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HOME   »   テニス  »  [ウインブルドン] あまり面白くなかった準決勝
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 ウインブルドン2013の男子シングルス準決勝第一試合は、2013年7月5日にセンターコートで行われました。
 ジョコビッチ選手(セルビア)とデル・ポトロ選手(アルゼンチン)の対戦でした。試合は、フルセットとなり、4時間43分というウインブルドン大会史上最長の男子シングルス準決勝となりました。
 この熱戦を制したのはジョコビッチ。第一シードの面目を保ち、2年振りの決勝に駒を進めました。

 これだけの大熱戦だったのですが、正直に言ってあまり面白くありませんでした。その理由は

① ベースラインでの打ち合いばかりの単調な試合であること

 この数年のプロテニス大会に共通していることなのですが、両プレーヤーがベースラインに陣取って、パッシングショットのラリーが続きます。
 かつての「サーブ&ボレー」といったプレーは、ほとんど見ることが出来ません。パッシングショットの強さ・速さ・精度が向上したために、前に出ても簡単に抜かれてしまうことが原因だと思いますが、結果として両プレーヤーがベースライン上を左右に動き、打ちあうという試合ばかりになってしまいます。
 そして、ラリーが長々と続くことも珍しくありません。

 もちろん、パッシングショットにもドライブやスライスなど、様々な違いがあり、そのスピードにも変化があることは解りますが、戦術面のバリエーションに乏しいことも事実でしょう。

 例えば、かつてのビヨルン・ボルグとジョン・マッケンローのゲームの様に、ベースラインで待ち受けるボルグに対して、前後の動きで対抗するマッケンローといったゲームに比べれば、変化に乏しいことは明白だと思います。

② チャレンジ制度

 チャレンジ制度が導入されて相当経ちますが、プレーヤーがその使い方に慣れてきたためか、制度が変わってきたのか、ラリーの途中でチャレンジします。つまり、そこでプレーが中断されるのです。
ラリーを熱心に見ている観客は、突然訳も分からないタイミングでプレーが止まることを楽しいとは思わないでしょう。

 およそ、全てのスポーツでプレーヤーが、まさに動いている途中でプレーを中断できるのは、現在のテニスだけでしょう。スポーツにおいては、プレーを中断できるのは審判だけであるべきだと思います。
 ボールがインなのかアウトなのかは、審判が判定すべき問題です。そこに機械を使うことについては何の問題もないと思います。

 現代のプロスポーツにおいては、選手と観客が対等の立場にある2大要素だと思います。プロテニスのゲームにおけるチャレンジという制度は、選手に寄り過ぎた制度ではないでしょうか。(アメリカンフットボールNFLのチャレンジ制度とは、全く異なります)

③ 長すぎる試合時間

 これは、結果としてということですが、5時間に近いゲームというのはやり過ぎだと思います。①②の理由で、平均的な試合時間は昔に比べて長くなっていると思います。(②のチャレンジが成功すると、当該ポイントは無かったことになり、やり直すのです)

 試合時間が1時間なのか5時間なのか予想できないスポーツというのは、高度に時間管理された現代社会には向いていません。クリケットのようなスポーツを除けば、いわゆる世界中で行われているメジャープロスポーツで、試合時間が4~5倍になる可能性があるのは、テニスだけだと思います。

 「これが伝統だ」と言い切る人も居るのでしょうが、ファンの数が減少する一因となることは、容易に予想できます。
 5時間ともなればスタンドに居る観客の健康面も、十分に考慮する必要があるでしょう。

 テニスは人気のあるスポーツです。アマチュアプレーヤーの娯楽と健康の維持増進という点からは、今後もテニスの人気は続いて行くことでしょう。

 一方で、プロスポーツとしてのテニスについて言えば、そろそろ根本的な見直しを行う時期が来ているように感じるのです。
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