FC2ブログ
HOME   »   野球・ベースボール全般  »  [U-18野球ワールドカップ] 日本代表チームの健闘と木製バット
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 国際野球連盟IBAFが主催する、16歳から18歳までのプレーヤーによって争われる「U-18野球ワールドカップ」の2013年大会の決勝戦が、9月8日、アメリカ代表と日本代表の間で行われ、アメリカが3-2で日本に競り勝ち、優勝しました。

 1981年から始まったこの大会ですが、開催時期が夏の甲子園大会と重なるため、実質的な日本代表チームが参加したのは2004年が初めてであり、本2013年大会が3度目の出場であると思います。
 過去2度は、2004年が準優勝、2012年が6位でしたから、2013年大会は優勝が期待されました。

 2013年日本代表チームは、夏の甲子園2013で活躍した選手を中心に、地方大会で敗れたチームからも選手を選出し、真の日本代表チームになっていたと思います。

 日本は1次予選、2次予選と快進撃を続けました。2次予選では優勝候補のキューバを相手に10-0のコールド勝ちを見せるなど、特に打線の好調が目立ちました。

 決勝戦は、日米両先発投手(日本は神奈川・桐光学園の松井投手)の好投で投手戦となり、前半は日本がやや押し気味に進めましたが、アメリカに先制を許し、その後の競り合いをアメリカチームが制した形でした。どちらが勝ってもおかしくないゲームであったと思います。

 日本代表チームは、今回も優勝できませんでしたが、日本の16~18歳のプレーヤーによるベースボールが、十二分に世界に通じることを示したと思います。

 この大会は、2015年からは「U-18ワールド・ベースボールクラシック大会」に引き継がれることになっています。日本代表チームの今後の活躍が、とても楽しみです。

 さて、この大会は木製バットを使用する大会です。8月の中旬まで、甲子園大会で金属バットを使っていたプレーヤーが、2週間ほどの期間で木製バットに慣れるという、大変難しいことを期待される大会です。

 日本代表チームの打者は、この難しい課題に良く対応しました。韓国戦、キューバ戦の10得点・コールド勝ちは、普段金属バットで練習・試合し、少し前まで甲子園で金属バットを使って厳しい戦いを演じていた選手達とは思えない、素晴らしい活躍でした。さすがに我が国を代表する高校球児達です。その運動能力の高さを誇りに思います。

 とはいえ、野球・ベースボールというスポーツとして考えれば、やはり普段から「世界標準」のプレーをさせてあげたいとも思います。

 日本の高校野球に金属バットが導入されたころを思い起こしてみると、バット購入費用の問題が一番大きかったと思います。
 硬式野球というのは、お金がかかるスポーツなのです。特に、ボールと木製バットの費用が大きい。ボールは、使っていくうちに紐が解けたり汚れたりします。練習後、ボールを綺麗にメンテナンスするのは、下級生の大切な仕事です。日本プロ野球で、ファウルのボールを観客に進呈するようになったのは、それ程昔のことではありません。プロ野球においてさえ、ボール費用は無視できないものなのです。
 木製バットは、打ち方が悪ければ直ぐ折れます。当時1本3000円位だったと思いますが、技術が低いプレーヤーほど次々に折れますから、その費用は大きなものになります。

 スポーツに力を入れている私立高校ならまだしも、公立高校では木製バット費用を負担するのが大変であること、新しく硬式野球部を創設しようとした場合にはこの費用負担が大きな壁になる、ということで、金属バットが導入されました。
 折れにくい(壊れにくい)金属バットは、野球部の財政面を劇的に改善しました。この施策には、相応の効果があったと思います。

 しかし野球は本来、木のバットでプレーするものです。大学野球、社会人野球、プロ野球、いずれも木製バットです。
 加えて、野球の国際大会が増えてきていて、U-18ワールド・ベースボールクラシック大会も始まります。日本の高校野球も、木製バットに戻せないものかと思います。

 そこで提案ですが、「木製バットを高校野球連盟が支給する」形はどうでしょうか。甲子園大会や地方大会、そのほかの主催大会の入場料を少し上げるなどして資金を造り、長さ・重さなど数種類のバットを用意して、各高校からの注文を待つ形です。もちろん、不要に過大な注文はチェックします。

 当たり損ねでも、振り切っていれば内野の頭を超えるというのでは、正しいプレーは期待できません。野球そのもののクオリティの維持のためにも、プレーヤーの成長にとって大切な高校時代のプレーに、木製バットを復活させたいものです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[凱旋門賞・前哨戦] キズナ号・オルフェーヴル号 共に快勝!
NEW Topics
[UEFA-CL2019~20(無観客)] 再開 ベスト8決まる。
[温故知新-陸上競技13] 男子3,000m障害 オリンピック金メダリストの記録
[全米プロゴルフ選手権2020(無観客)] コリン・モリカワ選手 初優勝
[MLB2020(無観客)・ナショナルリーグ] 8月8日終了時点の各地区の順位
[MLB2020(無観客)・アメリカンリーグ] 15ゲーム前後を終えての各地区の順位
[MLB2020(無観客)] ダルビッシュ有投手 2連勝!
[PGAツアー2019~20(無観客)] 全米プロゴルフ選手権大会 開幕
[ルヴァンカップ2020(観客数制限)] 三浦知良選手 53歳5ヵ月10日で先発!
[温故知新2020-陸上競技12] 男子三段跳び オリンピック金メダリストの記録
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] MVPは隠岐の海関
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] 照ノ富士関 5年振り2度目の優勝
[競馬コラム275] キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの勝ち馬
[MLB2020(無観客)] 田中将大投手 今シーズン初登板
[NBA2019~20(各種制限)] 再開 八村塁選手の活躍
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] 大一番 朝乃山VS照ノ富士
[欧州4大リーグ2019~20] 各リーグの優勝チームが決まりました。
[NPB2020(観客数制限)セリーグ] 巨人が首位
[NPB2020(観客数制限)・パリーグ] ソフトバンクが首位
[陸上・東京選手権2020(無観客)] 男子800m クレイ・アーロン・竜波選手 快勝!
[MLB2020(無観客)] 前田健太投手 今季初登板・初勝利
[MLB2020(無観客)] 大谷翔平「投手」 久しぶりの登板
[競馬コラム274] エネイブル号 G1レース11勝目!
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] 中日を終えて
[MLB2020(無観客)] ダルビッシュ有投手 登場
[MLB2020(無観客)] 大谷翔平選手 3年目のシーズンイン
[MLB2020(無観客)] 筒香嘉智選手 メジャーデビュー戦で2ランホームラン
[MLB2020(無観客)] 秋山翔吾選手 メジャー初打席・初ヒット・初打点
[MLB2020開幕戦(無観客)] マックス・シャーザー投手とゲリット・コール投手の投げ合い
[MLB2020(無観客)] ついに開幕 今シーズンの試合数など
[大相撲2020・7月場所5日目(観客数制限)] 5戦全勝の力士達
[セリエA2019~20(無観客)] クリスティアーノ・ロナウド選手 驚異の得点力
[競馬コラム273] ビワハヤヒデ号 30歳の大往生
[大相撲2020・7月場所初日(観客数制限)] お行儀の良い観客の皆さん
[ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020(観客数制限)] 一山麻緒選手と前田穂南選手
[FIFAワールドカップ2010準決勝] スペインチーム 「パスサッカー」の完成
[温故知新2020-陸上競技11] 男子400m競走 オリンピック金メダリストの記録
[NPB2020(観客数制限)] 戸郷翔征投手 開幕3連勝!
[NPB2020(観客数制限)] DeNA 7月15日まで16試合連続「○●○●・・・」のNPB記録更新
[大相撲2020・7月場所(観客数限定)] 活躍が注目される10名の力士
[温故知新2020-競泳8] マーク・スピッツ選手とマイケル・フェルプス選手
[リーガエスパニョーラ2019~20(無観客)] 久保建英選手 今シーズン4点目!
[アメリカ・カレッジスポーツ2020] アイビーリーグが秋季のスポーツを中止
[温故知新2020-ボート] 男子エイト オリンピックのメダル獲得チーム
[NPB2020・パリーグ(無観客)] 楽天ゴールデンイーグルスの快走
[NPB2020・セリーグ(無観客)] 阪神タイガース 3連勝
[温故知新2020-陸上競技10] 110mハードル 金メダリストの記録
[競馬コラム272-日本馬の海外挑戦14] 2011年 ヴィクトワールピサの快挙
[温故知新2020-競泳7] 男子100m自由形 オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技9] 男子200m競走 金メダリストの記録
[温故知新2020-自転車] 男子団体追い抜き オリンピックのメダル獲得チーム
Entry TAG
U-18野球ワールドカップ2013・日本チーム準優勝   高校野球を木製バットに戻したい  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031