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HOME   »   MLB  »  [オールスターブレイク①] 日本人野手の伝統を継ぐプレーヤー達
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 MLBはオールスターウィークに入りました。シーズンの前半を終えたというところでしょう。
 実際には、各チームとも95試合前後を消化していますから、162試合のシーズンの過半を過ぎているのですが、今後の67試合前後のゲームは一段と密度が濃くなりますから、レギュラーシーズンを山登りに例えれば、やはり5合目を越えた辺りということが出来ます。

 このMLB前半を振り返って、いくつか書いてみます。

 今回は、青木宣親選手と田中賢介選手です。

 MLBの日本人選手の野手を代表するプレーヤーといえば、イチロー鈴木選手と松井秀喜選手でしょう。
 イチロー選手は、ヒットメーカーとしてMLBに偉大な足跡を残し、現在も記録を伸ばし続けています。シーズン最多安打記録262安打やデビュー年のシーズンMVP獲得、オールスター戦10年連続出場などなど、日本人野手がMLBで十分に通用する、それもトッププレーヤーとして通用することを示しました。

 松井選手は、長距離打者として、そしてクラッチヒッターとしてMLB史上で輝きました。2009年ワールドシリーズMVPは不滅の記録ですし、2007年7月の月間13本塁打は、日本人プレーヤーがパワーヒッターとしてもMLBで通用することを示しました。

 この2人に続けとばかりに何人もの日本人野手がMLBに挑戦しましたが、満足な成績は残せませんでした。この2人と、それ以外の日本人野手の違いは色々と指摘できると思いますが、私は「連続出場」だと考えています。

 松井秀喜選手は、ご承知の通り、2006年5月の左手首骨折まで、MLBデビュー以来500試合以上の連続出場を継続していました。日米通算では1768試合連続出場だったのです。MLBでは、試合数が多く20連戦が当たり前ということもあって、野手も20~30試合に1試合位のペースで出場しないゲームがあるものですが、松井選手はヤンキース入団以来500試合以上休み無く、試合に出続けたのです。

 これ自体が凄いことですが、当然ながら「相応の成績」を上げ続けなければ、使ってもらえない訳で、松井選手は「休まなくても大丈夫」な頑健な肉体・精神を保持していたことと共に、「連続してチームに貢献できる成績」を残し続けたことになります。

 イチロー選手は監督指示による休みを受け入れていましたので、連続試合出場記録こそ残していませんが、シアトル時代には常に「チームで最も休みが少ない野手」でした。私は、イチロー選手の様々な記録の中で最も素晴らしい記録が、この点なのではないかと考えています。
 ヤンキースに移籍後も、この点は不変です。39歳になっても出場し続けることが出来ることは、本当に素晴らしいと思います。

 この「連続出場」という点が、この2人以外の日本人野手には出来ませんでした。成績面もありますが、やはり怪我や故障の影響が大きかったと思います。その意味では、イチローと松井秀喜は、物凄く丈夫な心身を保持していた、いる、ということでしょう。
 私は、この「連続出場」がMLBにおける日本人野手の伝統だと考えています。

 そして今シーズン前半、この伝統を継ぐ選手達が登場しました。

 ひとり目は、ミルウォーキー・ブリュワーズの青木宣親選手です。日本プロ野球NPBを代表するヒットメーカーとして2012年にメジャーデビュー。2012年シーズンは、151試合に出場し、150安打、打率.288、10本塁打、30盗塁と1年目としては十分な成績を残しました。
 そして、2013年シーズン前半は88試合に出て104安打、打率.294とチームのレギュラーとして活躍し続けています。

 もちろん、NPBでは3度の首位打者を誇る青木ですから、現状の成績には満足していないと思いますが、何よりプレー振りが良いと感じます。遮二無二プレーに臨んでいる様子が、メジャーに馴染んでいます。MLBでは、アメリカ人プレーヤーはもとより、ベネズエラやプエルトリコといった中南米出身のプレーヤーも、常に全力のプレーを展開していると思います。この「全力感」を青木選手のプレーからも感じるのです。

 もうひとりが、サンフランシスコ・ジャイアンツの田中賢介選手です。今シーズンからメジャーに挑戦し、まずはマイナー(3A)のゲームで実績を積んで、この7月9日からメジャーのゲームに出場しています。現在6試合に出場し19打数6安打で打率は.316、NPB時代は内野手としてゴールデングラブ賞を何度も受賞していた田中ですが、MLBでは外野を守っています。また、これが上手い。

 メジャーデビューしたてのプレーヤーですが、プレー振りを観ると、長く活躍できそうな感じがします。

 イチローと松井秀喜が、アメリカンリーグALの所属であるのに対して、青木と田中賢介はナショナルリーグNLです。日本のMLBファンは、これまでALに偏った情報?を得てきたように思いますが、これからはナショナルリーグの情報も沢山入手できそうです。

 青木宣親選手と田中賢介選手には、「MLB日本人プレーヤーの伝統」を受け継ぎ、いつも試合に出ているプレーヤーになっていただきたいと思います。
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