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HOME   »   陸上競技  »  [インターハイ100m] 桐生選手 10秒19で優勝
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 全国高校総合体育大会・インターハイ2013の陸上競技男子100m競走の決勝は、7月31日に行われ、京都洛南高校の桐生祥英選手が10秒19のタイムで優勝しました。
 10秒19は大会新記録でした。(追い風0.1m、ほぼ無風)

 とても良いタイムでの優勝だと思います。このところの桐生選手の走りは、30m~60mあたりの走りに硬さが目立ち、加速が不十分でしたが、相当改善してきたのでしょう。
 予選が10秒50、準決勝が10秒32というのも良いタイムです。準決勝のタイムは、例年なら十分にインターハイ優勝に相当するもので、こうしたタイムを準決勝段階で叩き出せるというのは、桐生選手の地力が上がってきている証左です。

 ファンの中には「また9秒台が出なかった」とお嘆きの向きもあろうかと思いますが、桐生選手の実力は相当上がってきているけれども、まだ「常時9秒台を出せる」水準ではありませんし、「時々9秒台を出せる」水準でもなく、「条件がそろえば9秒台を出せる」レベルだと思います。
 いわゆる黄色人種で、100mを9秒台で走った選手は、これまでひとりも居ないのですから、桐生選手が到達しているレベルは極めて高いものと言えます。

 100m競走の世界記録9秒58を持つウサイン・ボルト選手が、先日9秒85の今季最高記録で走りました。世界選手権に向けて調子を上げつつあるボルト選手の自らのピークタイムとの差は、9.58マイナス9.85ですから、0.27秒です。
 おそらく、ボルト選手は9秒85前後のタイムであれば、大会の決勝レースを5回走って4回は出せると思います。もちろん、ボルト選手も今季当初の大会では、10秒以上かかっていることもありました。
そういう水準の選手が、ピークでは9秒60を切ってくるのです。

 一流スプリンターの平均タイムとピークタイムの差は0.2~0.3秒位だと思います。
 従って、各々のランナーにとっては、決勝レースを5回走って4回出せるタイム(以下、ベースタイムと表記します)が、どのレベルかということが重要になってきます。

 桐生選手のベースタイムは10秒20前後になってきているように思いますから、自らの心身の調子が良く、気温も暑からず寒からずで、追い風1~1.5mといった条件が揃えば、9秒9台の後半のタイムを出せると考えるのです。

 桐生選手は、今回のインターハイ優勝を「初めての日本一」ということで、とても喜んでいると報道されています。

 昨年秋、彗星のように現れ、同年代の世界最高タイムを叩き出し、今シーズン当初から、日本のトップランナーとして扱われて、大学生、社会人という大人の人の大会を連戦し、世界の大会にも突然登場してしまいましたから、「日本一」のタイトルを取る暇が無かったのです。

 普通であれば、高校生の大会を総なめして、「高校界に敵無し」となってから、大人の大会に進出するものですが、桐生選手の場合は、登場が高校2年生のシーズン終盤であり、その実力が伸びる速度が、通常の一流ランナーを遥かに超えるものだったために、高校生の大会でも1位になった経験が無く、大人の大会でも1位になった経験が無いという、ある意味では珍しいランナーとなったわけです。

 インターハイ(高校総合体育大会)優勝という勲章も手に入れて、これで安心して?世界選手権大会に挑むことが出来るようになりました。調子も上がってきています。

 8月10日からロシア・モスクワで行われる世界選手権陸上2013が、本当に楽しみです。
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桐生選手・インターハイ100m優勝  
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