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 最高気温が30度を越える暑い日が続いています。日本の夏なのですから、当然といえば当然なのでしょう。

 日差しも強烈な環境下、真昼間に走っているランナーが居ます。皇居の周りをはじめとして、ヒートアイランドといわれる都心を走っているランナーや、多摩川や利根川といった河川縁の走路、そして普通の住宅地の道路と、様々な場所を、いわゆる一般のランナーが走っています。それも、沢山のランナーが走っています。

 おそらく、趣味と健康維持のために走っているランナーが多いと思います。中には、週末の土曜日・日曜日に、全国各地で多数開催されるマラソン大会、ハーフマラソン大会、クロスカントリー大会等に出場しているランナーの方々も多いのでしょう。
 適度な運動は、健康管理のために良いと思いますし、中でもランニングは、その手軽さにおいて、日常の運動には向いているのでしょう。

 しかし、気温が摂氏30度以上で、強烈な太陽光線を浴びながらの長距離ランニングは、いかがなものでしょう。言うまでも無く、熱中症や脱水症状に繋がりやすい、とても危険な行為ですし、そもそも「気持ちが良い」とは到底思えません。趣味とは、とても考えられないスポーツです。

 暑くて汗だくになり、今にも倒れそうな様子で、よたよたと走っているのを見ると、これは止めたほうが良いと思いますが、それでも毎日のように、真昼間、走り続けるランナーが多いように思います。
 
 競技スポーツとしてのランニングであれば、夏でも練習を休むわけには行かないのでしょうが、それでも十分に対策を取り、可能な限り涼しい時間帯に練習するのでしょう。選手も、体を壊してしまっては何にもなりませんから。
 それが、一般の人・素人ランナーが、極めて危険な環境下で、毎日走り続けるというのは、理解できないことです。

 どうして、こんなに危険なランニングを続けるのでしょう。

①「修行・苦行」のような感覚なのでしょうか。「苦しさを乗り越えたところに喜びがある」といった感性のランナーが多いのでしょうか。
 先日も知人から「去年の8月はトータル200km走った。今年も200kmは越えたいんだよね」という話を聞きました。自慢話なのかどうか、よく分かりませんでした。

②劣悪な環境下で走る方が、体を鍛えるのに向いていると考えるのでしょうか。これは、明らかに間違っています。心臓をはじめとする内臓や全身の筋肉に、悪影響を与えるリスクは高いと思いますが、良いことは何ひとつ無いでしょう。

③習慣になっているのでしょうか。もし、そうであれば、夏や冬の劣悪な環境下では、実施内容を変更すべきでしょう。走る時間帯を変更し、走行距離も短くするといった具合です。

 どうやら①が最も考えられる理由のようです。
 そうすると、こうしたランニングは宗教に近いのかもしれません。もはや、趣味や娯楽、健康維持のためのスポーツでは無いようです。

 私の周囲にもランニングを趣味にしている人が、相当数居ます。そして時々「○○さんも、走ってみない?」と勧誘されます。「遠慮しておきます」と答えます。
 しばらくすると、再び「今週末に○○山を走るんだけど、来ない?」と誘われます。

 この勧誘行動の継続力の強さを考慮すると「ランニングは宗教」に近いと、改めて感じてしまいます。ご自分が、趣味として楽しくて、健康維持に良いと感じているのは良いとして、周りの人に勧め過ぎるのも、「普通ではない」感じがします。

 「普通ではない」という意味で、頭書の真夏・真昼間のランニングと共通したものを感じてしまいます。
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