、あるいは「打撃フォーム」そのものなのか。
 パワーアップでは無いような気もしますが・・・。

 この「大発見」を分析することによって得られる情報が、今後の高校野球のトレーニングにどのように活用されていくのか。

 高校野球の進化は止まらないのでしょう。

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2020年甲子園交流試合(無観客)・ホームランの減少  
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