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HOME   »   ゴルフ  »  [日本女子オープンゴルフ選手権2020(無観客)] 原英莉花選手と小祝さくら選手の激闘
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 10月1日~4日にかけて、ザ・クラシックゴルフ倶楽部(福岡県)を舞台に開催された、日本女子オープン2020は、原英莉花選手の優勝で幕を閉じました。

 2日目からは、原選手と小祝さくら選手の「一騎打ち」の様相を呈した大会となりました。

[10月4日・日本女子オープン2020通算成績]
1位 原英莉花選手 272打・16アンダーパー
2位 小祝さくら選手 12アンダー
3位タイ 上田桃子選手 8アンダー
3位タイ 仲宗根澄香選手 8アンダー
5位タイ 蛭田みな美選手 7アンダー
5位タイ イナリ選手 7アンダー

 2日目を終えて、小祝選手が9アンダー、原選手が6アンダーと、小祝選手が3打差でトップに立ちました。原選手が2位でした。
今シーズン好調なプレーを維持している小祝選手が、優位にトーナメントを進めていると感じました。

 しかし3日目の前半9ホールで、小祝選手は大きくスコアを崩してしまいます。
 ボギー、ダブルボギーを重ねて、今シーズンここまでのプレーからは想像しにくいほどの崩れ方でした。
 後半持ち直し、第3ラウンドを1オーバーで凌いだところはさすがでしたが、この間に、原選手が大きくスコアを伸ばしたのです。

 原選手は第3ラウンドを6アンダーでクリアしました。
 小祝選手を逆転し、通算12アンダーまでスコアを伸ばしたのです。
 小祝選手は8アンダーの2位ですから、「4打差」を付けて、最終ラウンドに臨むこととなりました。

 我が国の女子ゴルファーであれば誰もが憧れる「女子オープン」、このビッグタイトルに向けては、「4打差」でも十分とは言えないのは当然のことですし、こうした「一騎打ち」の形になって、最終ラウンドを同組で回ることになった場合には、「どちらかが大きくスコアを乱す」ことも多いと言われていましたから、4日目の対決に注目が集まりました。

 最終日のラウンドが始まりました。
 そして、2名の女子ゴルファーは、大相撲風に表現すれば、「がっぷり四つ」のラウンドを繰り広げたのです。

 この「がっぷり四つ」のラウンドこそが、2020年の女子オープンを象徴する「絵」だったのでしょう。

 最終日の前半9ホールでは、原選手は2バーディ・1ボギー、小祝選手は3バーディ・2ボギーとして、共に35打でラウンド、1打ずつスコアを伸ばしました。
 「4打差」は不変でした。
 
 原選手が1番ホールをバーディとし、小祝選手が2番ホールでボギーをたたいた時には、その差が6打にひらきましたけれども、小祝選手はここから盛り返し、「4打差」をキープしたまま、サンデーバックナインに突入したのです。

 そして、「がっぷり四つ」を象徴する11番パー4に来ました。
 
 小祝選手の第2打は「ベタピン」のスーパーショットでした。
 バーディは確実な状況。
 このホールで原選手がボギーとするようなら、差は一気に2打に縮まります。

 国内最高のビッグタイトルを前にしての、原選手の第2打となったのですが、何と、こちらも「ベタピン」だったのです。

 ビッグトーナメントにおいて滅多に観られない、本当に素晴らしい、「ベタピンの応酬」でした。

 11番ホールを両選手がバーディとした時、原選手の勝利がぐっと近づいたと感じました。

 両選手は続く12番パー5も、共にバーディとし、13番パー3では、原選手がチップインバーデイを奪いました。
 このバーディによって、勝負は決まったと思います。

 小祝選手も、「女子オープン」の最終日を4アンダーで回ったのですから、決して悪いプレーをしたわけではない、というか、通常の「女子オープン」ならば逆転していても不思議では無い、良いラウンドだったのです。

 しかし、この日の原選手の落ち着き払ったプレーは、その上を行きました。
 ビッグタイトルへのプレッシャーは有ったものと思いますが、プレーは「淡々」と進めていたようにさえ観えました。
 その心身の強さは、素晴らしいレベルでしょう。

 これまでは、抜群の飛距離を誇りながら、トーナメントのどこかで崩れてしまうことが多いと言われ、ツアー1勝に止まっていた原選手が、2勝目で最高のタイトルをものにしました。

 一皮むけたというか、「一段強くなった」と観るのが良さそうです。

 黄金世代の主要プレーヤーとしての、原英莉花選手の今後の国内外における活躍が、本当に楽しみです。

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